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思い切ってミスコン・ミスターコンに出てみた話

こんにちは。どっかのげんちゃん。と申します。もしかするとめんつゆ。という名前でご存じの方もいらっしゃるかもしれません。はじめましての方ははじめまして。よかったらこれからたくさん知っていってください。

さて、表題の通りではございますが、2023年はミスコン・ミスターコンへの出場に挑戦しました。時が流れるのは早いもので、今年もまもなく終わりを迎えようとしていますが、この一年間を振り返ってみて、2023年という一年を語る上ではどうしても外すことができない出来事であったと感じており、日々の多忙の中で忘れ去っていくことがないように、記憶が鮮明なうちに記録しておこうと思います。

1. 自己紹介

改めましてどっかげんちゃん。と申します。

2020年3月に高校を卒業した後、同年4月に東京成徳大学 応用心理学部 臨床心理学科へと進学し、1年間の仮面浪人を経て、2021年4月に埼玉大学 教育学部 学校教育教員養成課程 特別支援教育コースに入学しました。現在は埼玉大学の学生の一人として、入学後には埼玉大学手話サークル ゆびつむぎを設立・運営したり、埼大学生広報サポーターの第1期生・第2期生として参画したりするなど、なんとなーくで慌ただしく動き回りながら日々を過ごしています。

2. コンテスト概要

私はファイナリストのエントリーNo.2として、2023年7月17日から同年11月25日までの約4ヶ月間に渡って「Saidai Contest 2023 supported by TGC CAMPUS」に出演させていただきました。

Saidai Contestは従来行われていたミスコンやミスターコンとは異なり、年齢や性別といった制約を課すことなく、各ファイナリストの個性を各々のカタチで描き上げていく、という趣旨が設けられています。

7月17日のお披露目から活動が始まり、11月25日の学園祭で行われる対面開催のステージ及びフィナーレに向けて、毎日のSNS運用やライブ配信アプリによる交流を通じて、たくさんの皆さんに知っていただくことを目標にしていました。

3. コンテスト出場のきっかけ

そんな私がSaidai Contest 2023への興味を抱くきっかけになったのは、今から一年ほど前に、昨年開催されたSaidai Contest 2022に関する記事を読んだことでした。

ファイナリストにはそれぞれコンテストのためのSNSがありますが…

▼ファイナリストのTwitterフォロワー数(12月1日時点)
佐藤愛美さん 1361人
岡垣和さん  98人
金度延さん  1335人
寺﨑陽平さん 221人
梁島菜々美さん 1156人

岡垣さんのフォロワー数は一番少なく100人ほどです。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/219515 より引用

最終的に埼大コンテストのグランプリに選ばれたのは…?

最終的に埼大コンテストのグランプリに選ばれたのは、教育学部3年の梁島菜々美さん。準グランプリは理学部3年の佐藤愛美さんでした。

結果的には、両方とも女性でした。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/219515 より引用

Saidai Contest 2022では、募集要項に年齢や性別といった条件を設けていないとのことでしたので、男女ともに参加することができ、一見すると候補者間での平等が確保されていると思われます。

しかしながら、先ほどの記事を読む限りでは、女性ファイナリストのTwitterフォロワー数は軒並み4桁にも関わらず、一方で男性ファイナリストのTwitterフォロワー数は100人・200人ほど(ただし女性・男性というように二分化する意図はありません)に留まっています。

このことから、Saidai Contest 2022はあくまで形式的平等に留まっており、実質的平等からはかけ離れてしまっているように思いました。一言に「平等」といえども、形式的平等と実質的平等とでは、その実態には大きな違いがあります。形式的平等、実質的平等のどちらにも長所と短所がありますが、個人的にはより実質的平等に近づいていったほうが好ましいのではないかと、記事を読んだ当時は感じていました。

今ではファイナリストとしての活動を経験してきた私ですが、元々はミスコンやミスターコンという催しそのものが好きではなく、むしろ嫌いだとも考えていました。というのも、これらの大会はルッキズムを助長していくことに繋がると考えていたからです。私は自分自身の外見に対して全くと言っていいほど自信がないため、もしかするとその逆恨み的なところもあったのかもしれません。

Saidai Contestの理念は、ルッキズム的志向からの脱却を目指して男女の区別の撤廃を掲げていましたが、過程を度外視して結果だけに焦点を当てた場合には、Saidai Contest 2022のグランプリ・準グランプリともに女性ファイナリストが受賞しており、完全にフラットな土台に立っているとは言い切ることができませんでした。

また、Saidai Contestの根本を揺るがす疑問にもなってしまいますが、男女混合という形態は、実際に運営が難しいのではないかと感じていました。運営団体やファイナリストたちにとっては「男女混合のコンテスト」でも、もしかすると応援してくださる支援者の皆さまにとっては「ミスコン」や「ミスターコン」として捉えられる可能性もあります。ファイナリストたちの活動を見守っていただく前から、性別やその他の属性を選定理由として、最初から応援する対象が狭まってしまうことも無視できません。

そこで、せっかく出場権が男女ともに与えられているという形式的平等な状況が用意されているのならば、いっそ私が出場したらどうなるのか?と少しだけ考えてみました。

『もし自分がSaidai Contestに出場したらどうなるだろうか』
『自分だったらどう振る舞うだろうか』
『自分だったらどれほど爪痕を残せるだろうか』

Saidai Contestというコンテストを、どれだけ形式的平等から実質的平等に近づけることができるのか。そしてSaidai Contestというコンテストを「ミスコン」にすることなく、どれだけ「男女の区別なく各々の個性を表出する機会としてのコンテスト」にすることができるのか。

私はこの2点を主軸にして、本格的にSaidai Contest 2023への出場を考えるようになりました。

4. Saidai Contest 2023への応募

そして2023年4月、Saidai Contest 2023のファイナリスト募集のツイートを見かけることになりました。

今までの大学生活4年間の区切れ目として、自分の取り組んできた活動を一度客観視しておきたかったこと、また埼玉大学手話サークル ゆびつむぎや埼大学生広報サポーターの活動をより広めていきたかったこと、そして先述の考えに基づき、Saidai Contest 2023を男女混合のコンテストにしていきたかったことを理由として、他薦ではなく自薦でSaidai Contest 2023に応募しました。

5. ファイナリスト活動を振り返って

約半年もの期間をファイナリストとして捧げていく中では、私自身の成長を大きく感じる場面も多々ありました。

もともと飽き性なところも多かった私ですが、ほぼ毎日欠かさずSNSの更新を続けることができました。実習受け入れ先との信頼関係もあり、当初は非公開情報としていましたが、ファイナリストとしての活動期間中には、教育学部生にとっては一大イベントとなる教育実習も待ち受けていました。朝早い出勤な上、通勤に片道2時間以上を要する中でしたが、そのような中でも毎朝SNS更新を続けることができたのは、本当に自分にとって大きな力になったと感じています。

またヒトと積極的に関わることをあまりしてこなかった自分にとって、FPの皆さんやファイナリストのみんなとの出会いは、本当に大きな刺激となりました。Saidai Contest 2023が終演した後のいまでも、この出会いはずっとずっと大切にしていきたいと思います。

ただでさえ自分を変えようと必死に生きてきた一年でしたが、その中でも最も大きい活動として、Saidai Contest 2023への出演を取り上げました。2024年も立ち止まることなく進化し続ける一年間にしていく予定ですが、しばらくは2023年のような飛躍的な成長は難しいでしょう。それほど数え切れないほどの皆さまに支えていただき、また支えていただいたからこそ、今のわたしの姿があります。

今年も残すところ僅かとなりました。本年はたくさんの応援とお支えをいただき、本当にありがとうございました。年明けもまだまだ活動は続いていきますし、何より私の進歩はこれからも続いていきます。来年もどうぞ引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

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