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ボーカルミキシングが苦手な方必見!Waves CLA Vocalsでボーカルミキシングが劇的に変わるその秘密

ボーカルのミキシング処理は、DTMを始めたばかりの方がつまずくポイントのひとつ。ボーカルは楽曲の中で最も重要なパートであり、その処理が不適切だと全体のクオリティが大きく損なわれてしまいます。

今回は、初心者の方でも簡単にプロフェッショナルなボーカルサウンドを手に入れることができるWaves CLA Vocalsを紹介します。

このプラグインを使えば、複雑なボーカル処理が驚くほど簡単に、しかも短時間で仕上がります。


なぜボーカルのミキシング処理は難しいのか?

ミキシングの経験が不足している

DTMを独学で楽しんでいる方の多くは、実際にボーカルを録音する機会が少ないため、ミキシングの経験が不足しがちです。その結果、いざボーカルをミキシングしようとすると、適切な処理方法がわからず、満足のいく仕上がりにならないことが多いです。

複数のエフェクトを使いこなす必要がある

ボーカルミキシングでは、EQ(イコライザー)、コンプレッサー、リバーブ、ディレイなど、さまざまなエフェクトを使いこなすことが求められます。これらのエフェクトは音質やダイナミクスに大きな影響を与えるため、効果的に活用するには適切な知識と経験が必要です。

Waves CLA Vocalsとは

プロのサウンドを手軽に再現

CLA Vocalsは、著名エンジニアであるクリス・ロード・アルジ氏のサウンドを簡単に再現できるように設計された、ボーカル専用のオールインワンプラグインです。

CLA Vocals

クリス・ロード・アルジ氏は、力強いアメリカンロックサウンドを生み出す名エンジニア。CLA Vocalsを使えば、彼のサウンドを簡単に再現できます。

簡単操作で抜群の効果

6つのスライダーが搭載されており、これらを操作するだけで、ボーカルに必要な低域と高域のEQ、コンプレッサー、リバーブやディレイ、さらにはコーラスを含むモジュレーションを簡単に調整できます。

求めているイメージに応じてスライダーを上げ下げするだけ

また、各エフェクトには3つの異なる「カラー」が用意されています。

各エフェクトには3つの異なる「カラー」が用意されている

例えば、リバーブでは、リバーブタイムが短いタイプ、長いタイプ、チェンバータイプの中から選択可能です。EQの場合は、処理する周波数帯域を選ぶことができます。

CLA Vocalsのメリット

音楽的に破綻しない

CLA Vocalsの最大のメリットは、どれだけスライダーを動かしても音楽的に破綻しないことです。

スライダーをガッツリ上げてもOK

感覚的にスライダーを大胆に上げても問題ありません。むしろ、スライダーを大胆に上げることで、よりカッコいいボーカルに仕上がります。

すべての処理がこの1台で完結

ボーカルミキシングでは通常、複数のプラグインを使い分ける必要がありますが、CLA Vocalsはこれを1つにまとめています。

EQ、コンプレッサー、リバーブなど、ボーカルに必要な処理をすべてこのプラグインで行えるため、作業がスムーズに進みます。また、各エフェクトはバイパスが可能で、他のプラグインとの組み合わせも自由自在です。

ボーカルが楽曲の主役になる

CLA Vocalsを使えば、どのプリセットを選んでも、またはスライダーを自分で調整しても、「ボーカルが前に出てくる」効果を確実に得られます。これは、楽曲の中でボーカルを主役にするために不可欠な要素です。

ボーカルを主役にするには、単にボリュームを上げるだけでは足りません。EQやコンプレッサーでボーカルの存在感を高め、ディレイやリバーブで全体に馴染ませるなど、さまざまな処理が必要です。これらの工程は他のパートと比べても非常に難しく、時間と労力がかかります。

しかし、CLA Vocalsを使うことで、これらの複雑な処理を驚くほど簡単に行うことができ、ボーカルが自然に楽曲の中心に位置するようになります。

CLA Vocalsの使い方

プリセットを活用する

CLA Vocalsには、様々なジャンルに対応した豊富なプリセットが搭載されています。まずは、これらのプリセットを活用しましょう。

豊富なプリセット

私が愛用しているロック向けプリセット「Rock Man」は、力強いボーカルサウンドを手軽に作り上げることができます。実際に、これまでアップしたSynthesizer Vのカバー動画でも、「Rock Man」をベースに処理を行っています。

自分のサウンドを作る

プリセットをベースに、自分のサウンドを作りたい場合は、6つのスライダーを調整してみましょう。

プリセットをベースに調整しよう

まずはボーカルトラックをソロで再生し、各スライダーを操作して音を作り上げます。その後、オケと合わせて再生し、ボーカルが全体に馴染むように微調整を行います。

CLA Vocalsを最大限に活用するために

良質な録音素材を使用しよう

CLA Vocalsを使えば、ボーカルミキシングは格段に簡単になりますが、良質な素材を使用することで、その効果をさらに高めることができます。

マイクやマイキングの設定に気を配り、可能な限り高品質な音を収録しましょう。良い録音素材であれば、CLA Vocalsのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

また、CLA Vocalsで作業が効率化された分の時間を、マイキングの技術やボーカル録音の作法を学ぶことに充てるのもおすすめです。もし金銭的に余裕があれば、ワンランク上のマイクを購入して、録音のクオリティをさらに向上させることも検討してみてください。

オートメーションを活用する

CLA Vocalsを使えば、ミキシングの時間を大幅に短縮できます。余った時間を活用して、ボーカルトラックのオートメーションを追加することで、さらに高品質なミックスを実現しましょう。

オートメーションを使ってボーカルのダイナミクスを細かくコントロールすれば、感情豊かなサウンドに仕上がります。もし手間に感じるのであれば、Waves Vocal Riderを使うのも一つの方法です。

オートメーションを入れるだけで、ミックスの仕上がりが大きく変わることを実感できるはずです。

おわりに

ボーカルミキシングはDTMで最も重要な工程の一つですが、初心者にとっては難しく感じることが多いです。

そんな悩みを解決するのがWaves CLA Vocalsです。

このプラグインを使えば、簡単にプロフェッショナルなサウンドを短時間で手に入れることができます。あなたの楽曲を次のレベルに引き上げるために、ぜひCLA Vocalsを試してみてください。

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