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堀元 見
2021年7月19日 17:48
大学生の頃から、どちらかといえば厭世的なものに惹かれるタイプだった。「成功して、金を稼いで、モテまくろう!」みたいな言説には共感できず、「何も持たなくていいから、しがらみのない生活を送りたい」と思っていた。良く言えば今風のミニマリズムだし、悪く言えば枯れた若者だった。この感覚は僕の生来の気質でもあるだろうけれど、厭世的な思想家たちの本に多大なる影響を受けていることも間違いないだろう。特に、ヘン