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児童養護施設卒業者との初めての三条市体験

児童養護施設で暮らす子供たちは18歳になると基本的に施設を出なければいけない。
彼らは0歳から18歳まで育った場所を離れ、社会に出て、少額の現金を手に持ち、一人で暮らし、もう育った場所には戻れない。
上手く人生を歩めず、都会の渦に溶けてしまう前に、私達は新潟の燕三条で新たなチャンスを掴めるようサポートしております。

2023年9月初旬、東京から2人の若者と、付き添いの方と共に燕三条をご案内する、1泊2日の移住体験をご案内しました!
1泊2日では「移住」とまでいかないので「移動体験」がふさわしいかなって思います。

今回の若者は幼いころから施設に預けられ、卒業後は東北から東京に出てシェアハウスで暮らしている2人です。
燕三条に降り車を走らせると、「なんだか懐かしい匂いがする!」と少し興奮気味に話していました。彼らにとっては初めての「旅行」です。

ようこそ!

■今回の日程プラン
□1日目
燕三条駅集合
まちやま+鍛冶道場(ペーパーナイフ)
ランチ
須佐真さん (彫金)
スノーピーク
さんきらく
□2日目
午前中 弥彦神社+寺泊
午後 会社訪問
シェアハウス物件見学
説明会
な感じで進めます。
かなり詰め込みましたが、大体いつもこのような感じです。


鍛冶道場にてペーパーナイフ作り

お昼は魚が食べたいとのことでしたので、駅近くの居酒屋でランチ

ランチは同じ日に三条市移住体験をしていたチームと合流。ちょっと緊張しちゃったかな。

午後は金工作家の須佐真さんの工房へお邪魔しました。
金槌を使って槌目を付けた銅製のしおり製作体験です。
皆さん真剣に作業して、楽しいお話も含めじっくり2時間も体験させていただきました。ありがとうございます!

本物の槌目銅器に感動してました。

下田エリアに向かうと建物や工場があるマチナカとは違い、景色は一変します。五十嵐川や田んぼ、広い空が広がります。
「なんか懐かしい」という言葉と、それほど会話していなくても気持ちいなという気持ちが伝わってきます。
スノーピークヘッドクォーターに向かい、キャンプ施設をぐるっと見学。
「キャンプしたことないんです」と言ってたので、テントフィールドで楽しそうにしてる方と突撃おしゃべりしました。

もちろんサウナも

初めてのサウナでととのいもレクチャー。若いのに我慢して楽しんでいました。「こんな風呂入ったの初めてだ!」と感動もひとしお。

さんきらくにて焼肉を腹いっぱい食べてもらいました。
最初は緊張でぎこちなかったけど、焼き肉食べるころには「のぶさん」と言い合う仲になりました。
初日の感想は、「初めてのことばかりなので楽しすぎた」と。畜産系の高校を卒業してるため、農業系には知識はあったけど、ものづくりって面白いです、将来はこうやってものづくりしたいなぁ。と言ってました。

初日を終え、宿泊は、會六さんに。

レトロが素敵な旅館です。

その後、同伴者の方とお話ししました。
施設で暮らしてる間には、こんな旅行体験ができない。施設側もできる体制が整っていない施設がほとんど。
また、素直で優しい子がほとんどですが、遠慮がちな点もあるのでこのような時間が取れたことは彼らにとって貴重な財産になったと思います。

次回は2日目のレポート報告します。

サポートいただけたら幸いです!ガンバリマス。