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立場転換意識の源『思い遣り』


相手の立場を思い遣る心で思考する

立場転換-イメージ図

私は幸運にも心豊かな多くの経営者や
指導者に巡り合うことが出来ました。
そのような人達と交わりや出会いの場
数え切れない大切な人の心を教えられ
ましたが、人生後半に至るまでその心
に気付かない侭、接客サービスの現場
で伝えて来た過去の体験があります。

そのような中ある時、
優秀な人材がいるのに育たず個々人の
持つ能力を充分に発揮させられない。

こんなに良い待遇をしているのに職場に
居つかず直ぐ辞めてしまう。

又ある時には、素晴らしい魅力的な商品
なのに目標の売り上げが上がらない。
このようなことの相談を受けました。

そのような時に必ず伝えていた言葉
「立場を換え従業員やお客様の目線で
 現場、職場を見ていますか?」
「御自分のものさしだけで考えて人や
 物事の判断していませんか?」

と話し伝えて来てきました。

この心身の活動は接客応対の心、
人としての立場転換の本質とも言える、
人の心に寄添い思考し、第三者目線で
考え行動することです。

このようなことで悩む方は、
頭脳明晰でカリスマ的経営者や管理者
が多かったように思います。

この立場転換意識や取組みは顧客目線
や相手の立場に立ちあらゆる角度から
人間力や物事を思考行動することです。

もしも、
自分ならばどう思いとの様にするのか、
自分がされたらどう思うか?を立場を
変え思い巡らす意識です。

立場転換は如何にして相手に成り切るか
と言うことが決め手になります。

即ち、自分が相手だったならば、
どのように受止め、感じいるか?
▶そうすることでどんな気持ちに成り
   どんな意識を持つだろうか?
▶どのような感情が湧き出るだろうか?


と言ったことを相手の心に寄添う意識で
あらゆる角度から心底考えることです。

その時に初めて正しい言動や態度が選択
判断出来ることだと考えられます。

先ず相手を「思い遣る心身の活動」は、
広く「立場転換の源」と言えます。

💑立場転換の気持ち💑

立場転換意識と活動のポイント【20】
※体験から、大切と思われる項目を記しました。

💕立場転換の行為態度に思い遣りが表れる

イメージ図

1. 自分が相手だったならどのように感じ
 受け止め、どの様な態度や行動をするか
 を相手に成りきって思考するように努め、
 心の中でシュミレーションしてみる。
2. 一人称対応でなく他人称の応対意識
 を持ち思考行動する。
3. 憶測や先入観(自己基準)を持たない。
4. 感情や打算に左右されないよう
 平常心を持つ。
5. 相手の思いや意識の共感、共有する
 気持ちで接する。

6. 受容、傾聴姿勢で相手に接する。
7. 相手の為に役立ちたいと思う気持ち
 で接し会話する。
8. 何故の意識で相手の思いを思考する。
9. 誠心誠意、相手の心に成りきれるよう
 内観に努める。
10. 相手の心の位置、感じ方を本気で
   考えた上で態度や行動、会話をする。

11. 相手に対する見方を今迄の見方を変え、
     角度を変えて見るようにしてみる。
 イ)どんな人間でも必ずよい処が有る。
 ロ)相手のよい処を見つける努力をする。
  そして、そのよい処を言葉にして伝える。
  その後注意なり指示をする癖をつける。
 ハ)人は有る程度の歳になると物事の考え方
         や捉え方、意識は固まってしまいます。
    でも人や物事に対し角度を変えて見たり
    接したりするのは、難しくありません。
    いつも裏側から見ている人は角度を変え
    正面から見る癖を付けること。
   そうすると同じことでも異なって見え、
        感じられます。
12. 相手の能力を見定め見合った言葉を使う。
   能力以上のことは求めないで予測上に
     出来たらキチンと認め褒める。
13. 話す内容をいつも聞く側の気持ちに
     寄り添うように努めて話す
  若し、自分が聞く相手の立場だったら
       と言われた側の心に寄り添い思考する。
14. 相手と同じ目線で話す。
      (上からもの言わない・押付けない)
     or同じテーブル上で話す。
15. 話す目的を伝え、目的の必要性を理解させる。

16. 成果や結果を明確にし、理解させ
     やる気を高め「必ず出来る」と言う信念を
   普段から植えつける。
17. 相手を信用している旨を言動と態度で
   現しはっきり伝える。
18. 相手の費やした時を自分に置き換える。
19. 自分のことは話さないように意識する。
20. 相手の話した言葉を言い換えて言わない。
   ⇒オウム返しの伝達法を使う。
   リアル・デジタル上(mail・SNS)

✅立場転換力と誠実さを振返る

立場転換意識診断

私達が日々生活して行く上で、
先ず相手のことを思い巡らし考える、
言い換えれば思い遣りの心で相手と
触合い、接する上で大切な誠実さと
立場転換力についての自己診断項目
をまとめてみました。

常に相手の立場に立ち思考し会話する
その行動は、人間的な魅力と仕事の質
をより向上させます。

誠実さは、自分が正しいと信じている
こと「心の在り方」のために高い価値観
を持ち生きることです。

人に対して、また自分自身や物事に対し
正直で真心のある行動をすることです。

言行一致」即ち行動と言葉が一致する時、
あなたには素晴らしい存在感があります。

この心身の活動は、決して自分を騙して
偽るようなことはありません。

誠実な人の人生と心は、善良で清々しい
人生を生きるために役立ちます。

誠実さとは、どんな状況状態であったも
決して相手の信頼を裏切らないことです。

この二つのことは、日常生活や職場での
潤いある人間関係の構築に欠かせません。

✅立場転換力と誠実さ―自己診断

1) 立場転換が何故、何のために必要か
 を認識し、目的を考える
2) 自分が言われたらどう考えどう思うか
 と言うことを常に意識し会話する
3) 物作りや結果などに至る相手の労力や
 費やした時間を自分に置き換え
 思考し計る
4) 相手の話す内容や行動を自分に
 置き換えて考える
5) 相手の人格を認め、信じている旨を
 ハッキリ伝わる言動と態度をする

6) 相手に対し憶測や先入観を持たない
7) お互いの心や立場を第三者の目で
 見るゆとりを持つ
8) 相手を心や言動・態度を指差さず、
 先ず、自分自身を指差してみる
9) 相手と同じ事や意識を実際に自分が
 体験してみる
10) お互いの立場に合った言葉を使う
  (敬語・謙譲語)

11) 奉仕と感謝の心を態度言動に表わす
12) 相手の話す一言ひと言を何故の意識
   で考え相手の心を察する
13) 会話する前に出来る限り相手の能力
      を見定め、相手に合った話し方する
14) 相手に対し思い遣りや感謝の心を
     示し合う言葉遣いをする
     (ありがとう、お陰様で)
15) 相手に対する見方や意識を変える

16) 相手の良い処を見つける努力をする
   (良い処を褒める言葉として真摯に伝える)
17) 情や周りの環境に左右されないよう
   常に冷静沈着、平常心に努める
18) 自らの能力や心をあらゆる角度から
      良く見つめ分析する
     (能力の程度・長所・短所・資質)
19) 相手に合せ、何故話すのか、
     その目的を伝え必要性を理解させる
20) 損得、好き嫌いで相手に話さない

21) お互いにテーマや会話の内容
   について何故の意識で考える
22) 上に立つ者は部下に力以上のことは
      求めない。
      少しでも予測上に出来たらきちんと認める
23) 会話やミーティングの対象となる
     事項の一般的な基準値を持っておく
24) 立場を理解し合う事によって得られる
      様々な要素を推測する
25) 会話やミーティングの目的を認識し、
     相手と自分の立場を知り弁えておく

26) 自分を能力や心をあらゆる角度から
      良く見つめ分析する
    (能力の程度・長所・短所・資質)
27) 真面目で素直なこと
28) 正直である(嘘がない)
29) 誰に対しても礼節を持って接する
  (礼儀・節度がキチンとしている)
30) 相手により会話内容や態度を変えない

31) どんな約束でも必ず守る
(何事にも、時間はきちんと守る)
32) 依頼されたことは間違いなく行う
33) その場しのぎをしない
(調子のよいことを言わない)
34) 言動、態度に裏表がない
35) 感謝の心を言葉と態度で伝える

36) 小さなことも一所懸命行う
(小事を疎かにしないで、全力を尽くす)
37) 相手に見返りを求めたり望んだりしない
38) 話す内容に一貫性がある
39) 言行一致している
(自分の言うことと現実の行動に矛盾がない)
40) 自制≒感情のコントロールが出来、
   相手に常に不変な精神状態を保てる

41) 話の内容が以前に話した内容と現在
      の会話内容が異ならない
42) その場に居ない人のことを
    批評や批判をしない
43) 他人に望んだことを自らが行える
44) 自分に否がある時に素直に謝る心
(自分の過ちや間違いを認め、謝罪する)
45) 相手のためになり、成長に役立つ
     と思ったことは真剣に話せる

【有=〇/無=✖/どちらとも言えない=無記入】

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