こんな人生を生きていきたいんだ

『グッバイ、リチャード』(原題:The Professor)を観た。

 僕がぼんやりと抱いていた理想がリチャードの生き方だった。自分の生きた証拠を残したい。ずっとそう思ってた。けれどちょっと違って、最後まで啓蒙して生きていきたいんだ。自分の人生を自分のものとして終わらせるのではなく、僕の人生が誰かの意味のあるものへと、あとに続く人たちへの標になって欲しい。そんな生き方がしたい。

 死を受け入れるとか、現実を受け入れるとか。それはつまり享受するということ。
 死ぬことを恐れない。これは受け入れていない。死が待っているという幸せを噛み締めながら生きるということ。これが死を受け入れるということなんだ。将来に不安を覚える余地すら与えない。そんな生き方がしたい。

 僕は特別じゃない。恵まれてもいないし、才能があるわけでもない。ただ凡庸に甘んじてはいけない。自分のためにも、世界のためにも。
 

 なに簡単に感化されているんだって。そう思った。けど、この感化されたという事実が、紛れもなく、僕の生きたい人生の持つ有用性を実証している。

 情熱を捨てるな。生にしがみつけ。

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