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立場転換意識と謙虚さ


相手の立場で本気で思考する

日常生活の人との出会いや触れ合いで
相手を思い遣る心と言うと天皇家の御心
先ず相手を思う」こと、相手の立場に立ち、
その人になったつもりで相手の言動や意識、
物事を素早く察知し推し量り行動に移す
立場転換意識」が想い浮かびます。

この立場転換力、即ち相手の身になって
思考行動に移す心身の活動は簡単なよう
で中々上手く出来ません。

若しも、自分だったらどう思考する意識を
備えることは人間関係を円滑にして行くため
にも必ず身に付けておきたい対人関係力です。

この意識は、
出会い触れ合う相手に対し自らの感性(心)が
果たして相手に適正適合しているのか否か❓
自分の選択判断は間違っていない否かを、
適時適切に省みるゆとりのある心と共に
何故の心を持ち物事や相手の言動態度を
冷静沈着に診て相手の気持ちに寄り添い
思い遣る心身の活動が必要とされます。

例えば、
贈り物(プレゼント)などを頂いた場合、
その人のプレゼントに秘められた気持ち(心)
を察知することは出来たとしても以外と疎か
になってしまいがちなのはプレゼントターが
準備に要した時間(労力)を考え察することです。

また、
メールや手紙、様々な文章(教材・資料・文献など)
を書かれた人の気持ちは無意識の内にある程度は
察することが出来ますが想いや考えを文章に書き
上げる迄に費やした時間や労力を推し量ることを
忘れがちになってしまうものです。

例えば、問い合わせなどのメールをした際に、
受け取りの返事=response (レス・電話)を
直ぐに頂ける人忘れた頃に返事(レス)をする人、
全く無視する人など様々な人々がいます。

喩え、それが自らの意にそぐわない内容で
あったとしても自らの意思(想い)を伝える
返事は人は支えられ生かされていると言う
人として怠ってはならない最低限の義務です。

社会の流れが速く豊か過ぎる情報社会の現在、
Mail、メッセージ、SNSと言う多種多様な
コミュニケーションツールが数多くあります。

このようなツールを使う海外の風習は喩え
どうであれ、私達調和を大切にする日本人
は古より受け継いで来た「義理人情」の心を
失ってはならないと思います。

それは、
」を重んじる武士道や世界に唯一無二の
日本独自の文化「おもてなし」の精神です。

特に社会の中枢を担っている人達は、
人間としての義務、日本人としての義理を
果たすことにもっと自分自身に目(=心眼)を
向ける時期に来ているのではないでしょうか❓

それは少子高齢化社会に於ける人と人との
繋がりや結び付きを強め多くの人々と繋がり
豊かな社会を作るための=土台石です。

現在私達が忘れかけつつある知足の心
即ち【衣食足りて、礼節を重んじる
と言うことに意識を向け生活する。

即ち、人は満足に衣食に貧している時は、
恥を恥とも思わず、外見も余り気にしない。
ところが、
生活が豊かになり、心に余裕が出ると、
人間としての礼節を重んじるようになる。
と言うことを教えている諺です。

現在の社会環境は、
」を優先すると共に安心安全意識が高まり、
残念なことに人としての礼節(義務・義理)を
軽んじる傾向が見られます。

先年の震災以来、
世界中から日本人の様々な素晴らしさが
称賛され世界各国から手本にされている
ことが多い日本人である以上日本独自の
素晴らしい文化(和文化)を改ためて見直し、
今後の社会創りに生さなければならない時期
ターニングポイント】だと受止めています。

そうすることは、
日本人ひとり一人の豊かな心を育むと共に
現在迎えつつある様々な厳しい社会環境を
乗り越えることにも繋がると確信します。

皆さんは、コミュニケーション不足により、
大切な人や信頼を失ったことがありませんか?
このようなことを避けるために相手の立場に
寄り添い、その人を思い遣る心で接すること、
即ち【立場転換】は自らの「心」を豊かにし、
潤いのある幸せな生活を掴むことです。

それと同時に時によっては、
負けるが勝ち』の諺も意識することも大切です。

いつも謙虚な気持ちで、相手の立場に立ち
先ずその人を思い想い、態度に表し、
 会話や行動に表す
】ことは貴方の人間的な魅力を
より向上させ己の心を豊かにし利他心を育む礎です。

その為大切なキーワードは、
義務と責任】【謙虚さと義理人情】の意識と
態度の実践でないでしょうか❓

また、いつも何故の心で観察察知の力を磨き、
洞察力を身に着けることも必要です。

立場転換

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