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女人禁制ってなんでなんだろう

最近は涼しかったり暑かったり体温調節が難しいですね。ゆにはなぜか顔が腫れてしまってマスク生活を送っています。暑いです。呪いとか祟りですかね。

先週、大学の学部で調査の進捗報告を行いました。あまり事件を深堀りするつもりはなかったんですが、教員に「女性のみが被災者なのは何か意味があるのではないか」と指摘を受けました。ありがたいことにコメントでも禁足地と性別について触れる物があったので今回は女人禁制の地について調べてみました。


持ち合わせている知識

禁足地っていうと八幡の藪知らずとかが有名ですかね?実際に心スポとかに行くのが好きなので入れない場所に興味がなさすぎてあんまりよく知りません。女人禁制の場所といえば沖津宮が有名じゃないでしょうか。
そんなレベルの知識なのでそもそもなんで女人禁制って場所が存在するのかから調べてみました。

女人禁制のはじまり

日本の女人禁制は神道の考えが始まりではないでしょうか。女性の月経期間は穢れの時期とされて神社に参拝などは控えたほうがいい。という考えがあります。神社で働く神主さんや巫女さんも穢れの期間はご奉仕することがなかったみたいです。
ゆには年末年始とか茅野輪神事でご奉仕の経験があるんですが、現在は特に穢れの期間は来るな!という感じではなかったです。就活で説明会にも行きましたがそこでも特にそんな説明はなかったので今は厳格に守っているところは少ないと思います。
仏教には元々、女人禁制の決まりなどはなさそうでした。
何個か女人禁制についての記事を読んでみたんですが、女性には穢れ(気枯れ)の期間があるからダメになった!という説明の物が多かったですね。
もちろん月経は汚いものじゃないですし、現代だと男女差別云々でいろいろいう人がいますからね。伝統で~と女人禁制のところもあれば、女性解禁しているところもあるみたいです。
山岳信仰系は単純に女性は危ないから!という理由でダメになっているところがあったみたいです。富士山も昔女人禁制でしたもんね。

今でも入れないところってあるの?

入るなって言われると入りたくなっちゃいますよね^^
近場にないのかな~的な緩い気持ちで調べてみました。

沖津宮

沖ノ島の全体を境内とする宗像大社沖津宮は現在も女人禁制で島全体が天然記念物に登録されています。
普段は女性だけでなく一般人の立ち入りは禁止されています。上陸する際には海での禊を行う必要があります。掟などがしっかりと守られているようでとっても神聖な感じがしますね!写真を見る限りすごく綺麗なところですし一般人の物の持ち込みとかがないので神秘~!って感じですよね。すごく素敵なところなのに行けないなんて神社ヲタクとしては残念なところ、、、。

大学教授曰く、やはり血液は穢れの対象なので月経のある女性は立ち入りが禁止されているようです。宗像大社の説明だと、入島するには危険が伴い、子孫を守れる女性を危険な目に合わせないため立ち入り禁止だそうです。
どっちも納得できる理由ではあります。現在では天然記念物として保護するために神職さん以外は立ち入れないので女性蔑視だ!なんて言わないでくださいね^^

大峰山

奈良にある大峰山の山上ヶ岳には女人結界が存在しています。世界遺産に指定されており、日帰り登山ができる場所もあるそう。一部は女性も立ち入ることができます。
女人禁制なのは山上ヶ岳部分です。山全体が神域となっており、大峯山寺山上蔵王堂は修行の場として使われているそうです。現在でも伝統を守るために女性の立ち入ることは控えてください。となっています。
修行する際に女性の存在が混乱を招く。とかいう、、、いや、修行してんなら頑張れや。みたいな理由で女人禁制になっているらしいですが登山動画や写真付きのレポを見ると普通に過酷で危なそうだったので、女性を危険な目に遭わせないための女人禁制だったんじゃないかな。と思いました。

後山

岡山にある後山の道仙寺にも女人結界が存在します。後山も修行の地であり、現在も伝統を守るため、女人禁制になっています。
女性は女人堂というところまでであれば登山できるみたいです。こちらも女性の存在が混乱を招く、、、という理由ですがやはり登山道はキツそうだったので事故防止のために女人禁制になったのではないのかと思います。

聖山アトス

日本は近年、女性の立ち入りを解禁しているところが多いので、海外まで範囲を広げて調べてみたら600年も女人禁制にしている地域を見つけました。
それがギリシャの世界遺産、聖山アトスです。ここは人間だけでなく、家畜まで雄しか入れないそうです。キリスト教はよくわからないので説明を読んでもちゃんと理解できてるか分かりませんが、、、マリアを統治者としているため女人禁制を徹底しているそうです。
猫だけはネズミ駆除のために雌の繁殖がOKなんだそう。やはり猫は正義ってことですね…!

結局

女性が入れない理由の共通点はこんな感じでした!

  • 神道=血液が穢れの為、女性の立ち入りを禁止していた

  • 山(修行僧や山岳信仰)=女性の存在が8つの欲(性欲)にあたるため女性の立ち入りを禁止していた

こんなことが書いてあるのが多かったですが、基本的に危ないところが多かったので根本は男性より体が弱い女性を危険に晒さないために作られたのではないんでしょうか!
個人的には女神さまのいるところは嫉妬してしまうので女性の立ち入りを禁止していた説っていうのも好きです^^

調べてみて女人禁制って最近の男女公平的な観点で減っているんだなぁ、、、って感じでした。
個人的には自分が入れない・見れないってのがすごくロマンあっていいなって思うんですけどね。一部の人間は女性が入れないのは差別だ!って思う人も多いんですね、、、。伝統は守りたいくせにこういうのは潰していくんだなぁって思ったのが本音です笑


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