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追い詰められた時に集中できる人とできない人の違い

「ここで集中してやらないと、いつやるんだ!!」

先生や上司に怒られたり、自分自身にイライラしたことはありませんか?


受験や大事な場面でのプレゼン、全国大会出場がかかった試合など私達には「ここ一番」で集中しないといけない場面が必ずやってきます。

そこで集中してできる人とできない人の違いはどこにあるのでしょうか?

スラムダンクの魚住君から、見ていきましょう。


魚住君の集中力は、短い時間でチームをも立て直した

インターハイ出場をかけた湘北vs陵南戦。

この試合で後半陵南の魚住君が一時ベンチに下がったことで、湘北は一気に流れを引き寄せます。

湘北が15点差をつけた時点で、陵南は本当に崖っぷちに追い込まれました。

この状況で魚住君の集中力がマックスになります。


自身もチームももはや後がない

それが しかしー

魚住の集中力をかつてないほど研ぎ澄ました

(中略)

赤木:(こいつ・・・

   今までと雰囲気が違う)

そしてその集中力のすごさは対戦している赤木君自身が一番感じ取ります。

【SLUM DANK新装再編版12巻P222〜P227】

この土壇場で、審判のファールの境界線を探るなど、ギリギリの勝負を仕掛けてきます。

そして赤木君と花道君という湘北の強力なリバウンダー相手に傷を負いつつも、しっかり体を張ってリバウンドを取る。

主将魚住君の気迫と集中力に、仙道君も引っ張られ、他のコートに立っているプレーヤーやベンチ選手、応援団や観客まで巻き込まれていきます


魚住君はなぜここまで集中できたのか?

これまでの魚住君はライバル赤木君をすごく意識してきました。

赤木君に勝つことが、チームの勝利につながると思っていました。

しかし、ここで魚住君は今までにはない考えをします。


赤木君の挑発に乗らず、仙道君や福田君を生かすプレーをするのです。

魚住:(うちには点を取れるヤツがいる

   オレが30点も40点も入れる必要はない

   オレはチームの主役じゃなくていい

【SLUM DANK新装再編版12巻P243】


余計なライバル意識を捨て、チームの勝利のために自分のやるべきことに徹することができました。

もし赤木君に負けたとしても、チームが勝てばいい。

この意識が、魚住君の極限の集中力を生み、チームを立て直しました。



集中力がある・無いは、周囲の人にも影響を及ぼす

集中力がある子には、最後までやり切る力があり、成し遂げる力があります。

全員で何かをやるでも、チームで試合をするでもいいのですが、みんなで一緒にやっていて行き詰まったとき、ピンチに陥ったとき、仲間が「もうダメだ」と怯んだようなとき、ひとりすごい力を発揮するのが集中力のある子です。みんなのピンチを救う救世主のようなものですから、仲間から一目置かれる存在になります。

【〈ちゃんと集中できる子の脳は、10歳までに決まる〉より】


気持ちは周囲の人に伝染します。

テンション高く声を出して引っ張ってくれたら、自分も何か元気が出てきた。

逆に頑張らないといけない時にやる気のない態度を見せられたら、自分もやる気がなくなった。また急にイライラしてきた。

まさしく4ファールで後がない状態で出てきた魚住君です。


そして何のために、誰のために頑張るかもすごく重要です。

魚住君が赤木君との勝負にこだわっていたら、陵南の選手は奮起したでしょうか?

おそらくしなかったでしょう。

仲間のため、チームの勝利のために体を張ったからこそ、他の選手達も頑張れたのです。


魚住君は1年生の頃、田岡監督に毎日怒鳴られ、先輩達から陰口を叩かれながらも懸命に頑張ってきました。

そんな彼の頑張りが、土壇場での集中力を生みました。

詳しくはこちらのページを合わせてお読みください。


ここ一番で力を発揮する人は、常日頃からベストを尽くしています。

そして自分だけでなく、チームや周囲の人のサポートもしています。

自分勝手なプレーをしている人は、肝心な時に集中できません。


・周りの人の協力が得られない

・集中力がなくて悩んでいる

このようなことでイライラしているなら、ひたすらチームのために

見返りを求めず動いてみることです。


今日の最後までお読みいただきありがとうございました!



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