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英語学習を科学する。プログリットを陰で支える組織「PGU」の話

こんにちは。株式会社プログリットで英語コンサルタントをしているデイビッドです。

おそらく皆さんもご存知の通りかと思いますが、スマホやアプリの登場によって、ここ数年で英語学習は大きく変わりました。

辞書を使って単語を調べる人はもういませんし、紙の教材ではなくアプリを使って英語学習する人が増えています。

今ではAIを使った英会話サービスなんかもあります。

英語学習は、机の上で重たい教材を開かなければならなかった時代と比べて、ずいぶんやりやすくなっています。

当社は創業から丸7年を迎えましたが、当社の英語コーチングサービス「プログリット」も、ローンチ時からずいぶん進化しています。

根幹をなす英語学習理論は変わりませんが、カリキュラムやトレーニング方法、使用するツールは日々進化を続け、より成果が出るものへとアップデートされています。

プログリットにおいて、このサービスのアップデートをリードしているのが、PGUPROGRIT UPDATE)チーム!

プログリットの英語学習を陰で支えてくれている、重要組織です。

今回は、このPGUチームがどのようにサービスのアップデートを行い、プログリットを進化させ続けてくれているのか、ご紹介します!

PGU発足の背景

PGUは創業当初から存在していたわけではありません。

過去、コンサルタントがそれぞれ自分の知見や経験を生かし、個人や校舎単位で効果を検証しながら、いくつか効果的なトレーニングが生まれていたことがありました。

そういった創意工夫の中で生まれた良いトレーニングは、しっかり全社で展開していくべきだという課題感から、そのまとめ役として誕生したのがPGUです。

そうしてスタートしたPGUですが、役割は全くまとめ役にはとどまっておらず。

より効果的なトレーニング・体験を生み出すため、データ分析、研究開発、最新AI技術の導入などを実施し、「お客様の成長を科学する」チームとして、プログリットを陰で支えてくれています

現在プログリットでは、四半期に一度、PGUによって大幅なカリキュラムアップデートが実施されていますが、PGUのおかげで、新人、ベテラン関係なく常に最高のカリキュラムとトレーニングをお客様に提供することができ、コンサルタントとしてはこのPGUチームのサポートは本当に大きいと感じています。

PGUは誰が担当しているのか

プログリットのコンサルタントから絶大な信頼を得ているPGUチームですが、 PGUがリードする対象領域は主に下記の3つです。

  1. カリキュラム・コンテンツ
    英語学習カリキュラムやコンテンツの最適化

  2. コーチング・行動科学
    行動科学に基づいたコーチングの質の向上

  3. データ・テクノロジー研究 
    学習データの分析と最新テクノロジーの応用

PGUは、高い専門性が求められるため、応用言語学に精通したメンバーや、データサイエンティストを中心に構成されていますが、一部、挙手制で参加しているメンバーも。

「もっとプログリットのサービスを良くしたい!」と自ら声を上げPGUに参加している現役コンサルタントもいます!

アップデート内容

PGUが具体的にどのようなことをアップデートしてきたのか?アップデート内容の一部をご紹介します!

TOEFL iBT®︎ TEST カリキュラムのリニューアル

世界基準の英語試験の1つであるTOEFL iBT®︎ TESTが2023年7月に新形式に変更になったことに対応して、5月にTOEFLコースのカリキュラムを全面的にリニューアルしました。

こちらの変更における大きな特徴の一つが、生成AIのChatGPTを用いたトレーニングの導入。

TOEFL® TESTはアカデミックな英語力が求められるため、大学レベルの専門分野の単語や背景知識がなければハイスコアを目指すことができません。

そこで、ライティングの問題の対策において、科学技術や経済などアカデミックな知識やアイディアの引き出しを増やすトレーニングとして、ChatGPTを用いたトレーニングを導入しました。

今回のリニューアルは、ロングセラーTOEFL® TEST教材の著者である日永田伸一郎氏にカリキュラムを監修いただいています。

BIツールの開設

プログリットでは、データドリブンなカリキュラム作成やコンサルティングを行っていますが、これを加速させたのがBIツールの開設です。

BIツールの主な機能

・英語力の伸びと学習時間の実績検索
英語力の伸びと学習時間の実績を、受講期間や開始レベルなどで区切って確認することができ、全社の伸び状況の全体感を把握することができます。
実績が見える化されることで、PDCAを素早く回していくことが可能になります。

英語力の伸び推移イメージ

・コンテンツの検索
プログリットで使用しているコンテンツのレベルや特徴を検索することができます。各教材の特徴を定量的に把握することができるため、お客様の現状に合わせた教材選定をすることができます。

コンテンツの定量データ

・過去実績の検索
過去に受講されたお客様のスコアの伸びや学習時間実績、実施カリキュラムを検索することができます。同じ英語力、課題を持っているお客様が、過去にどのようなトレーニングを、どのタイミングで、どのくらいの割合で実施し、そしてどれくらい英語力が上がったのかを、すぐに検索することができます。

ある受講生のトレーニングデータ

BIツールが開設されたことで、かつて手動で検索していたあらゆるデータをすぐに抽出できるようになっています!

新トレーニング 「リピーティング」の導入

リピーティングとは、リテンション&リプロダクションとも言われるもので、聞いた情報を保持して、再現するトレーニングです。

具体的には、英語の音声を聞き、その情報を脳内に溜めて、音声を聴き終わった後にまとめて発話するというもの。

このトレーニングを導入することになったのは、「リスニングしてもすぐに内容を忘れてしまい、英語を頭の中で保持することができない」というお客様がきっかけでした。

実は、「聞いた情報を保持する」という力を鍛えるトレーニングは、当時プログリットの英語学習のフレームワークではカバーしていませんでした。

そこでPGUは、従来のフレームワークとの整合性を確認しながら、フレームワークの再構築を行い、このリピーティングトレーニングの有効性を証明した上で、プログリットのトレーニングとして導入。

このトレーニングが導入されたことで、同じ課題を持つお客様に、より効果の高いカリキュラムを組めるようになっています。

フレームワーク再構築の過程

おわりに

今回ご紹介したのは、PGUがこれまで行ってきたアップデートのほんの一部。

プログリットでは、このような大幅なアップデートが、3ヶ月に一回のペースで行われており、そのおかげで、私たちコンサルタントはお客様に常に最適な英語学習を提供することができています。

次回のアップデートは何になるのか、、。

 PGUの活躍によりこれからも進化し続けるプログリットに、どうぞご期待ください!

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