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三間(サンマ)-時間・空間・仲間

三っの間の理解と自覚

三つの間

高度成長時代を経て
都市化現象と少子高齢化が進む中、
教育の環境も大きく変化しています。

その現れの一つに、
社会生活上における対人関係で
三間(サンマ)=仲間・時間・空間
が少なくなったと思います。

この「三間」とは、
仲間、時間、空間とその夫々に
関連する総てを指して言います。

現在の生活環境の中で、
大人や子供達が人間関係の
結び付きであり友人である
繋がる大切な「仲間」を無くし、
その仲間や友人と一緒に過ごしたり
遊んだりする「時間」と「空間」に
対する意識が薄れてしまったことで、
人として生きる上で勉強よりも、
人として大切な心「人間形成力」を
創造することが出来なくなっている
と思われてなりません。

自然がそのまま残されれた空間(環境)
が少なくなり、子供も大人も自然と
触れるたり遊んだする時間が減少し
日本の自然に親しむ時間も減りました。

ゲームやスマホなどが広まり、
遊ぶ形の大きな変化もあり、
同時に安心して屋外で遊ぶ体験も
様々な事情や環境の変化で少なくなり、
自分独りで遊ぶ、という事例や時間も
多くなって来つつある現代社会です。

即ち、
楽しむ「空間」の変化が起きていること、
その空間が減っていると言うことです。

今の情報過多の社会環境では、
人間形成力=ライフスキルと共に
心の知能指数(≒E.Q)の体得が大切です。

現在の日本は、
物質的には大変豊かになりましたが、
家庭や職場での人間力育成や地域社会
での心に関する教育は貧しくなってしまった
のではないかと思われることが多々あります。

社会を形成する大人達の皆が、
この人間形成力の大切さ、心に関する
教育の重要性に早く気が付き。夫々が
協力し合い貧しくなりつつある教育環境を
整え直すことが必要とされると思います。

毎年減少傾向にある現在の子供達は、
やがて社会人となり、否応なしに訪れる
厳しい日本社会(=2050年問題)
を必然的に支えることになります。

その子供達が大人に成れば、
一人の社会人として遵守する意識である
コンプライアンスを始めとしたモラル。
ルール、マナー社会的責任と義務が
個々人に当然生まれて来ます。

そして、
より良い社会を作って行く為に人間力=
(人間性)を生かし社会貢献を求められます。

一人前の社会人に育って貰う為には
どうしても心の育成、即ち「人間形成力」
の手離組みが必要不可欠です。
そのために、「三つの間」を社会生活や
人との触合い上で見直す為の様々な意識に
対する再認識や活動をする時が来ています。

その活動の一つと言えることが、
一人ひとりの挨拶力の向上と考えます。

社会人の誰もが簡単に行えるようで
意外と疎かにされ出来ていないのが挨拶です。
挨拶は「人間関係」を作る為の基本です。

挨拶で大切とされる「礼の表現」である
正しいお辞儀の仕方や目的を知らない
子供達も社会人も以外と多いように思えます。

その解決法として、先ず親が礼を理解し、
日々の家庭生活に於いて子供たちに
正しい挨拶をして見せることであり、
大人は社会生活に於いて日々触合う人と
挨拶をキチンとすることであると考えます。

親が常に礼の意識(お辞儀)と、
「おはようございます」
「ありがとうございます」
「ごめんなさい」
などと心を込めて丁寧に挨拶する姿を
小さい時から子供に見せるようにすると、
子供は、理屈を抜きして自然に
良い挨拶が出来るようになります。

挨拶をすることは、
決して難しいことではありません
今の社会でも当たり前の挨拶をしない
(出来ない・軽んじる)人が結構います。

たかが挨拶、されど挨拶
と言われる挨拶は ビジネスでも
欠かすことの出来ない大切な行為です。

挨拶を積極的に周りの人々にしない人は、
「シャイで気恥ずかしい」とか
「オレは偉いんだ」
とか
「挨拶はどうでもいいこと」
とか言い、自らの心に鎧を着せて
他人と接しているようなものです。

また、企業や職場で、
挨拶やお辞儀の仕方の研修(訓練)がなされた
時代は終わり、これからの時代は、
社会に出る前の過程、即ち家庭や学校で、
正しい挨拶やお辞儀が当たり前に
出来るように身に着けなければなりません。

その為に私達社会人一人ひとりが、
挨拶の大切さを改めて再認識する
時が来ており、必要があると考えます。


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