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発達障害とグレーゾーンの境界

今回は「発達障害」と「グレーゾーン」の境界について

主観にもなりますが
わたしが実際に発達障害の検査入院を行い、その際に専門医から聞かせて頂いたお話の内容を踏まえ
説明をしていきたいと思います

まず、発達障害かどうかをどの様に診断されるのか、というと

・当人の供述と知能・身体検査
・心理テスト
・今までの生立ち・経歴
・家族への事前調査
・同行者(基本的に家族)からの供述

といった情報を基に

検査項目の数値がある定数に達し

且つ、今まで発達障害と診断を受けた患者さんとを照らし合わせ
適合し得ると判断された場合に

発達障害

として診断を下される様です

わたしの場合は

特定の検査項目にASD【自閉症スペクトラム症】の兆候がみられる
ということでしたが
その他の検査、生い立ち、経歴、そして同行者(わたしの場合は母)からの供述などを踏まえた結果

発達障害にはあたらない

という診断が下りました

担当の医師によると

「こうだったら発達障害」
という医学的根拠が確立されているわけではなく
生活をしていく上で社会に適応することが著しく困難(円滑なコミュニケーションがまったく取れないなど)であるとみられた場合に発達障害と診断を下すケースが多い

というお話でした

そして、グレーゾーンついて聞いてみたのですが

「発達障害であるという診断に満たない人を近年そう呼ぶ様になっているみたいですが、流行り言葉のようなもので、障害ではなく、現段階で発達障害の条件に満たない状態を診断することは難しい」

と、説明をされていました

これらを踏まえ、まとめると、発達障害とグレーゾーンの境界は

社会生活が著しく困難か、そうでないか

医師の診断が可能⇄発達障害
医師の診断が不可⇄グレーゾーン 

ということになるかと思います

発達障害とグレーゾーンについては、ネットなどで散見される内容が実情でもあるようです

また、説明を受けた際のニュアンスから
診断については医師の経験による主観も交えられる様子があったため

病院・医師・状況や状態が違えば発達障害と診断されたり、そうでなかったり

というこは起こり得るとも感じました

ここまでが発達障害とグレーゾーンの境界に関する内容となります


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※この先は担当医師から受けた話の続きになりますが
わたし個人の内容が多く、当時のわたしの感情も含めた内容を綴っています

不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、この先の閲読のご判断はお任せ致します

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上記内容の説明が終わった後

わたしの場合、こここら更に付け加え言われたことがありました

「omotさんの場合、文武両道で学生生活を過ごし、友人もいて、容姿も整っていてる。それを活かす仕事もできていますし、その他にも様々な仕事をしてきている様で、問題なく見えます。今こうしてお会いしてみても、生活が困窮してしまう様に見える様子はなさそうですが」

このフレーズを聞いた後
わたしは先生に激昂をしてしまいました

わたしが、対人関係(コミュニケーション)、スポーツ(特に球技・体操)が苦手で、必死に克服してきたこと

そうなれるまでに、苦労を重ねてきたことを

先生は理解されていらっしゃらない

容姿は両親に感謝をしています

ですが、主に精神・心理面を診られる専門である方が、見た目や外的要因だけに注目をされ、判断をされるのか

怒りを露にしました

ただ、今までのわたしの全てを先生が知っているわけではなく
あくまで検査時の情報での判断と、対峙した際の見解です

また先生は臨床心理士やカウンセラーではなく医師であり
わたしが色々と質問を重ねたことも、原因としてはあったかと
今になって思うところがあります

(なので、今度お会いする機会があったら謝りたいと思います)


その後、わたしが駄々を捏ねている様に思われたのか

先生は再度

「特定の検査数値からはASDの傾向は見られますが、先程も言いましたが、グレーゾーンという障害名はなく、医師としてこれ以上の診断を下すことはできないのです」

と、念押しをされました

©︎ 赤坂アカ/かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

おそらく、側から見たらこのような状況だったかと

…おや、誰か来たようだ

(そしてこの時、発達障害ではなく鬱病の診断が下り、面談は終わりました)

今では冗談にしながら話もできますが、当時は感情も乱れていましたし
やはり冷静に傾聴することはできませんでした

もう一度になりますが、担当してくださった先生には謝りたい


取り留めがないまとめとなりますが、発達障害の検査入院の機会は
発達障害の実情を知れたことの他に、メンタルは大切、と改めて感じるよい経験にもなりました

この経験と
先生をはじめ、携わって頂いていた方々に感謝

また今回は綴れなかった
「どのような生立ちの人が発達障害と診断されやすいのか」
というのと
「精神病棟での2週間の入院で感じたこと」
ということついても、次回以降、綴ってみたいと思います


今回はここまでに

ここまで読んでくださり
ありがとうございます

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