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小学校受験で学力は計れているのか

小学校受験の試験内容は中学受験などとは大きく異なり、所謂ペーパーテストだけではなく集団行動の観察や体操などが組み込まれています。
はたして、そのようなテストで子供の学力は計れているのかについて考えてみたいと思います。

大学時代、所属していた並木・安藤ゼミは年に1回お受験幼稚園に赴き、知能検査を行っていました。
ゼミの大学生・大学院生など総勢30名ほどで幼稚園に行き、テストを行います。学生は各人任されたテストをひたすら繰り返していきます。
繰り返すうちに、いろいろと見えてきます。
前年と同じ問題だった場合、子供は覚えてきた回答を一生懸命言っています。自分の頭で考えて答えを言っている子ははっきりとわかります。

集計結果を見て、幼稚園の園長先生は概ね納得されているようでした。

計れていたものはIQの類のものだったと思っています。
試験時間は半日。
人手をかければある程度は学力は計れるのでしょう。

その他小学校受験でに実施されている行動観察や体操などは発達段階の確認や安定した学校生活を送れるかどうかの判断基準となっているのでしょう。


小学校受験で学力上位の子供を選抜することは可能だと言えるでしょう。

学力上位の子供を集めた学校でも学業不振とも言える子供が出てくるのはなぜなのでしょうか。

これも極めて簡単に説明がつくと思います。
地頭が良くても勉強しなければ出来る様になりません。
小学校の学習内容自体はそれほど大変ではなくても、日々の学習習慣が全くなければ差は広がっていきます。どこの小学校であっても自宅での学習習慣が無ければやはり差ができていきます。それが積み重なり選抜された市立小学校の児童であっても落ちこぼれは生じてくるのでしょう。
ただ、公立の小学校の落ちこぼれは6年生でカタカナが一部読めない。九九が一部できない。アナログ時計が読めない。など、生活に支障が出るレベルですが、私立小学校の落ちこぼれはそこまでひどくはないはずです。

学力は
能力×努力+環境
で決まると思っています。
努力ができるかどうかまでは小学校お受験では見抜けない。と言うのが結論と言えるでしょう。


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