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アスリートの人間力-大谷翔平選手

大谷翔平選手2021MVP受賞会見『談話』

先ずは、投票してくれたBBWAA
 の記者の皆さん、後はチームメート、
 監督、コーチ、ファンの皆さん、
 トレーナーと僕の手術をしてくれた
 お医者さんの皆さん、支えてくれた
 全ての皆さんに感謝しています

当たり前のようで、そうではないと捉える
この談話から物凄いエネルギーを感じ、
今迄に無い大きな衝撃を受けました。

一昨年のオリンピックも含めアスリートの
今迄の記者会見の場やコメントでは
支えてくれた多くの皆さんに感謝します
と話すアスリートの人達が殆どでした。

その違いは言うまでもなく、
感謝を伝える対象者を明確にし
その人々の支えがあったからこそ
今日の2021年度のMVP受賞が出来る

と言う奥の深い凄い人間力を表していました。

私事ですが、とても恥ずかしい話、
社会人になり壮年期(還暦近く)に至る迄、
自分中心の行動力ばかりを優先させ活動し、
読み書きが嫌いで苦手だったこともあり、
他人から認められる自分の能力や経験が
あるからこそこうして仕事が出来るのだ、
と大変大きな勘違いして生きておりました。
増してや「支えられて生かされ生きていられる
などと微塵も考えたことはありませんでした。

同時に、
サービス業に関わり何故(WHY)?
の意識で、出会った人やテレビで
人気ある人(俳優・芸人・МCなど)の
人物や言動を観察することだけは
自分のためと思っていました。

還暦少し前から母の看護で拘束され
活動が制限される暮らしとH..P.
接客マナーは心の礎の記事を書きながら
様々な論語や武士道などの書物とネットで
自分と向き合う時間を作れたこともあり、
思い遣りの心や活動を紐解く内に、
多くの人々に支えられて
 今日と言う日、命がある

と気付いてからは生き方の思考や
行動が180度変わり真逆になりました。

上記した大谷選手の当たり前のような発言の中に
「感謝」「支えられて」の言葉から
彼の稀にない凄い人間力を感じ取れます。

でも天井天下唯我独尊で生きてきた私でも
当たり前な「支えられて生かされている
と言うことを気付くことが出来たのだから
この記事を読まれる方は必ず「気付ける
と確信しております。

先年行われていた女子プロゴルフで
メジャー大会3年前の全英オープンで
スマイリングシンデレラと言われ
一躍時の人と成った澁野日向子選手
前を向きゴルフ選手の命と言われる
スイング改造をしやっと低迷していた
成績も風の強い歴史ある全英の会場で
トップ争いをしながら成績を伸ばし、
彼女の周り人達と心を支えて下さる
ファンへの感謝の言行と気遣い、
気配り、明るい人間力が発揮され
世界中のファンを魅了してました。

💖心が大きく変わるターニングポイント

自分は目に見える人だけでなく多くの人に
支えられて生かされ今日がある」と
本気で気付いた時、心が大きく変わると体験しました。

時代がどんなに進みどの様に
社会環境が進歩発展したとしても、
私達ひとり一人の人生は周囲からの
様々な支えや恩恵を受け、
人に支えられながら、
 生かされている人生

ではないか思います。

💖感謝を表し伝えるのは

💖何について感謝するのか?

💖対象は何に対しての感謝なのか?

💖誰に対しての感謝なのか?

💖どんな関係の相手のか?

💖相手の個性に適しているか?

💖どうしたら相手の心を射られるのか?

💖継続して繋がりたい相手なのか?

💖ビジネス目的なのか、個人的なのか?

などを意識しなければならない
デジタル社会だと認識して置きましょう。

特に人的「おもてなし」の必要な
飲食業界に関わる方は大切です。
※謝意の「真(誠)に申し訳ございません。」
 も同様であると思われます。

例えば、感謝の言葉
「ありがとう」だけで済ましてしまう人、
IТ(スマホ/PC)を使うデジタルメール
やSNSメッセージなどは「あ」と打てば
すぐに文字が安易に表示され、
簡単に操作が出来ます。
ということは、受け取る側の心に
響くことは少ないのではないでしょうか。

果たして、
ありがとうの一言」だけの感謝は
相手の感情(感性)を射られるのでしょうか?

ましてや無視ろ・既読スルーなどは
サービス業に関わる者のタブーです。

10数年前、東日本大震災後、
楽天イーグルスが日本一になった時、
選手スタッフ全員が被災者の皆さんに
<元気を届けて、笑顔になって欲しい>
からと、選手の気持ちで皆が一つになり
戦って日本一になったと記憶しています。

これは日本独自の【おもてなし
⇒主客一体(一心)の意識
(心身の取組み姿勢)と同じこと
であると受止められます。

即ち、主である選手(一人称)と
観客の皆さん(他人称)が一体(一心)を
共有し共感できるよう共に努めた
結果がとても大きな感動として
多くの人々の心を動かしたのでしょう。

また、松岡修造氏は古からの
日本の調和の心「和を以て貴しと成す」
から引用したのでしょうか、選手同士の和、
選手と応援する人の和、皆の和を自らの文字の
五輪の書に『和心伝心』という表現をしました。

一方過去の大きな国際大会で、
残念ながら思うような成果を
出せなかった選手(関係者含)の
皆さんの言行から感じ取ることが
出来なかった以下のような
言葉や活動・態度がありました。

✨周りの人々や応援してくれた
 方々へ人柄が出た感謝の表現伝達

✨自分の幸せをみんなの笑顔に繋げる

✨心からの笑顔でポジティブに取組む

✨日本全体のチームワークと
 各々チームに和があった
    (和心伝心=松岡修造氏)

✨自分の参加したスポーツの
 拡散のための言行

✨「支えてくれる=支えられている」
   人達への素直な謝意の表現伝達

✨目標・目的に挑む個性が溢れる言行
 
以上を余り感じ取れませんでした。   
そしてこの総ての項目は、
これからのアフターコロナ、
情報過多少子高齢化社会
の中で社会を担い生きて行く
人々の日々の生活に役立ち生かせる
内容であると心から思います。

世界で活躍し誰からも愛される
アスリートの皆に共通するのは、
平らな礼節≒リスベクト心、
感謝の表現伝達と明るい人間力
(日本人らしさ)を
全員が保有して
いるからではないあねと思います。

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