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人を思い遣る心と和のおもてなし


御縁や出会いは必然❔偶然❔

日本人の心⇔ 「和」のもてなし

「先ず人を想い思う心」

私達一般日本人は彼の持つフィジカルや
体力は持っいませんが「先ず人を思う心」
と思える思い遣り感謝道徳心溢れた
周りの人達への配慮
の心身の活動は直ぐ
実践可能である、と受止めます。

日本にはおもてなしと言う人と人を繋ぐ
唯一無二の文化があります。

しかし、同じ人とひとの繋がりを意味する
コミュニティと称しています。

同様なことが思い遣り、謙虚さ、敬意表現
と言う数値化のできない心の要素を表する
のに「非認知能力」と言ったりしています。

また、日本に文化おもてなしで食の解説を
する際の心得があるのにも関わらす、何故
食に欠かせない食文化を多方面で体験する
ツーリズムと称する食の由来や起源を称す
ガストロミーツーリズムと言う表現をする
のは何故でしょうか❓

私達日本人が独自の文化として当然弁える
モラルや人の心を解くために古から伝わる
手法(説明・解説)が自国内にあるのにそれ
に目を向けるのは、欧米文化やブランドに
弱い日本人の特質かもしれません。

私たちは、
日々の生活で多くの人々との出会いや
触れ合いの中で暮らしています。
それを身近に感じるのが正月です。

そして、これからの人生の歩みは、
必然か❓運命か❓様々な人との有難い
御縁を日々の出会いにより頂けます。

📚【必然】 辞書検索
 必ずそうなること。
 それより他になりようのないこと。

その有難いと感じる御縁は日本人の皆が
備える繋がりを創り出す調和=「和の心」
から生まれ始まります。

この「和の心」の言葉の由来は、
聖徳太子が制定した十七条憲法の
第一条に出てくる文言、
『和を以て貴しとなす』と言われます。

この心は、物心のついた
子供から社会人に至るまで日本人
誰もが備え持っている「コト」体験
を得る心身の活動と言えます。

「あの人との出会いが人生の
 大きなターニングポイントで、
 その後の人生が様変りした。」

「あの人のお陰で考え方(意識)、
 捉え方に大きな変化が生まれた。」

「あの時あの人に会えなかったら・・・。」

などと言うことは、皆さんも
少なからず経験されていると思います。

そのような人との御縁や出会いは
「偶然」や「必然」のどちらしょうか?
それとも「運命」や「宿命」でしょうか?

日々一生(一所)懸命に努力精進した時、
明確なビジョンに向かい努力した時、
後日私心無く人に尽くしたと思える時。

後になり、改めて振り返ってみると必ず
大切な人の出会い、御縁は「偶然・必然」
或いは「運命・宿命」から
生まれ育まれた
ように思えてなりません。

一方、
感情に走り、自制心を失い、欲望や煩悩
に走った時などは幸縁や愛縁に出会えず、
良い結果を生む人達とは巡り合わないと
思えることが多々あるようです。

このような体験からも、
人との出会いは、自らが自然に作り出す
「必然」のように思えてなりません。

言い方を変えると、自分自身が作る
「己の運命」のように思われます。

僭越ですが、日本のこれからの「運命」
現世代の人々の努力次第で未来=将来も
変えられると私的に受け留めています。

今日本の社会で起きている様々な事件や
人としてあってはならない様々な事例で、
現代の少子高齢化、格差社会、個人中心で
生活する私達日本人の今日までの生き方や
考え方、心の持ち方と向き合うべき大事な
【ターニングポイント】の時に来ていると、
私見ながら受け留めております。

私達個々の日本人がIT産業の発展により、
リアルで豊かな「モノ」やパフォーマンスに
関心を向ける傾向がある現況の社会を鑑み、
世界中の人々が認められ賞賛していながら、
私達が忘れかけ、心の中で薄れかけている
日本の調和「和の心」を温故知新の心で見て
考え直す時が来ていると思われます。

今起きている、人としてあるまじき様々な
悲しい事件やイジメ、ハラスメントなどは、
私達は、古より伝わる日本人の心と言える、
他人を想い思い遣る心「和」のもてなしの心
である先ず人を想う心である=調和(和)の心
をどこかに置き忘れた結果、引き起こして
しまったのではないかと思えてなりません。

また一方では、
感謝の心の源でとも言える「人」の文字の心
(=人に支えられている)と言うことを忘れ、
個人中心の生活に重きを置くように成り、
自らの安心安全や楽(≠楽しみ)の気持ちを
最優先に考え行動するようになっている❓
と想えることが多くあります。


このような現在の社会生活環境に於いて、
大切なことの一つと思われることは
「和」のもてなしの心の拡散、即ち調和
他者を思い遣る和の心で触合い接すること
でないかと思われて仕方ありません。

「和」のもてなしに丁寧語を付けた
『おもてなし』裏表なしと言いますが、
現在はもてなしの「コト」体験を言い表す
「裏」の真心が、人の心におざなりになり、
「表裏なし」でなく「表有り」の所作(=仕草)
重視の状況になってしまい日本人として
心の在り方=軸、心の豊かさ人に対する
親切や思い遣る心を忘れられがちになり
意識も薄れつつあると思われます。

人が人を思い遣り人としての豊かな心
持続することは人類社会がどんなに進歩
発展しても必要であり大切なことです。
人と人の繋がりの元は調和=「和の心」です


我国の「和」のもてなし、接客接遇サービス
の素晴らしさは、様々なお客様や相手に
触合い接することにより人としての心と
その体力を成長させる多くの機会を体験
が出来、自心の豊かな心を育成出来る活動
日本人ならではの心身の活動です。

お客様と接することや日々の見知らぬ人
との触合いや出会う相手から思い遣る心
を感じた時に、素晴らしい感動や感激、
余韻を味わえ、また、ある時には忍耐や
寛容の心を学び教えられ気付かされたり
することで、心有る人として大切な多く
の心の要素(心の知能・多様能力)を得て、
身に付けることが出来ます。

私達はお客様に「和」のおもてなしや客人
へのサービスを心の篭った所作を以って
提供をすることにより触合うお客様から
人間として身に付けてなければならない
数知れない経験や知識、独りの人として
の大切な心(心の体力ライフスキル=E.Q)
を授かることが出来ます。

また、
おもてなし、接客接遇サービス上では
お客様や触れ合う相手に「モノ」「コト」
を以って満足感や幸福感などを提供する
ことにより自らが幸せを掴む方法であり
プロセスを学べる場であるとも言えます。

同時に、
「運命・宿命」「偶然・必然」でしょうか
見知らぬ人との出会い触合う『一期一会
の心はこの場この時で最後の機会になる
かもしれないこの貴重な掛け替えのない
ひと時を大切にし、裏表のない誠心誠意
の心身の活動で出来る限りのおもてなし
の心を体現することです。

自らが「和」のもてなしの礎となる
「思い遣る心」の知識と表現伝達法を
確りと身に付けて置くこととにより、
様々な人との触合いや接客接遇サービス
に適応し、応対・対処が出来ると同時に、
豊かで幸せな心を掴むことも可能です。

日本人の「心の礎」は、
調和=「和」のおもてなしの心が源で
礎=土台石を意味しているのです。

🎌和のおもてなしを紐解く

おもてなしの活動に色々な形があります。
一般的におもてなしは「裏表なし」と言われ
ますが、私は敢えて表裏一体「裏表なし」
表無し」の意であると解します。

この表裏とは、お客様(相手)をもてなす際の
「モノとコト」が該当することを指します。

表は目に映る形や言動リアルな「モノ」
裏はバーチャルな心=コトを指すと捉え、
お客様や顧客に接するスタッフの裏(心中)
に隠された思い遣る心の応対が大切です。

この「コト」=心を舞台で言えば、
黒子の役割を果たす心構え」を言い、
昨年のオリンピックでアスリートの
サポート役のボランティアの皆さん、
また、おもてなしではお客様に対し
様々なサービスやもてなしをする際に、
親しみのあるお世話やさり気ない気遣い
を目立たぬようなに気なく影の様に行い、
接することを指しています。

この表に見えない裏の心こそ、
和の「おもてなし」に最も大切と意識する。

これは、飲食サービス業ばかりではなく、
全ての接客接遇の業種に当て嵌まります。

現在は多種多様な情報やマニュアルを
インターネットやコンサルタント講師、
インストラクターと言われている方が
提供したり、指導したりしてくれます。

しかし、おもてなしや接客する個々人の
個性に適合した和の「おもてなし」の「コト」
=体感の伝達や表現に必要とされる個人の
個性(特質)に見合う心の持ち方(≒思い遣り)
まで学ぶことは職場以外の他の人やネット
などの知識や情報だけでは出来ません。

このおもてなしの場においては、
おもてなしをする側、もなされる側(客人)
千差万別=十人十色です。

故に、型通りマニュアルでは、
多種多様なお客様にピッタリマッチした、
心の通う「本物のおもてなし」は不可能です。

日本の和のおもてなしは先ず客人の個性を
一早く察知しそれに合わせた応対の心身の
活動が設え~お見送りの行為行動と基です。

AIの進歩が、人の役割・役目に影響を
及ぼす環境では、対応でなく応対が軸に
成って行く
と思われます

お客様の個性に合わせたおもてなしの仕方、
接する人に合ったおもてなしの表現や伝達
の仕方が、大切なお客様の心を芯から動かし、
感動、感銘や余韻を与えられるのです。

この厳しい時勢を乗り越えるためには、
この隠された裏の心「コト」=体験感を
大切なお客様に表現しお伝え出来る
敬意表現、思い遣りや謙虚な感謝の心
などの心が感じられる温かなおもてなし
の心身の活動が重要なポイントです。

優しい目線、柔和な表情でお客様を観察
するのみならず常にお客様の立場に立ち
考え、目配り、気遣いなどの配慮と観察
をしお客様から何らかのアクションの前
に一早いお世話=配慮サービス提供こそ、
貴方だけが出来る本物のおもてなしです。

そのためには、
ちょっとしたお客様の仕草や僅かな表情
の変化から、その時のお客様の心理を察知
する鋭い察知(洞察)力をもてなす側に立つ
個々人が身に付けなければなりません。

例えば、
お水を一気に飲まれている時はいち早く
冷たいお水の提供が出来るようグラスに
氷を入れて用意をすると言うことです。

お料理の召上り方が早ければ、
調理の方に依頼して次の料理を早めに
用意して置くように手配し、この様な
影の役割をシッカリ果たすことです。

言うまでもなく感動はお客様が期待する
以上のことを感じた時に感じて頂けます。

故に、行ったことに対し、感動や感激の
見返りを求め望むような接客サービスは
本物の「おもてなし」とは言えません。

お客様に「お陰様で、有難い」と思う、
裏の「コト」≒体験感を引き出す心で
おもてなし」することが何より大切です。

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