見出し画像

内燃機関のアイデアメモ1ー吸気脈動の制御

シンセティックジェットアクチュエータ(Synthetic Jet Actuator)は、流体力学的に空気の流れを制御する技術です。このアクチュエータを使って、エンジンの吸排気脈動を制御することで、吸気効率を向上させることができるかもしれません。

スピーカのような仕組みで、アクティブキャンセラとしてサージタンクや吸気経路に取り付けることが考えられます。この方法で、吸気脈動を抑え、吸気効率を向上させることが目標です。吸気脈動とは、エンジンが吸気する際に生じる正負の圧力変化のことです。

スピーカユニットやパッシブラジエーター、共鳴装置などを組み合わせることで、充填効率を向上させることができるかもしれません。ただし、大型化が問題となる可能性があります。現実的な範囲で装置を設計すれば、吸気効率を5~10%程度向上させることが可能かもしれません。

最初に考えられたサージタンク内や吸気バルブ周辺の圧力を上げる構造ではなく、シンセティックジェットアクチュエータを使用することで、効率的に充填効率を上げることができそうです。ただし、市販品はまだ存在しないため、開発が必要です。

もし開発に成功すれば、市場で販売することも考えられます。この技術により、自動車や航空機などのエンジン性能を向上させることが期待できるでしょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?