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公演まで3週間&コラム

---What's new---
【公演まで3週間となりました!】
Project NAKA第二回公演まで3週間となりました。ぜひクラシック音楽の新たな姿を観に、聴きにいらしてください。各回とも1時間ほどの公演時間ですので、セットでご覧いただくのもおすすめです。
Facebook上でもご購入手続きができるようになりました。会員登録などを省くことができます!ぜひご利用ください。

チケット発売はこちらにて行っています。
電話予約をご希望の方↓
カンフェティチケットセンター電話予約: 0120-240-540 *通話料無料
(受付時間 平日 10:00~18:00)

各公演の詳細はこちらからご覧いただけます。
各回一回券は一般2200円、学生1200円、2公演セット券は一般4000円、学生2000円です。ご来場、心よりお待ち申し上げております!

---Column---
今回はギターの五十嵐紅さんです。リハーサル風景をぜひご覧ください!普段の喧騒から離れて、この暖かな音色に耳を傾けませんか。
五十嵐さん出演回は9月17日14時のVol.1「親密にきく/親密をきく」です。ぜひお越しください!

リハーサル風景

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クラシックギターの音は小さく繊細です。

ギター協奏曲はもちろん小編成の演奏会ですらマイクスピーカーを使うことが多い現状があります。大会場での演奏会の需要と比例するように大音量に進化した楽器のなか、ギターの音量の小ささは短所として挙げられることも少なくありませんが、繊細な音色にこそギターならではの魅力があります。私は弦の振動が小さくなり、音がふわっと消え入る瞬間がとても好きです。

今回演奏するのは19世紀の楽曲。当時マイクなどは当然なく(他の楽器も現代より音が小さかったにせよ)、より近い距離で演奏していたことが想像できます。当時の社交の場サロンでの奏者・聴衆の親密な音楽会が目に浮かびます。

今回の「夜のしじま」この企画の本当にすごい点は「幅広い楽器編成の楽曲」を「小規模会場」で実現したことにあります。この演目を今回の4-50席程度の規模感で聴ける機会はまずありません。演奏者としても大変貴重な会だとわくわくしながら準備をしています。

今回のギター室内楽の楽曲

1.パガニーニ:協奏的ソナタより(ヴァイオリン・ギター)
20代前半、パガニーニにはギタリストの恋人がいました。ヴァイオリンの難曲「24のカプリス」はギター的な音形が多く、彼の音楽人生においてギターの影響は多大にあったと思います。

2.メルツ:舟唄(ピアノ・ギター)
ハンガリーのギタリスト作曲家メルツ。ギタリストであれば絶対に知っている作曲家です。ショパンやシューマンのような、ロマン派をギターで楽しむにはぴったりです。この舟唄はより小型だった「テルツギター」と当時のピアノのために作曲された楽曲です。カポタストという移調器具を使い演奏します。

3.シューベルト:ギター4重奏(フルート・ギター・ヴィオラ・チェロ)
正確にはマティーカというギタリストの作品にシューベルトがチェロセクションを加筆した作品のようです。明るくて上品、親しみやすい楽曲。珍しい編成ですがとても自然に耳に入る組み合わせです。

マイクを少しだけ使うかもしれません。現代の音楽家がモダン楽器を用いて当時の「親密さ」を見つめ、皆様と共有できたらと思います。

たくさんのご来場お待ちしております。
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