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挨拶に人物≒心の位置が表れる

「挨拶」にその人の想いや心が現れる

挨拶の心得

年末年始は、様々な処で色々な人に
挨拶をする機会が多くなります。

そこで挨拶について改めて顧みます。

確かサービス業に入って二、三年目の頃
と記憶していますが、勤務していた東京
銀座の高級クラブのママにミーティングで
私達の仕事は、
 挨拶で始まり
 挨拶で終わるのです。
 人生も同じですよ
。」
と教えられたことがありました。

未だ二十歳そこそこ若僧の私は、
仕事については理解が出来たのですが、
後の人生については理解出来ませんでした。

でも、不思議なことに、そのママの
短いこの言葉はいつも心に残っていました。

挨拶言葉

三十代になり、
日常でも多くの人との交わりが増え、
会社や店の代表者と話しをしたり、
何人かの前で説明したり、講座で話したり
などと言った人と触合いの体験を通して、
その言葉の意味がやっと解りかけました。

初対面時での挨拶、その初めて逢って
別れる際の挨拶、この両方でもう一度
お逢い出来るか?お話し出来るか否かが、
半分以上も判断出来るようになりました。

例えば握手、
出会い触れ合う場で、
初対面の握り方(力)と別れる時の違い
によって大きな差がある場合。

笑顔、眼差し、などの表情の差、
お辞儀の角度や態度、正対の度合い
挨拶言葉の使い方(感謝の表現)など。

挨拶から察知

研修や講座などでは、最初の時、
次に会った時の二回で、その人に役立ち、
そしてもっと知りたい、学びたいと
思っているのかも挨拶から七、八割ですが
窺い知ることが出来るようにもなりました。

挨拶の仕方、言葉使い、態度なとから、
その人の自分対する想いや心もある程度
察知出来き、生きる上で大変役立ちました。

ノミニケーション

また、ある会社の社長と面談した際、
何らかのご縁が持てそうと思ったり、
会社に役立つ人だと感じたりした人とは、
その社長流の
※即ち「ノミネートコミュニケーション
と称し、その人と会食するのだそうです。

※現在の飲みニケーションと違う意味、
 ノミネートと会食の場を設けることを
 掛け合わせた言葉だと後日知らされました。

その体験をした一人として感じたのですが、
別れ際に、常人ではとても出来ない丁寧で
誠意ある態度で挨拶をして頂きました。

その社長はノミニケーションをした
全ての人にそのようにしているそうです。

或る時のこと、その社長は勉強会(研修)を終え、
真っ先に立ち上がり感謝に溢れた言葉と
深々とした姿勢で挨拶をして頂きました。

社長への全面的信頼を持つ社員達の態度が
次の回から変化したのは言うまでもありません。

もっと驚いたことは、
社員十人ほどで会食をして帰る時に、
一般的には食事をしたその場で挨拶します。

当たり前のことですが、
その社長はその挨拶が終わった後、
直ぐに外に出てもう一度丁寧な挨拶を
私が見えなくなるまで見送って頂けました。

このような心身の活動はまさしく、
古の若い頃に体験した銀座のママの
おもてなしの姿であると再認識しました。

凄い社長に巡り合ったと思ったと同時に、
自らの責任の重さを痛感しました。
後日その社長から聞いた話ですが、
何事に於いても社員ひとり一人が
 私の背中を見てくれれば
」と思考して
心身の活動で示しているのだそうです。

この事例には、
会社の経営者としてだけでなく、
一人の人間としての社会生活の場、
生き方や組織内での挨拶の重み大切さ、
自ら人を動かす二分の一の法則、
会社の長として背中を見せる大切さ、

少なくてもこの三つのことが表れています。

特に挨拶については、
その仕草や態度にその人の様々な心や
相手への気持ちが表れる
と思います。

上記したことでその挨拶を分析しますと、
丁寧で誠実な挨拶した社長への信頼と
彼自身の会社・社員を想う心、相手を
本気にさせ最大限に能力を引き出させよう
とする心、出合い触合う人達への感謝の心、
自らの言動や態度の様々な影響力と言った
ことなどを表していると受止められます。

若い頃に教えられた、
挨拶と人生の関連性を実感理解してから
挨拶から色々な見えるようになれました。

挨拶は、人との繋がりの原点、潤滑油、
サービス業やおもてなしの登竜門
言われていますが、その限りなく大きな影響力
に気付き、関心を持って積極的に身に付けよう
としている人は、少ないのではないかと思います。

たかが挨拶、されど挨拶

最近耳にしたことですが
「挨拶なんて一時間も勉強すれば
 直ぐに身に付けられる。
 挨拶の研修に何日もかけるなん無駄。

と言われた人もおりました。

しかし、誰かの言葉を借りて表わすと、
たかが挨拶、されど挨拶」なのです。

そして、挨拶は人生を歩む上で、
人としての大切な生きる技≒ライフスキルです。

ライフスキル

今後の少子高齢化社会に入った中でも、
個人の心豊かな生活を送る為にも、
ひとり一人が挨拶の重さ、大切さ
もっともっと多くの人が気付いて
挨拶力を身に付けて貰いたいと思います。

挨拶から察知する

挨拶は真の心で行い、敬意表現、
思い遣りの心、感謝、おもてなしの
心を込めてこそ初めて生かされます

【細やかな挨拶の心身の活動に
 その人の本質(心)💖が表れる】

挨拶の心

📖参照記事



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