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休み方の達人

集中力を発揮しないでやっている学習はほぼ効果がありません。

当たり前のことのようですが、これをしっかりと理解している人が少ないように思います。

小学校高学年で1回に集中できる時間はせいぜい30分です。
正確に言えば15分が2回。

15分間は誰であっても集中できると思って間違いありません。

思ったよりも短いと思います。
算数でちょっと難しめの大問を解いていたらそれだけで15分すぎてしまいます。

国語のちょっと長めの長文は本文を読んでいるだけで15分すぎてしまいます。

それで集中力が切れてしまったら入試問題が解けません。
そんな心配はいりません。入試という本番の時までに試験時間を集中できるようになれば良いのです。


15分という思ったより短い集中時間をどうやって伸ばしていくのか、ということを5年生以下お子様に対して考えていきましょう。

本当に集中力が切れてしまうのであれば、15分経ったら休みましょう。
しかし、休む時間はきっちりとタイマーで計ります。
最初は15分で5分休憩。

ここで保護者様が心配になります。
そんなに休んでいたら勉強が進まないのでは・・・。
大丈夫です。ちゃんと進みます。
ですが、休憩が終わったらすぐに始める。ここだけは守らせてください。

15分勉強+5分休憩+15分勉強+5分休憩+15分勉強+15分休憩・・・・

こんな風に70分を一区切りとして初めて見ましょう。
そして、この15分の休憩中は子供が何をやっていても親は何も言ってはいけません。youtubeを見始めたり、ゲームを始めたりしても何も言いません。でも、休憩の終わり時間が来たらたとえゲームが途中であろうと無常に止めてください。(5分前からカウントダウンをしてあげてください)

次第に慣れてくると、途中の休憩時間を短くできます。
15+5のセットが最終的には15+0まで行くことができます。
大事なのが長い休憩時間は15分のままにしましょう。
ここで気分転換を図るのです。

15分経ったら必ず休憩を入れる必要はありません。がんばって続けられていれば少し伸ばしても良いでしょう。

何が大事かというと、しっかりとお休みを取ることなのです。
結果として、集中している時間は長くなります。


あとやりがちなこと。
1日のノルマを達成して遊び始めると、「遊んでいるのならこれもやりなさい」と追加でノルマを出してしまうやつ。
これは、一生恨まれます。
遊んでいるのを見ると不安になるのはわかります。
「これ終わったらDisney+で映画見ようね」などと励ましながら、そして一緒に映画を楽しむ余裕を持っていただきたいと思っています。

メリハリは大事です。
お休みの達人になって、自宅学習の効果をあげていきましょう。



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