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自分の弱さを理解し受容れる

自心の弱さ脆さを素直に認め受容れる

自分の弱み

📖老子の教え-第四十章
 ⇔
老子道德经第四十章原文及译文
「反者道之動。弱者道之用。
 天下萬物生於有。有生於無。」

この老子の言葉を私見ですが、
以下のように解します。

人は自分のことを一番熟知している
と思っていると誤解している。

自分の本質を知る活動に、真摯に
向き合わず背を向けている事例が
現代社会では増えていると思います。

自らの心の原点(良心)に絶えず戻ることは
道(真理)を知る人間が取るべき活動である。

詰り、己と正面から向き合い、
反省することが出来る人間こそが
前向きに進むことが出来る


また、自分自身も含めた物事の
弱点(不足)を知る人間が目的達成
のためや物事を成就するために
その弱点を補う活動に前え向きに成れる。

成功し、幸せを掴み取れる人間に
成るには、自分の弱点を知り、
そして認め、受入れ、省みる
こと
出来る人間であらなければならない。

自分や物事の弱点を深く見つめ理解し、
その弱点を知り認めそれが何たるかに
気付き形がない無限の自分の良心(正思)
に沿った行為である。

この世にある万物は、
形あるモノ」から生まれる。
それは形のない「」から生まれる。

天下万物は有より生じ
 有は無より生ず】

この心の原点(良心)無限であるモノの
中には、「仁」即ち、他者を思い遣りの心、
愛し、慈しむ心、「情け」と言われる人を
心からもてなす心であり、「愛他」と言う
利他の心であると私見で解します。

このような心を発動させるには、
先ず己の弱さを知り、それを素直に
認め受容れることが必要不可欠です。

人間は、進化・発展・成長するため
弱く作られているのと思います。

本当に強い人は自分の弱さを知り、
その本当の弱さを知ることが出来る
と人間としての強さを認知出来ます。

11年前の東日本大震災の直後に
自分のことなら簡単に諦めて
 しまうけど人のためなら頑張れる

と多くの人々が思うようになりました。

そのようなことは、自分の弱さを知り、
その弱さを克服することに繋がる
と言うことに震災を通して気付いたから
己の心に生まれたのではないでしょうか。

それは、
人を「思い遣る心の大切さ」
自心を育む、と言うことに気付いた
実体験の結果
であると思います。


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