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報連相のまとめ
報連相は一説に拠ると、部下から上司へ、
下の者から上の立場の者との人間関係を
円滑にするために考えられたと言われています。
この報連相は、人として大切な「筋を通す」
(=理・道筋)ことも心しておく必要があります。
また、その活動をする時、
「義」や「礼」にも当て嵌まる人として敬い、
“筋”の通ったことを伝えてられているか否か、
と言うことも意識しておくことです。
人との触合いであの人の話は「筋が通る」とか、
彼は「筋が通らない話」をするとか言います。
報連相の内容が、伝える側の立場や
人としての“筋”が通らなければ、
相手にその時の気分や感情で報連相を
しているように聞こえてしまい、
信頼性や説得力に欠け伝えるべき内容が
不適切なものとなってしまいます。
この“筋”とは、人間の精神の指標を指し、
それはその人が持つ判断基準です。
人は夫々の立場で判断を迫られ、
自分の判断基準に照らし、
「良い悪い」を判断しています。
その判断基準の根源は、道理やモラル(倫理)、
詰り社会人としても、人としても正しい物事は何か、
と言う原理原則に拠るのです。
故に、物事に「筋が通る」ということは、
単に論理的に矛盾がないということでなく、
各人の当該、コンプライアンス意識の元、
人として取るべき道(人道≒倫理観)に
照らし合わせ人としてもビジネスマンとしても
お互いの不都合が生じないということです。
詰り、頭で軽々しく判断したものではなく、
理に叶っていることを「筋が通る」と言います。
これを弁えていない人は、
その場の雰囲気や情に左右され易く、
人としての決断や判断がキチンと出来ません。
それは、自分の判断基準をどこに置くか?
と言うことを、自ら解らないからです。
これに反して、
“筋”を備え持っている人は、
万般に通じ、生き方にブレがありません。
それは“筋”というものが万人に納得し得る
ものだと言う意識があるからブレないのです。
報・連・相には、
人や物事の正しい判断や決断をする為に、
確りとした指標=心の軸が必要とされます。
=識別判断力