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なぜエンジニア100人で合宿したのかと、その後先

2023/7/20-21、クリエーションラインは全国からエンジニア100人を集めて1泊2日の合宿にチャレンジしました。
企画発足から約4ヶ月での開催となりましたが、
記事執筆を通じて個人目線でこの期間を振り返ってみようと思います。


ことの発端

技術顧問 川口耕介さんと弊社CTOやらいさんとで
何やらやりとりがあったようです

青天の霹靂のような砲弾が撃ち込まれた瞬間

投稿されるやいなや
ここに「お手伝いしたいです!」と集まる青いサムライたち(素晴らしい)

目的はこんな感じだったようです

この勢いで企画しましょう!となり、ことが進む準備が整いました。

・・・ように見えるじゃないですか。
(少なくとも弊社は)これだけじゃ始まらないんですよ。

上記が3/17(金)
これ以降、誰も喋らなくなります。
大義には賛同する。ぜひ開催したい。ぜひ参加したい。

そう、「開催しない」という退路を断って着火する人が必要なのです。

まぁ、俺しかいないでしょ。

熱が冷めないうちに。(痺れが切れたので)勝手にお尻を叩き始めます。

企画と予算と日程調整まで

で、立ち上げたはいいものの、
年度末ということもあり、実際にキックオフできたのは2週間後の4/6
先送りにしていたら、もっと先まで難しかったかもしれません。

で、キックオフの前に全社で集まる機会があったので、
ジャブを打つべくお尻を叩きます。

1週間あれば準備できるでしょ

キックオフまでに会社・エンジニア双方の想い1箇所にまとめる場所を用意したりして、情報を収集したり共有したりできる状態を準備しました。

北は北海道、南は沖縄まで在籍者がいる弊社。
対象者が誰になるかわからなかったので、社内全員に向けて
ざっくりとした交通費を連絡していただけるように(勝手に)助けを求めました。

せっかくなのでBIツールで見える化させてみたり

ん、ちょっと待って。
この全社リモートワークを3年続けてきた会社が
いきなり全員で1箇所に集まるの?

当然ながらそんな声がもっさり挙がる弊社でした。
どんな前提でこの企画が始まろうとしていたのかは、CTOの想いが入り口でした。

  • エンジニア全員が1箇所に集まる(予算は気になる)

  • 遠方からもきてもらうから、最低でも2日はやりたい

  • 自分は過去の経験ですごいエンジニアさんと対面しただけでものすごい刺激を得た。社内のみんなにも、社内にこんなすごいエンジニアがいるんだと、肌で感じて欲しい

  • 一緒に過ごした時間は人生の糧になる。そんな仲間を今こそ作りたい。みんなに作って欲しい。

運営メンバーからもちゃんと社内の声に向き合おうと、本気の声が交わされたシーンが何度もありました。
仲間の想いを大事にすることもそこに合わせた企画に成長させていくこともとても大事で、心から理解しました。
しかし、この敷居は絶対に下げてはならぬ、と、私は貫き続けました。

「今できる範囲でできることをやろう!」だけでは見えない景色を信じて、
参加者さん一人一人の想いを尊重した上で、新しい景色に魅力を感じてもらうこと、
(正直絶対避けたいのだけれど)直前まで憂鬱な状態で来る人がいるかもしれないことは、あったとしても受け止めた上で、参加してよかったと思ってもらえる体験にすること。
私はここに向き合うこととしました。

その結果、こんないい日になったんですよ。きっとみんなも。

そう、会場は、秋葉原から結構遠くて、初めて顔を合わせる人たちがたくさんいらっしゃる中での相部屋宿泊となる会場としました。
業務を空けて2日間参加する意義はあるのか。エンジニアさんたちの想いと向き合い続ける日々が始まりました。

ちなみに日程は

  • 時間を置くと今の熱量が損なわれる

  • 小学校の夏休みまでには開催してしまいたい

  • とにかく対面での活動が全国的に復活してきたから予算が決まったりする年度始めの4月を待たずに決める勢いで進めたい

といった方針で、結果的に4/11には会場の仮押さえまで辿り着くことができました。予算も決まっていない状態からこのスピードで会場を選定して日程調整まで進めるのはすごい。秋開催とかにしてしまうと、逆に多分うまく行かなかったと思います。

社内でのやりとり

月1回程度のペースで、定期的に全社集会(Weekly朝会と呼ばれています)で発信を行ったり、週1くらいでSlackを通じて発信したりしていました。

先程の旅費以外にも、いくつかアンケート形式でコミュニケーションを行いました。

宿泊する人・しない人はほぼ半々の回答など。想定していてもなかなかパンチが強い。

遠方の会場や相部屋など覆しにくい情報に対してはストレスを感じられた方も多かったかなと今でも思いますが、情報発信とセットで問いかけと意見をお寄せいただける仕組みを設けることや、企画側からヒアリングに行くなどは意識して活動していたかなと感じています。変えられないところは据え置きにはなってしまうのだけれど、仕組みでカバーすることで和らいだりポジティブに働いたことは少なからずあったはずだと信じています。

アナウンス用の資料も色々と準備しました

出欠確認フォームはGoogleカレンダーと連携させて、
自動で本人のカレンダーの枠を押さえてくれるように工夫しました。

アイディア募集フォームは宿泊に関する不安が多く寄せられていました。
あとはハッカソンに期待する声・・・二日間で他のことと天秤にかけて結果的に実現できなかったのは無念でしたが、ChatGPTハッカソンは現在社内で公募形式で開催中だったりと、対面ハッカソンの実現にも期待が高まりました。

集まっただけで何かが変わるわけではないのはわかっている。
それでもみんなで集まりたいんだよ!と言いたかったりもします。よね。
そこの尊さと可能性を経験してきたし、信じているから。

いざ当日

企画自体や会場とのやりとりなんかは一旦おいておいて、
実際、このような中で迎えた当日はどんなだったかを振り返ってみたいと思います。

(実は前泊)

当日の朝の移動は

  • 移動に関するリスク(遅刻や天候の影響など)

  • 精神的ゆとり

  • そもそも朝が早い

といった背景から、運営される方は経験上前泊をお勧めします。

今回は若手2人が夕飯を食べていなかったので一緒にご飯へ。

地物のお魚たちのお造り。これは優勝した。

こういった時間が過ごせるのも醍醐味の一つですよね。

1日目

前泊組を中心に会場設営。
机などのレイアウトは会場側がお手伝いしてくださったのですが、
これがめちゃくちゃ助かりました。

物理的には自分たちでできるのですが、
この時間を他のことに使えるのは非常に大きかったです。
50〜100名規模のお部屋x2箇所で開催していたので、
勇気を出してお願いすると、とてもいいことがありましたのでお裾分けです。

集まったメンバーは最初に簡単な名札を作ってもらいました。

フォーマットを印刷して持ち込んでいました。

満員の元、キーノート開始!

その後のOSTでも有志で感想戦が。

今回の場の目的意識なども理解くださった上でのキーノートは
参加者の人たちにもものすごく刺さったようで、
2日間が最高な空間となったきっかけに間違いなくなっておりました。
(ゆっくり聞きたかったなぁ。。。。)

その後はOST。

いつもなんだけど。いづいづが本当に素晴らしいの。

社内ではもちろん初となる試みで
始まるまではどうなることか不安が募っておりましたが、
いざ蓋を開けてみると、テーマが出るわ出るわで当初用意していた48枠に追加でテーブルを作ったりしてマーケットプレイスの時間を迎えましたし、
声を張らないと会話できないくらいの熱量で賑わっておりました。

大賑わいのマーケットプレイスの一部
こんな廊下が自動発生するのもOSTっぽい

安堵したと共に、強い意志を持って開催してくれたメンバーと
そこにしっかり前のめりで乗っかっていたメンバーとで
素晴らしい空間が成立していました。本当にすごくて感激しました。

ご飯のあとはカラオケがあったり

ゲームしてたり

社長のお金でコンビニ行ったり

いろんな夜を過ごしました。
こんな空間で過ごせたのは、相部屋だったからこそとも、今となっては言えるかなと思います。
(体調面等含め、個室や個別宿泊や業務委託の方にも参加していただく工夫などなどは本当に色々やってきました。相部屋サイコー!みたいな短絡的な意味合いでは全くございません。本当にみんな向き合ってきたんです。)

2日目

LT大会があったりランチにスープカレーがあったりしたのですが
Fun Done Learnをやってみたりもしたのですが

チャリできたやっとむさんも
取締役も

クロージングキーノートとして
身近なエンジニアや先輩エンジニアがどんなふうに技術を身につけているのか、みたいなお話を数名で登壇いただく時間があったんですけど。

そのうちの一人が、新卒から1年間メンターとして関わった方で。
入社から成長してきた過程を逞しく語っている声を聞いて。
自分が関わらなくなってからの伸び率が凄まじくて。

ああ、自分はこんなにも応援してたんだな・・・
みたいな思いが自然と溢れ出てしまって。
(会場外で待機してたから本当に良かったんだけど)一人泣き崩れてしまうという、とてつもないサプライズをいただいたのでした。
まだありがとうを伝えられてないから、今度言おう。

「楽しかった」でよかったのか?

あっという間の2日間。
私は終始、

  • 参加して終わりではなく、これからの新しいきっかけになるようにする

  • 単発ではなく継続的に開催される活動にしていく

を意識して全体をデザインしようと過ごしてきました。

過ごしてきたのですが。
企画当初から変わらないのは

今まで会ったことのない仲間と会ったら、それだけでいいことあるよ

でした。
その機会にたどり着けるのなら、その価値を最大限に高めたいなと。

海の見える会議室。海がよんでいる・・・!!
朝の誰もいないビーチも堪能できてしまう

最高のキーノートからのOSTの偶発的な出会いは、
身近にこんな仲間がいる、(普段から雑談を大事にしている環境だとしても)人と話すってこんなにも価値がある、といった体験は、
私たち一人ひとりにとってかけがえの機会になったと思うし、
合宿の効果測定は一人ひとりに課すものではないと確信することにもなりました。この刺激が、既に今日の私たちの会話につながっているのだから。

おわりに

駅に着くと改札を出る前から聖地巡礼してました。
他のはどこにあったんだろう。

今回お世話になった会場はこちらでした

大変お世話になりましたーまた行くぞ!海にもゆっくり行きたいー
知人にお話したら、ソッコーで家族旅行の行き先にしてくださったらしく、予約したと報告をいただきました。

Project J.Kの初収入となる 投げ銭、お待ちしております🙇‍♂️