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【高完全視聴&ターゲティングとリーチ施策のいいとこ取り!】マーケターがOTT広告に注目するワケ。

こんにちは!株式会社プルークス・note編集部です。

今回のテーマは「OTT広告」に関してです。
そもそもOTT広告とは何なのか、取り組むべきメリットをご紹介し、事例についてお話していきたいと思います。

■OTTとは?

そもそもOTT(オーバー・ザ・トップ)とは、従来のメディアに代わりインターネット回線を通じてコンテンツを配信するストリーミングサービス(参照:Adjust社)です。
OTTサービスはコンテンツの種類によって、大きく映像、音声、SNSの3つに分類できます。

①映像

OTT_映像配信サービス

映像を配信するOTTには、YouTube、TVer、ABEMAのような無料サービスや、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオ、DAZN、FODなどの有料サービスがあります。無料のサービスに関しては、YouTube動画広告などに代表されるように広告費で運営を行なっています。一方、有料のサービスに関してはユーザーのサブスクリプション費用で運営しています。

----YouTubeもNetflixもコロナ禍による外出自粛の際にお世話になりました...。

「世界のコンテンツ市場の現状と展望に関する調査」(参照:経済産業省,PwCコンサルティング,2019)によると、OTTの映像サービスは年平均成長は10%で推移し、2022年には国内の映像業界の収入のうち約28.1%(SVOD:定額+TVOD:ダウンロードの合算)がOTTによるものと予測。

----市場の伸びは半端ないですね。

②音声

OTT_音声配信サービス

Spotify、Apple Music、Amazon Music、LINE MUSIC、YouTube Musicなどの音楽配信を中心としたサービスやインターネットラジオ、音声配信サービスがあります。
ICT総研の調査によると、音楽配信サービス利用者は消費者の32.5%にものぼり、2023年末には2,930万人まで増えることが予想されています。

----No Music No Lifeですね。

③SNS

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TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSや、LINEやFacebook MessengerなどのメッセンジャーサービスもOTTに含まれるとされています。

■なぜOTTが注目されているのか

「休日は、家でNetflix見てます。」
「通勤中はSpotifyで音楽を聞いてます!好きなアーティストはBTSです。」
「いつ遊ぶ?LINEしといて!」
前述したOTTサービスは生活になくてはならないものとなっています。OTTサービスがここまで普及したのには、デバイスの充実と5Gへの移行・ライフスタイルの変化が大きな要因だと考えられています。

デバイスの充実と5Gへの移行
先日発売された、iPhone13。(type-cではなかった...泣)
日々、スマートフォンやタブレットなどのデバイスは進化し続けています。それに伴うように、ネットワーク環境が整備され、大きな通信容量を必要とするような高品質な動画コンテンツでも、インターネット経由での配信が容易となりました。5Gによる通信回線の高速化や、デバイスのさらなる進化によって、サービス・コンテンツがますます高品質なものになっていくのではないでしょうか。

ライフスタイルの変化
近年、コロナ禍による新しい生活様式や、多様な勤務形態など、個人の生活時間が大きく変化しました。
また、情報の量が日々増加していくことで趣味趣向が多様化してます。昔は、ゴールデンタイムのバラエティー番組を見て、月9のドラマを見て、CDショップで借りたCDを聞いて...といったように、決まった時間や、決まった方法でコンテンツを楽しむような形ではなくなったことで、好きな時間に好きなコンテンツを視聴できるOTTが普及しています。

■OTT広告によるマーケティングへの影響

Forbes社の記事によると、OTTサービスへの広告掲載は、従来のテレビCMよりもターゲットを絞ったニッチな視聴者に情報を届けることができるとの事。
テレビCMは幅広い視聴者へのコンテンツを配信する必要がありますが、OTT広告は、ターゲティングが可能であり、個々人への広告配信が可能です。また、テレビCMは、広く情報をリーチさせることができる一方で、その中には自社が提供する商品やサービス興味関心がない人も多く含まれていました。しかしOTT広告では、ターゲティングが可能で、自社商品・サービスに興味関心があるような人へのリーチが可能であり、広告の無駄打ちを削減しマーケティング費用対効果が見込まれます。

■OTT広告の効果はいかに...!

実際のOTT広告の効果に関して事例をご紹介します!

<TVer配信・日用品メーカー様の事例(当社事例)>

広告配信の目的としては、競合商品からのリプレイスを挙げており、YouTubeのTrueView広告とTVerに出稿しました。
その結果、TVerでの配信が96%の高完全視聴率を獲得し、多くのターゲットユーザーに対して広告露出したことで、訴求商材の売上は前年比103%を記録しました。

<TVerへの広告出稿のメリット>

TVerの動画広告には大きく分けて「PMP配信」と「純広告」の2種類あります。
※PMP配信:広告表示1,000回あたりの単価が決まっているメニュー
※純広告:広告放映枠あたりの単価が決まっているメニュー

メリット①:視聴完了率が高く認知拡大に貢献
TVerなどの動画配信アプリでは、番組視聴を目的とした能動的なユーザーに動画広告が流れます。そのため、事例のように高完全視聴率が可能になるというわけです。(広告の完全視聴率がどのデバイスでも90%以上と非常に高い傾向)

メリット②:広告に対するユーザーの抵抗感が少ない
TVer等のアプリで配信されるコンテンツはTV番組と同等のため、途中に動画広告が入ることに違和感が少ないです。
ユーザーに受け入れられやすい環境で商品・サービスの魅力を伝えることができます。

メリット③:ターゲティングとリーチの両立
PMPメニューでは、ユーザーの年齢・性別や都道府県などを自由にターゲティングできます。ユーザーが登録するデータを基にしているので、ターゲティングが可能です。また、TVerは「好きな時に番組を見れる」のが特徴のため、テレビ番組を見逃してしまったユーザーにも広告が届きやすいため、テレビCMと並行して出稿することで、リーチを増大させることも可能です。
(特徴的なターゲティング→「天気連動配信」特定の天候や気温を条件に広告を出し分けることができる)

メリット④:安全性が確保された広告環境
TVerでは、地上波で放映されるための厳しい放映基準を通過した、良質なコンテンツのみが配信されています。ブランドにマイナスイメージがつくことはありません。

■まとめ

現在の環境に即した新たな広告のカタチ「OTT広告」。
高完全視聴率と、ターゲティングとリーチの両立という大きなメリットがあり、今後も注目されるマーケティングキーワードの一つになるのではないでしょうか。
当社では、OTT広告に出稿するクリエイティブ制作から広告配信まで一貫してご提案をさせていただいております。ぜひご興味あればご相談ください!

<編集・文:株式会社プルークスnote編集部>

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