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PMV02期 学級通信Vol.3

こんばんわ!
プロトアウトスタジオの法人クラスPMV02期の担任をしております、りっくです!

前回 に引き続き学級通信という形で、授業でやったことの紹介や、授業アンケートに回答をしていきます!

Lesson3 RPA~事務作業を自動化できるソフトウェアロボット技術~

RPAとは「Robotic Process Automation」の略語で、パソコンで行っている事務作業を自動化できるソフトウェアロボット技術のことです。 RPAはパソコン上で人が日常的に行っているマウス操作やキーボード入力などの操作手順を記録し、それを高速で正確に実行することができます。
エクセルのマクロをもっと範囲を拡大して強力にしたものというイメージでもいいかもしれません。「数百ある取引先の契約書のPDFのファイルから、特定の会社のものだけ抽出して別のフォルダに移動」なんて手作業でやったら何時間とかかるようなことも一瞬でできます!

授業ではPowerAutomateDesktopというMicrosoftが出している無償のRPAソフトを利用しました。(macOSだと標準でautomatorというRPAソフトが入っています)

意外と簡単に使えるのですが、「便利なのはわかるけど、実際にどう使えばわからない。。。」という声も多かったです。
授業内ではディスカッションを重ね、日付の計算の機能とメール送信の機能を組み合わせて、締切日の自動で通達するのはどうだろう?といったディスカッションを通じてみなさんアイデアを見つけられました!

 企画編授業

「業務改善をすすめていく上で、必要になるヒューマンスキル」の授業では、「作った試作品を試してもらい、感想などをインタビューするにはどのように進めたらいいか?」という内容で、以下の3つのテクニックを学んだのち、実際にお互いインタビューを行いテクニックを練習しました。

  • オープンエンドクエスチョン(YES/NOで答えられない、自由に解答できる形式の質問)

  • アクティブリスニング(相手の話をしっかり聞いている態度を示すことで、相手が話しやすい環境を作る)

  • 自己開示(適度に自分の話をすることで、相手に心理的な安全感を与え、話しやすい環境を作る)

これまでの宿題でも、職場の人に、作ったものを見せて感想をもらうというのは何回もやってきていましたが、なんとなく上手くできない人も、できる人もいました。
今回「相手が、意識的に話しやすい環境を作ってくれる状態でインタビューをされる」という経験をしたことで、自分がインタビューをするときに気をつけないといけないことが掴めたのではないかと思います!

前回の宿題のミスがありました

前回の宿題で、PMV01期の資料がミスで残ったままになっており「次の授業の予習をしてくる」という宿題を実行してしまわれた方がいて、お手数をおかけしました。
予習できるのは素晴らしいのですが、PMV02期の授業は、宿題で一杯一杯になるだろうから予習までは難しいだろうというスタンスなので、予習についてはやらなくて大丈夫です!
その分、宿題の精度をあげたり、最終制作に向けてアイデアを膨らませるために時間を使っていただけたらと思います!

授業感想

インタビューの練習は、とてもよかった。具体的に良かった点がフィードバックされたときなどは、よいのかどうかこれまでわからなかったので、確信が出来ました。引き続き、この点は、忘れずにコミュニケーションとっていきたいです。

授業アンケートより

普段の会話で自分がなんとなくしていることでも、客観的に言葉で「良いですね!」と指摘されると自信になりますよね!
よいインタビューが安定していつでもできるようになるためには、自分が無意識にやっていることを認識し、やるべきことをテクニックとして整理することが必要ですが、お互いに意識しながらインタビューをするという体験から学びがあったようで嬉しく思います!

できないことはできない、もっと他のやり方があるということを丁寧にはっきりと教えてくれるので、軌道修正がしやすい。

授業アンケートより

授業で、たくさん役立つ技術を学んでいただくわけですが、もちろん技術は魔法ではないので、どんなときでも便利という訳ではないですし、適材適所があります。せっかく覚えた新しい技術を積極的に使ってみることも大切ですが、デジタルの向き不向き、そもそも業務のフローに改善点はないかなど、技術を使うことばかりに捉われず、幅広い視点から考えてみることが大切だと思います!
ちょうど最近、そういう話題の記事を見かけたのでぜひ読んでみて欲しいです!


請求書の仕分けの自動化など、AIの画像判定でもできるが、PADのほうが、格段に速く、簡単にできることを学び、自分の中でなにかを作りたいと思った時、どのツールが一番効率的で効果的かを取捨選択できるようになってきているように思えた。

授業アンケートより

技術を学び、手札がどんどん増えて、より効果的な手段を選ぶことができる。というのは、まさに学ぶことの醍醐味ですね!
授業で技術を伝えられるのはたった4回しかないのですが、学んでほしい技術は山のように残っています!!なので卒業したあとも、仕事の合間を縫ってすこしずつ学んでいってくれると本当に嬉しいです。

技術だけでは人を動かすのは難しく、周りの同意を得ながら進めるためにうまくインタビューしていく必要があると思いました。

授業アンケートより

おっしゃる通りで、「なにか便利なものを作りました!」だけでは、なかなか人を動かすのは難しいですよね。
入学式で、プロトアウトの授業では「技術力だけではなく、発信力も鍛えていく」という旨の話をしましたが、その理由をまさに、実感されていて素晴らしい経験をされていると思います!
便利なノーコードツールがたくさん出てきて、ちょっとしたシステムなら誰でもパパッと作れちゃう世の中になっていますが、人を動かすという技術は誰でもできるわけではなく、これからの会社や組織でかなり大切な力になるのではないでしょうか。

次回、Lesson4〜Glide・スプレッドシートからお手軽にアプリを作ろう〜

次回はいよいよ技術を学ぶ授業は最後となり、それ以降、最終制作に向けて実装をしていくフェーズになります!お楽しみに!!

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