見出し画像

0330 - 不思議な表現をする知人

t= 7 d= 3

もう知り合ってかれこれ15年以上になる音楽仲間(歳上でキャリア的にも大先輩な男性)の表現がなんとも独特だ。

例えば、彼はコーヒーが全く飲めないそうなのだが、単に苦手と言えば良いところ「僕はねー、コーヒーが全くダメなんでねー、コーヒーの匂いが飛んできたら避けちゃうんですよ」と語る。

コーヒーの匂いが飛んできたら避けちゃう。。。

匂いは漂うではなく飛んでくるものなのか。匂いは目に見えるものなのか。匂いはボールのように避ければやり過ごせるものなのか。疑問は募る。

また、以前彼は新幹線が好きと語ったのだが、その理由は「走っている感じじゃないから」だった。

車、バイク、自転車、電車などは走っている感じがして普通だが、新幹線だけ走っている感じじゃないから好きらしい。。。言っている意味がよく分からない。

「新幹線は、走ってるんじゃなくて飛んでる感じがするってこと?」と訊いてみたところ、返ってきた言葉は「いや、新幹線はね、突っ走ってるんだよ」と。

謎を解消しようとして、余計に謎が深まってしまった。結局どういうことなのか追及することができなかった。

もう1つ。ある飲みの席で「好きな女性のタイプは?」という話題になった際に彼の口から出た言葉は「普通がいいよ。うん、普通に可愛い娘」だった。

普通に可愛い娘。。。聞いた側が何の指針も持てない。案の定「もう少し具体的に」と突っ込まれたのだが、彼の補足はこうだった。

「だから普通に可愛い娘だって。普通に笑顔が似合ってて、普通に背が小さくて、普通に声が柔らかくて、普通に愛嬌のあるような娘だよ。僕の初恋の人がそういう人だったんだよ」

上記からこちらが汲み取れるのは「背が小さい」だけだ。それ以外は彼のパーソナルな部分すぎて基準が見えない。

このように、会話をすると頭にクエスチョンマークが浮かぶことが多いけど、彼の作る曲(歌詞)は言いたいことがしっかりと伝わってくる。やはり彼については不思議に感じる点が多い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?