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広尾学園の海外大学進学実績と国内大学総合型選抜(旧AO入試)戦略

広尾学園の人気が止まりません。
広尾の本校に加えて新設校の小石川もすさまじい人気になっています。さらにもう一校増やすという噂もあります。

国内大学の進学実績は他校に比べて特別に良いわけではありません。ただ、注目するべきは海外大学の進学実績です。

広尾学園 22年度 184名 23年度 148名
渋谷渋谷 22年度 28名 23年度 41名
渋谷幕張 22年度 30名 23年度 16名
三田国際 4年間合計 195名
開成   22年度21名 23年度9名
筑駒  23年度4名

一人で3~10校合格しますので、進学実績は割り引いて考える必要がありますが、広尾学園の海外大学進学実績は群を抜いています。

海外大学進学の一番のハードルは語学力だと思われがちですが、実際は違います。国により制度は詳細はことなりますが、ほとんどの場合日本の総合型選抜(旧AO入試)が主流です。
そして、その次のハードルがお金です。
授業料と滞在費を合わせると都内にワンルームマンションを購入するほどの費用がかかります。
広尾学園にそれだけ裕福なご家庭が集まっているわけではなく、奨学金を得て海外大学に進学している生徒が多いことは間違いありません。

現在の大学入試の主流は一般入試です。そして、なぜだか進学校ほど総合型選抜で進学することを恥ずかしいとか下に見る傾向があるようです。
ですが、国立大学も含めて総合型選抜を増やす傾向になっている現状を考えると、その考え方は時代遅れとなるでしょう。

そうなると、総合型選抜の対策に長けた学校が強いわけです。
広尾学園が海外大学進学に使っているノウハウを国内大学の総合型選抜に利用し始めれば、国内大学の進学実績もすごいことになりうるのです。

他の私学でも見えていることや考えている学校はすぐに対策をしてくるでしょう。ですから、いつまでも広尾学園の海外大学進学実績1強時代が続くとは思いません。

広尾学園は管理型の学校ですので、合う合わないがはっきりでる学校です。

学校選びの際に東京大学の合格実績だけでなく、海外大学の合格実績も比べてみると、別のものが見えてきます。



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