<定期購読マガジン特典映像> 【正しい ワンポイント・メカ解説編-第8回】オートマチックミッション"Dレンジの賢い使い方と エンジン出力特性の選び方"
今回は、A/TミッションDレンジの使い方とエンジン特性の選び方です。
皆さんは「え~、オートマミッションのDレンジに使い方なんてあるの ? 全てミッションが自動的に選んでいるので使い方なんてないはず…」と思い込んでアクセルを踏んでいませんか!
この部分について、セールスマンの納車説明や取扱説明書、そしてメディア情報などでも普段目にしたことが無いと思います。
しかし、実際にはA/TミッションのDレンジ制御プログラムの中にはいくつかの違うマップが組み込まれているのです。
「型式認定の届け出やカタログ値を良くするための ”燃費やCO2の排出を最小にするプログラム" や ”パワー感を演出したり、実際のパワーを使いこなしたりするためのプログラム” 」等、何種類かのプログラムが殆どのクルマには組み込まれているのです。
このプログラムを知って使いこなせば「燃費の良い走りやスムーズな走り」などが無駄なくできるのです。
勘違いして欲しくないのは、高級スポーツ車などに装備されている「選択スイッチで走行モードを選び制御プログラムを変更する」モード切り替えスイッチとは別の話です。
一般にほぼ全てのクルマに採用されている、A/Tミッションの Dレンジ制御プログラムに組み込まれている「運転状態に合わせて自動で切り替えている、何種類かのモード変更」についての話です。
クルマの取扱説明書などにもこれらの事は詳しくは記載されていません。
ガソリンが220円/L以上と高額で、走行距離も多い欧州の人々はこの辺を知り使いこなしています。 それを上手く使いこなせるように、殆どの欧州車はメーター内の”Dレンジの表示と共に使用中のギヤ段数の表示(D4とかD3等)がありますし、タコメーターもついています。
ユーザーの使い方を上手くすることで、結果として「このクルマの燃費と走りは良い」という評判を作る一助になるからです。
国産車は”Dのみの表示”ですし、タコメーターの無い車も多くあります。
(ネットの配信記事などで「タコメーターはアクセサリーで不要」等の記事を見かけますが、このような記事を書く方はこの様な知識はお持ちでないのでしょうか?)
そして、A/TミッションのDレンジ内のプログラムを使いこなすだけでなく、更にこの効果を上げる為に大切なのは ”エンジンの出力特性(トルク特性)”です。
皆さんは、高いお金を出してクルマを買う時にこれらの大事なポイントをチェックして買っていますか…?
本当に正しい知識で賢い選択と使い方をしていますか…?
ここから先は、ジャーナリストの永田恵一さんに皆さんの代表になってもらい、クルマを観ながら解り易く動画で説明します。
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