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日本の安全性を実感したこと

ファミレスやカフェで、荷物を座席に置いたまま、ドリンクバーやトイレに席を立ちますか?

ちょっと、気にして観察してみました。ひとりで来店しているか複数で違うのかな。複数できているときは、100%置いたまま席立ちますね。4人グループで4人とも席を立っちゃうんですね。

ひとりで来ている人も、多くの人は置いて席を立ちます。上着は100%、大きめのカバンも100%置いていきますね。PCやiPhoneまで机の上にそのままで、平気で席を立つんですね。

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約1ヶ月間、フィリピンのセブ島に滞在しました。日本と比べると安全とは言えない国です。滞在した場所は都市部なので、そこまで過敏になる必要はないエリアです。

それでも、よく聞く犯罪は窃盗です。窃盗とは、こっそり人の物を盗む犯罪です。時に、見ている目の前でも、盗まれたりします。

滞在中は、一緒に行動するのはフィリピン人です。おしゃれなカフェではなく、地元のローカルレストラン(カレンデリアといいます)に行くことが多かったです。

ひとりで行動することも多く、貴重品の管理、特にiPhoneの管理は慎重にする必要がありました。食事をする時、買い物をする時、日本とは違う緊張感を持って行動します。

移動手段としてはジプニー(窓の空いた乗合タクシー:30円)を使います。観光客にはお勧めできない乗り物です。それは、この狭い車内で物が盗まれたり、窓が開いているので、社外から、取られることもあります。

これがジプニー

何度かセブに行っているので、危険性は知っていましたが、地元の人から、「ジプニーは避けてね」と何度も言われました。今回は、Grabタクシーを頻繁に使うようにしました。

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さて、話題を日本に戻します。
帰国後すぐに、友人たち(美女3人)とランチをしました。待ち合わせしたレストランは、奈良県大和八木駅。

静かで閑静な住宅街に、そのレストランは存在していました。古都ならではの、ゆっくりと時間が流れ、人々の笑顔の穏やかさに、心がリラックスする。豊かな音楽と美味しい食事の匂いが立ち込める、そんな場所でした。

当然、犯罪の要素など、考えつかない安全な雰囲気です。

4人で同時にドリンクバーへ行こうと席を立つ瞬間でした。私は、荷物を置いて行くことができませんでした。

えっ、どうしたんだろう?? この気持ち。

よくみると、コートやカバンを席に置いたままの、他のテーブルがあちこちに発見。そうか、ここは日本だった!

なぜか、ドキドキして、カバンを置いたまま、ドリンクバーに向かう時、何度もカバンの存在を振り返りながら確認している自分がいました。

わずか1ヶ月のセブ滞在。
こんなになるものなのか?

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日本人が、窃盗率の高いフィリピンでの観光で、いきなり盗まれるのは、盗んで下さいと態度をとる日本人に問題があるんだと、そう感じました。

郷にいれば、郷に従え。
危険につけ込まれる態度を取る日本人は、現地の情報をしっかり把握してから観光してほしい。

さて、私は日本人で、日本に滞在しています。郷にいれば、郷に従え。日本の安全性に甘えて、これからは、荷物を置いたまま席を立つことにします。

フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com