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社会生活上対人関係力(6)-2.誠実な人

「誠実な人ってどんな人?」


皆さんは☝このような疑問を抱いたり、
質問を受けたりした時に、
どのように考え、どう答えますか❓

私は、誠実さについて詳しく知る前は、
言うことや態度に嘘や偽りがないこと、
 真面目さかな?それと約束を守ることかな?

程度しか答えられませんでした。

ところが、下記したような10項目を
予め知識として持っていると、
他者と触れ合いのある仕事や日常生活で、
相手の言動や態度から
その人の物事の捉え方や考え方など、
相手の人物像が見えて来るばかりか、
意識や考え方を推し量れるようなる、
など円滑な様々な対人関係構築に
大変役立つと知りました。

この「誠実さ」とは、
自分が正しいと信じていることや
相手への思いやり(利他心)の為に、
謙虚な真心と態度で他者と接し、
自分が確固とした「志」を備え、
同時に高い価値観を持ち生きることです。

それは、自分の他人に対する
素直で謙虚な態度や言動を、
先ず、自ら認め許し
一度受け入れることであり、
同時に、嘘偽りのない正直で
真心のある活動をすることです。
誠実な人の心は善良で、素直で
嘘偽りのない清らかな人生を
送るために役立ちます。

誠実な言葉と行動が一致、
即ち「言行一致」している時、
貴方に素晴らしい存在感が生まれます。

そしてそれは、
決して自分を騙して偽る
ようなことはありません。

この「誠実さ」とは、
【至誠】とも表され、
謙虚で
「相手の信頼を、決して裏切らないこと」。

では、具体的に心身のどんな活動
のことを言うのでしょうか。

「誠実さ」について質問をされたら、
前記した「言うことや態度に嘘や偽りがない」
という程度は直ぐに答えられるでしょうが、
それ以外にも以下のようなことがあるのです。

【誠実さ】
1.【寛容】
  謙虚な態度や何事も一度は
  受け入れられる素直な姿勢がある

2.【表裏一体】
  態度や言動、心に裏表がない

3.【言行一致】
  正直で発した言葉に責任を持ち、
  言ったことと行動が同じ

4.【真実一路】
  真実を徹底して貫いている

5.【感謝】
 些細なことでも
 心からの感謝を伝えられる

6.【誠心誠意】
  誠の心(真心)を備え人や物事に相対する

7.【平等】
  いつ誰に対しても、変わらない
  態度と礼節を持って接する

8.【礼節】
  態度や会話に礼節さ(けじめ)がある

9.【信頼】
  相手からの信用、信頼を
  決して裏切らない

10.【モラル】
   倫理観、ТPОに合った
   マナー・礼儀を弁えている

この他にも誠実さを表わしている
ことが数多くありますが、先ず
上記の10項目を確り理解しましょう。

さて、
皆さんはこの「誠実さ」をどこで、
どのようにして学びますか?

21世紀に入る迄は、
実体験の中から身に着けたり、
本を読んだり、人の背中を見たり、
先輩や年長者から話を聴いたり
といったことをしながら受入れ
身に着けることが出来ました。

しかし、有り余る情報に溢れた現代社会で、
この【心の基礎体力】の知識については
一歩遅れを取り、以前のままで放置され、
意外と周知されていないように思えます。

スポーツでもそうですが、
どんなことをする上でも基礎体力を
身に着けることは安易ではなく、
楽しくなく面白くもありません。

でも、スポーツ競技で素晴らしい成果や成績
をあげたアスリート達、また、人として成長し、
心豊かで幸せを得るためには夫々の基礎体力を
確り身に着けなければ結果は残せません。

では、
自らが上記した10項目などの誠実さ
知識を予め知っていたらどうでしょうか
プライベートやビジネス上で見知らぬ
人との出会いや余りお付合いのない人
と触合う上で、その人のこちらに対する
意識やその人物をいち早く知ることで
対人関係構築に繋がると思いませんか❓

誠実さに限らず、思い遣り、立場転換
認知、謙虚さや感謝などの知識を
予め備え持つことは豊かな対人関係力
(コミュニケーション能力)を育み築く
基礎となり【源】になるのです。

そのことによって、
今迄見えなかったことや心の世界も見えてくる
と実際に見聞きし、自分でも体験して来ました。

心の基礎体力-イメージ

私は、それを【心の基礎体力】であると考え、
時代の流れに合うように夫々の要素を確りと知り、
身に着けなければならないと思います。

大人のパワハラ・セクハラを始めとした
様々なハラスメント、親の子供への様々な
体罰や陰湿ないじめ、引きこもりなどが
社会問題となっている現在、昔風な強制する
教え方では人は決して育ちません。

人を教え導き育てる指導者や管理者、
リーダー達、指導教育者の皆さんは
先ず、認め、受入れ、共に学び考え、
 共に育つ意識と活動
」、
一方の教わる側の者は
意志を明確にし、
 個々人が自発的に考えて行動する

と言った体質を備え取組みが必要不可欠と思います。

一例として、サッカーの長友選手がゲーム
に出場出来なかった体験をしその後の
インタビュー時にチーム内で共にプレーする
仲間への「感謝の心」や「思い遣る心と態度」
の大切さに気付き、色々なことが見えて来て、
実際のプレーに役立ち成果が挙げられた、
と話していたことにも表れています。

彼は、結果を出し、自分の成長に必要な
心の基礎体力】を自分が苦しんだ結果
として学び知ったのだと思います。

これからの少子高齢化社会の中枢を担い、
今後の日本を支える方々に如何なること
にも屈せず常にチャレンジし続けられる力
を身に着けるためにも、先ず、大人達が
確りとした人としての【心の基礎体力】
を知り身に着け次の世代を担う人達へ
伝えて行くことが、今の日本の情報過多
の社会生活にとって急務であると思われます。

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