もう何回目の朝だろうか。あの日、あの子とこの街にいた事。一昨日、あの子はここには来なかった事。寂しさを噛み締めながら歩いてた事。僕がnoteから離れた1週間。ごめんね、書き留められずに捨てられていった日々の思い出。ごめんね、画面の前の皆さん。 1週間前、定期テスト1日目。何も対策してこなかった僕がバカだった。焦る周りをよそに1人余裕な足取りで缶コーヒーを買って、学校横の長い坂道を登ってる場合じゃなかった。物理的に他の人より速く歩いていただけだ。学びでは他の人が僕の横を駆
朝7時。さほど眩しくはない、日の光が僕を包み、ベッドの左横からは爆音のアラームが鳴いている。アラームの止め、そのまま僕はスマホを眺めていた。多い。多すぎる。昨日の夜は3件しかなかった通知が、目覚めたときには30件程になっていた。殆ど、公式LINEしか僕に連絡してくる奴なんていないのに。誰だよ、朝っぱらから。 眼鏡をかけ、画面を見つめ直した。LINEの通知は一件もなかった。代わりに、noteからの通知で画面が埋め尽くされていた。正直、嬉しかった。口の端から笑みが溢れた。みん
夜9時。手が震えている。画面に打ち込む文字が遠のいて見える。今僕が書いているものが、世界に公開されるなんて。ゾクゾクするけど、少しワクワクもする。 僕は今日、noteに初めての投稿をしてみようと思う。 僕がやりたいこと。電波に載せて人に届けたいこと。それはきっと、たくさんあるけども、「日記を物語にする」ということがいま一番やりたいのかもしれない。日本の中のとある男子高校生の1日を覗いた誰かが笑ってくれたら、少し幸せになってくれたら、僕もとても嬉しい。 僕は東京都