天職は、毎日の積み重ね
外資系金融のプロジェクトマネージャーと言う仕事柄、様々な計画や戦略などを考える事が多い私。
何故自分がこのような仕事をしているのか。果たして、これが「天職」なのか?自分は本当に楽しんでいるのか?
やんわりと考えるのでは無く、具体的に突き詰めてみようと思い、ノートに綴りました。
まず「取り纏める事」が、一つのプロジェクトマネージャーの大きな役割です。
それは皆さんの意見を単に取り纏めるのみで無く、細かい事務作業から関係者間のコミュニケーション調整まで、幅広いものです。資料作成準備なども手間が掛かる部分で、あまり表面には出て来ない部分です。
関係者とのコミュニケーションも、日々の積み重ねで信頼関係が構築され、その人へ向けて良いアプローチが出来ます。
そしてこのようなコツコツとした日々の積み重ねが、全体的な業務改善などの形となり、大きなステップへ踏み出せる事に繋がっていきます。
日々の積み重ねがあり、そして、大胆なステップへ踏み出す事もあり。
この両方のプロセスを私は楽しんでいて、また、そのバランスが取れたプロジェクトマネージメントの仕事だからこそ、それを長年選んできたのだと再認識しました。
また、ダブルハットとして行っている人材育成やコーチング関係の活動に関しても、同じような事が言えると思いました。日々の小さなタスクを積み重ね、地道にこなす事。そして、本番では、クライアント様やワークショップの参加者様へ、精一杯のサービスを提供する。
結局私にとっては、どちらか一方があるからこの仕事をしている、という事ではないという事。この絶妙なバランスを味わう事を楽しんでいると、自分で再度納得しました。
それが果たして「天職」と呼べるのか。「天職」とは何か「完璧」と言う意味合いが吹き込まれている感覚があり、そこには無駄なプレッシャーが存在する様な気もします。
オリンピック選手の試合や歌手のステージを見て、「あれはあの人の天職だ」、と観客は思うかもしれませんが、元々の才能はある程度あっても、毎日の積み重ねの訓練が無ければ、大胆な所は公に見せられないと思います。
つまり、毎日のコツコツ無くして、「天職」には辿り着かない、と言っても過言ではないと思います。
私の例で言うと、今までの24年間、金融業界やプロジェクトマネージャーでは無くても良かった訳です。人には誰でも、常に果てしない数の選択肢があると思っています。あの時、あっちの道を選んでいたら。。それでも、その先には一味違う「天職」が待っていたかもしれません。
地道に取り組んできたからこそ、それが自然の動きとなり、そこに楽しさが見出せる。そして、時には周りをはっとさせる決断力やパフォーマンスを披露できる。
そこが、「天職」の基盤なのではないのでしょうか。
✨✨✨✨✨
川田真保
多数のグローバル企業へ提供してきたプロジェクトマネージャー・NLPマスターコーチ
1対1コーチング
効率アップチャレンジ
英語面接・プレゼンサポート
オンラインワークショップ
など、質の良い時間のアップ、「成功」へのヒントや、「本物」の人材育成がますます必要になってくる時代へ向けて、様々な企画を発信中。
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