「思い通りにならない」という悩み

対人関係には、多くの悩みがあります。
中でも多い案件。
それは、
他人や相手が、自分の思い通りにならない――ということではないでしょうか?

「自分1」は、勝手気ままでわがまま。
だから、自分の考えを押し通したい。
何でも自分の思うとおりにしたい。

もし、どんなことでも、
思ったことは、その通りになる。
これは、愉快でしょう。
痛快でしょう。

でも、残念ながら、そうそううまくはいきません。

自分の考えを押し通したい。
何でも自分の思うとおりにしたい。
これは、どういうことかというと――。

「自分1」のわがままは認めるけれど、
「自分2」や「自分3」「自分4」・・・の、わがままは認めていないのです。

「自分2」や「自分3」・・・も、勝手気ままでわがままであってみれば、
それぞれが、
自分の考えを押し通したいのですよ。
何でも自分の思うとおりにしたいのですよ。

だから、
「自分1」に、やりたいことがあったとして、
それが、
「自分1」の思い通りになんかならなくても当然のこと。

思い通りにならないからといって、
カリカリしないこと。
イライラしないことなのです。

「自分1」がカリカリしたところで、
「自分1」がイライラしたところで、
それは、所詮、「自分1」だけの問題。
「自分2」「自分3」・・・にとっては、
何の関係もないのです。
他人ごとでしかない――。

そうだとしても、
「自分2」「自分3」・・・が、
「自分1」のことを分かってくれたっていいじゃない?
理解してくれたって‍いいじゃない?

そうですよね。

でも、そんな要求をしたところで通用しないのですよ。
(「自分2」「自分3」・・・が)それに応じるかどうかは、
「自分2」「自分3」・・・の”勝手”なのだから。

「じゃあ何もやるなってこと?」
「何もできないってこと?」
そうじゃあありません。

思い通りにならないことがあったら、
さっと切り替えることです。

別のやり方を考える。
別のことをやる。
あるいは、時の熟すのを待つ。
そんな感じ。

無理やり我を通すと、
お互い傷つくだけですよね。

真州斎・代理人


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