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【リサーチ】2024年の福袋、Z世代はいくつ買った?中身は見えたほうがよい?満足度は?

福袋といえば昔からお正月の定番の楽しみのひとつ。洋服や雑貨など、さまざまなジャンルの福袋が各ブランドやメーカーやショップで展開されており、買ったことがある人も多いはず。近年では中身が事前に公表されている「中身の見える福袋」も増えており、楽しみ方は多様化しています。 そこで今回はZ世代に福袋に関するアンケートを実施! 普段の買い物ではSNSで商品をチェックし、見極めてから買うことが多いとされるZ世代。そんな彼らは~2024年、どんな福袋を購入したり楽しんだりしたのでしょうか?

<調査対象>
15~34歳の未婚男女455人
<調査実施期間>
2024年1月22日~1月29日
<調査方法>
インターネット調査

Z世代女性の福袋購入者の過半数が複数買い

まず、どんな福袋を購入したのかを聞いてみました。

Q 2024年、どのジャンルの福袋を購入しましたか?


Q 福袋を購入した人にお聞きします。福袋を購入した個数を教えてください。

全体的に福袋を購入していないという回答が多くなりましたが、すべての世代で男性のほうが女性よりも購入率が高いことがわかります。男性に人気のジャンルは「食品・スイーツ」「アパレル」と続き、「ゲーム・ホビー」に関しては他の世代と比べてもZ世代の回答が目立ちます。

Z世代女性に関しては、「購入していない」を除き1位は男性と同様「食品・スイーツ」になりましたが、2位には「コスメ・美容グッズ」、続いて「アパレル」がランクイン。平成の福袋は圧倒的にアパレルのイメージで、路上で購入者同士が品物を交換し合う風景を正月の風物詩としてしばしば紹介していましたが、今ではそこまでの過熱ぶりはないようです。

個数に関しては、女性では全世代で過半数が2つ以上購入していることが判明。Q1の結果から女性は1つも購入していないという人が最多とわかっていますが、購入している人の半数以上は2つ以上購入して福袋を楽しんでいるといえるでしょう。一方Z世代の男性は、購入した福袋の数は1個という回答率が首位。1点集中型と捉えられ、行動に男女比が現れています。

情報収集も予約・購入も公式サイト一強

では次に、購入する場所について聞きました。

Q 福袋を購入した場所と方法を教えてください。


Q 福袋の情報をどこで知りましたか?

こちらは回答が分散しましたが、「ネット」VS「リアル店舗」というような偏りは出ず、ネットもリアル店舗もどちらも利用されていることがわかります。ネットだけを見ると、メーカーやブランドの公式サイトからの事前予約や発売後の購入が目立ち、ECモールはあまり利用されていないようです。Q4の情報源に関しても、インフルエンサーの投稿や身近な人の口コミはあまり重要視されておらず、メーカーやブランドの公式サイトが最もチェックされているので、各社力を入れるべきは自社サイトでの情報発信や自社ECのUIの改善だということが分かります。

Q 福袋は購入前から入っているものの中身がわかるほうがよいですか?


男女世代関係なく、すべてもしくは一部の中身がわかるほうがよいの大きく2つに回答がわかれ、「中身が分からないほうがよい」の回答はとても低いことが判明しました。他の世代に比べ、計画的な購買を好むZ世代の傾向にもあるように、かつては福袋の醍醐味であった「開けるまで何が入っているかわからないわくわく感」を福袋に求めている人は今では少数派なのかもしれません。もし自社の福袋が中身のまったくわからないものだというメーカーやブランドは、興味を持ってもらっても「中身がわからないから買わない」という離脱につながっている可能性があります。事前に中身をすべて告知したり、「○○は必ず入っています」と明記する施策も検討してみてはいかがでしょうか。

Q 購入した福袋について、総合的な満足度を教えてください。

完全にすべての中身がわかる福袋以外は、望まないアイテムが入っていることもあるのでマイナス評価も一定数あると思いきや、Z世代は全体的におおむね高評価。福袋の購入者は内容の良し悪しよりも、新年ならではのイベント感やお得感や楽しんでいるのかもしれません。

リサーチ結果のポイント


Z世代の福袋事情について、以下にポイントをまとめました。

① 購買率は女性よりも男性が高め
② 男性は1つだけ、女性は複数購入の傾向
③ 購入前に中身がすべてあるいは一部わかるほうがよい
④ 満足度は高い

消費者にとって福袋は、好きなものだけではなく未知のアイテムをお得に手に入れるチャンスでもあります。自分では手にしなかった商品を届けることで、ポジティブな印象を持ってもらえれば、メーカーやブランドのイメージアップにもつながり今後商品の購入を検討してもらえる可能性が高くなるはず。それを考えると、福袋はリード客の獲得に一躍買う存在ともいえるのではないでしょうか。

電通プロモーションプラスでは、Z世代をターゲットとしたプロモーションの企画・実施やZ世代との共創のサポートをおこなっております。お気軽にお問い合わせください。

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