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AI社会の人間力<謙虚さ>

謙虚さを知る

サービス業に就いて日の浅い頃、
いつも教えを受けて支配人との話です。

『敬語』って解かるよね。

いつも砕けた話をしているのに
突然、この言葉を問われました。

実は、前日仲間とサービスについて
色々と話す中、先輩の話になりました。

その先輩は昔気質で敬語を大事にし、
いつも偉そうに話しをします。

私達は生意気にも、その態度を批評し
もっと身近な言葉で話して欲しいなど
と会話していました。

支配人はそれをどこかで聞いたから、
敬語の話をして来た、と直感しました。

若い頃のことで正確ではありませんが
以下のような内容だったと覚えてます。

敬語の敬の字は、敬う
語は、熟語を意味する。

学校で敬語は知っているだろうが
それを使う人の心はどんな意か知って
使っているか。

先ず、
相手を尊び敬う即ち「尊敬」の気持ちの
敬意表現(リスペクト)の意識を言葉にし
喩え、知っていても相手の言葉を謙虚に
受容れる気持ち、言動は、先輩や年長者
に対する尊敬の気持ちの表れである。

先輩、先人に物申す時は
「まだ経験不足ですが」
「若僧が生意気ですが」
「世間知らずの私ですか」
などの前置き「クッション言葉」を使う。

謙虚さの意味と具体的な言動と態度を
先ず知識として知り実践して知恵とする。

自分の知識や経験をさて置き、
一度は素直に受容れてみるようにする。

と言うような話の骨子でした。

この支配人との話に似た意味の話を、
サービス業で接客指導や人材育成を
委託業務として始めた頃、銀座時代に
御縁を頂いた方から学び知りました。

その教えの柱は、
或るコンサルタントの講座での参加者への
話を例にとり『書いた文言を読むのは一瞬、
それを言葉にする迄の時間を考えてみる

ということ、<言うは易し行うは難し>と
似た意味が有ると言う内容でした。

人の書いた物は、
気易く批評し物言うことなかれ。
時と年輪を意識した謙虚な言葉を
選び使う意識のことでした。

情報に溢れた社会の今「人間総て解説者
などと言われている社会環境の中、
経験の浅い者が面白おかしく気易く
他人のことや発言、文言について物言う
世情になり、今また新たなAIが加わり
本当の人間力が問われる時代です。

その様な対人関係構築と人間力の柱である
下図の柱の一つ「謙虚さ」の体現の難しさは
これからも自分の課題であると受止めます。

対人関係構築の柱

🟠尊徳と損得

(同音異義語の熟語)
ビジネス意識や実績優先社会の今の日本
前記の謙虚さと同意語【尊徳直き心で
尊ぶ
意識と同音異義語<損得>の熟語は
ビジネス意識が如実に表れた言葉です。

二宮尊徳と比べて、申し訳ありませんが
学ぶと損得勘定の両方の語彙を心得て
使う必要があると体験から受止めます。

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