🎊埼玉大学手話サークルゆびつむぎが1周年を迎えました🎊

2022年11月11日 21:00

2022/11/12
＊「メンバーからの声」を加筆しました

1. まえがき

1-1. 自己紹介

はじめまして、どっかのげんちゃん。と申します。もしかするとめんつゆ。という名前のほうが聞き覚えがあるかもしれません。普段は記事に「スキ」を押すばかりでして、執筆者としてnoteに顔を出すのは、本記事が初めてになります。

以前は東京成徳大学の応用心理学部臨床心理学科に1年間所属していましたが、2021年4月に埼玉大学の教育学部に入学し、大学2年生として、大学3年目の生活を送っております。現在では学内・学外ともに様々な活動を行っており、学内の活動としては2021年11月11日に「埼玉大学手話サークルゆびつむぎ」を設立し、昨年度代表及び今年度代表を務めております。

1-2. ゆびつむぎが1周年を迎えました

表題の通りではございますが、ついに埼玉大学手話サークルゆびつむぎの設立から1年を迎えることができました。入会してくださったメンバーのみんな、ゆびつむぎを支えてくださった周囲の皆さま、本当に1年間ありがとうございました。そして今後とも変わらぬ支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

1-3. メンバーからの声

ゆびつむぎも、ついに1周年を迎えることができました。私だけでは歩むことのできなかった1年でした。いつも支えてくれるメンバーと、見守ってくださる周りの方々に、心からありがとうと言いたい気持ちです。いつもありがとうーーー！！！

げんぶ

ゆびつむぎ設立1周年おめでとうございます！！🎉
1年間でこんなにもたくさんのメンバーが集まるとは驚きです！😳
さらには他団体との交流の機会もあり…！
設立時から参加しているので、こうして手話の輪が広がったことを嬉しく思います！
これから先もっともっと深く楽しい手話学習の場になるといいな😚

あやか

設立1周年おめでとうございます！まだ入って数ヶ月ですが毎回楽しく参加させてもらってます。ありがとう🥰組織が大きくなってもひとりひとりをメンバーとして大切にしてくれるゆびつむぎが大好きです。もはや愛情の塊サークル。このサークルを作ってくれた代表のげんちゃん、運営してくださってるあやかさんを初めとする方々、ありがとうございます。これからも手話で人や心を繋いでいく、やさしいやさしいステキなサークルでいられますように✨

さきら

1周年やったー！最近はメンバーが多くなってきて盛り上がりを感じるし、それなのに気負いしないで参加できるアットホームな雰囲気が両立されていて、すごいサークルだなあと感じます🫶
毎回参加はできないけれど、これからもちまちま顔出そうと思うので、その時はよろしくお願いします🥰

はるか

ついに設立一周年！！！🎉
設立当初からメンバーとして参加させていただいていますが、まさかこんなにも大きくなるとは思っていませんでした。
最近はあんまり参加できていませんが、あったかいゆびつむぎに参加できるのを毎回楽しみにしています😊
運営してくれているげんちゃん、あやかちゃんをはじめとしたみなさんにも感謝です😆

みらい

設立1周年おめでとうございます！気軽に参加でき、新しい言語としての手話も楽しく学べることができ、そして笑顔がいっぱいのゆびつむぎの、これからの成長が本当に楽しみです🤌🤌🙌
参加出来ない回があっても毎回アーカイブなど記録を残してくださっているので、追いつけないことに特に不安を感じなくてもいいのがゆびつむぎの素晴らしい所だと思います。これからもよろしくお願いします！

ひなた

設立1周年おめでとうございます！
初回から参加させて頂いているのでとても感慨深いです…！
優しい仲間たちに囲まれて手話が学べるゆびつむぎは本当にいいサークルだと思います！
毎週楽しみにしてます！
これからもよろしくお願いします！

ゆーくん

ゆびつむぎ1周年おめでとうございます🥰
1番最初に対面で集まった時、9人で座敷で正座して自己紹介したのがとても懐かしいです😂数ヶ月ぶりに参加した日、初期のメンバーがみんなあったかくむかえてくれたのがとても心に残っています☺️
年齢関係なく仲良くしてくれる環境はもちろん、そんな環境を作ってくれた運営さんに、本当に感謝しています！これからもゆびつむでみんなと会えることを楽しみにしています🥰

さくら

ゆびつむぎ1周年おめでとうございます！
新歓期から参加していますが、いつ行ってもあたたかく迎えてくれるゆびつむぎの雰囲気が大好きで、サークルにはいつも癒されに行ってます🥰
こんな素敵なサークルを作ってくれたげんちゃん、いつも楽しい中にも学びがたくさんある企画を考えてくれるあやかさんを初めとする運営の皆さん、ありがとうございます！
これからも全力でサークル活動を楽しんでいこうと思っているのでよろしくお願いします😊

ゆきの

ゆびつむぎ1周年おめでとうございます！1年間ゆびつむぎが活動を無事に続けられたこと、非常に嬉しく思います！会員も100人を超え、たくさんの人が手話を学び、あたたかい繋がりを持つきっかけを作ったゆびつむぎ、本当に素敵だなぁ〜とニコニコになりました。これからもゆびつむぎが多くの人に愛され、またゆびつむぎがたくさんの学びや幸せを人々にもたらしますように！
P.S.ゆびつむぎが1周年ということは私も入会して一年ということになりますが、まだ数回しか参加できていないのでこれからはいっぱい行けたらな〜と思ってます笑よろしくお願いします😅

さりっしゅ

ゆびつむぎ一周年おめでとうございます！🎂
設立当初から参加していますが、人数も増え、たくさんの仲間と一緒に活動するのが毎週待ち遠しいです😊
いつも、あたたかみのある環境で楽しく参加できているのも代表、副代表を含めた運営さん、そして皆さんのおかげです。素敵な仲間に出会えてよかったです😊いつもありがとうございます！
そして今後ともよろしくお願いします！

ともか

ゆびつむぎ1周年おめでとうございます！
3月から大変お世話になっております…🙇
気づいたら100人超えの大所帯になっててびっくりびっくり〜〜
いろんな団体との交流も広がり、さらに大きくなっていくゆびつむはどこか他人事のようにすごいなあという感想が出てきます。
手話もその他諸々も未熟な私ですがこれからもよろしくお願いします〜！

あい

あっという間の1周年でしたね！
もう1年も経ってしまったの！？と思ってしまうくらい楽しい1年で、まだ1年しか経ってないの！？と思わせられるくらい急成長したゆびつむぎの活動にしっかり1年間参加できたことは私の誇りです。
これからも頼れるリーダーの元で様々なことを成していくゆびつむぎの一員として、手話を学んでいきたいです。

オチ

1周年おめでとうございます✨早いものですね……！
初回活動のこじんまりとした自己紹介ゲームから始まり、おかげさまで今ではたくさんの人と一緒に交流しながら色々な手話表現を学んでいます。
手作りの名札がどんどん増えて紐が絡まる様子(?)を見て、大きくなったなぁと感動しています(?)
参加しやすい環境を作ってくださってる運営さんはもちろんのこと、活動部屋に入るとあたたかい笑顔で迎え入れてくださるメンバーのみなさんいつもありがとう！これからもよろしくお願いします❣️

ちさと

ゆびつむぎ設立1周年おめでとうございます🎉そして、メンバーが楽しく手話が学べる空間を作って下さる代表、副代表を始めとする運営の皆さん、本当にいつもありがとうございます✨
手話を通して、学校学年学部を越えて、たくさんの人と出会える素敵なコミュニティでもあるゆびつむぎ…いつも温かく迎えてくれるゆびつむぎが大好きです🥰
これからもたくさんの手話表現を学んでいきたいので、よろしくお願いします⸜🙌🏻⸝‍

れな

ゆびつむぎ1周年おめでとうございます
1年で100人以上が集まった理由はゆびつむぎのあたたかさが大きいと思います！💭
いつも楽しい企画を考えてくださっている運営の方々本当にありがとうございます
活動では、新しい学びや新しいつながりが毎回生まれて、参加してよかった〜という気持ちになれます😌
これからもよろしくお願いします！最近はあまり参加できていないのですが、落ち着いたらまた参加したいと思います！

みわこ

ゆびつむぎ設立一周年おめでとうございます㊗️㊗️🎊
いつ行っても、温かく迎え入れてくれる雰囲気やみなさんの人柄が大好きです😭😭😭
ゆびつむぎに入ってからみんなで何かを学べる楽しさを知りました。今は学んだことを踏まえて日常的に手話を取り入れて会話をしています。
私をゆびつむぎに誘ってくれた代表にも、沢山楽しくお話出来るお友達にも、心から感謝してます🫰🏻🫰🏻💖
いつもありがとうございます❕❕これからもよろしくお願いします❕❕❕

みちか

ゆびつむぎ設立1周年おめでとうございます㊗️🎉
いつも楽しい雰囲気で手話を学べる場を作ってくれている運営さんの皆さん、本当に感謝しています！
僕は初対面で人と話すのがとても苦手なので初めての活動に参加した時はど緊張でしたが、代表、副代表含めメンバーの方々は温かく迎え入れてくれました。ありがとうございます😭これからもたくさんの温かい仲間と一緒に楽しみながら手話を学んでいきたいと思います！これからもよろしくお願いします🙇‍♂️

ゆうご

1-4. 「1年目」の大切さ

さて、なんとかゆびつむぎも設立1周年を迎えることができたというわけですが、「2年目」「3年目」と比べると、「1年目」という時間の流れは、団体・組織にとって非常に大きいものであると思います。

組織として活動していく上で必要となる基本事項には、運営体制や活動方針、またその実際の活動内容等がありますが、運営の実態としては、そのほとんどが1年目のうちに決まっていくことが多いのではないかと思われます。組織全体の雰囲気や空気感を規定する要因となっており、大半が1年目で規定される以上、1年目と2年目以降とでは大きく異なっていると考えることができます。組織にとって「1年目」は1度しかありませんが、組織運営上では、その1年が非常に重要な役割を担っています。

そこで、ゆびつむぎ1周年を迎えられた機会に、この1年間の歩みを文章として記録しておきたいと思い、本noteを執筆する運びとなりました。ゆびつむぎの1年目が常に順風満帆なものであったとは思いませんが、後の世代にも継承することを目的として、またゆびつむぎに限らず今後サークルを運営する人を対象に、役立つものとなれば幸いです。

2. これまでのゆびつむぎの歩み

2-1. 沿革概要

2021/10/25　手話サークルの設立を考え始める
2021/11/08　「埼玉大学手話サークル企画書草案」を作成
2021/11/11　構成員16名とともに「埼玉大学手話サークル」を設立
2021/11/12　公式Twitterアカウントを作成
2021/11/20　構成員が20名を突破
2021/11/28　団体名称を「埼玉大学手話サークルゆびつむぎ」と定める
2021/12/05　リーダー（現・副代表）を新設
2021/12/05　SNS班（現・広報班）を新設
2021/12/20　プラザウエストにて初回活動を実施
2022/02/02　現顧問教員から顧問就任の了承をいただく
2022/02/09　公式Instagramアカウントを作成
2022/03/23　構成員が30名を突破
2022/04/01　副代表1名・広報班1名が退任
2022/04/13　2022年度第1回新歓活動を実施
2022/04/14　構成員が40名を突破
2022/04/15　構成員が50名を突破
2022/04/20　2022年度第2回新歓活動を実施
2022/04/20　構成員が60名を突破
2022/04/27　2022年度第3回新歓活動を実施
2022/04/28　構成員が70名を突破
2022/05/12　構成員が80名を突破
2022/06/02　構成員が90名を突破
2022/08/13　構成員が100名を突破
2022/09/24　外部団体共催イベント「じょいんと！」を実施
2022/09/30　埼玉大学の登録課外活動団体として認定される
2022/11/11　埼玉大学手話サークルゆびつむぎ設立1周年

2-2. 設立のきっかけ

以前飲食店でアルバイトをしていた頃に、耳の不自由なお客様がご来店されました。その時私はレジを担当しておりましたが、通常の発声ではコミュニケーションが困難であることに気づかず、とっさに手にした紙とペンで繰り出した筆談と、不器用なジェスチャーとで対応しました。私自身も右耳に中低音域難聴を抱えているとはいえ、日常生活で困ることは少なく、難聴者の方の接客を通して、初めて手話というコミュニケーションツールの学習を考え始めるようになりました。

その後はインターネットで手話に関して調べたり、図書館に足を運んで手話に関する文献を漁ったりしていくうちに、「手話」という言語の魅力に惹かれ、言語として手話を学習したいと思うようになりました。中高時代から言語学が好きで、高校2年生までは言語学の分野で大学に進学しようとしていたので、そのツケも回ってきたのかもしれません。

手話を学習していくにあたって、まずは大学内で手話が学べる環境を探しました。しかし、埼玉大学教育学部学校教育教員養成課程特別支援教育コースでさえ、視覚・聴覚を除いた3領域の免許しか取得できず、手話に関する講義が開講されていません。また、当時の埼玉大学内には手話を扱うサークルが一つもなく、手話を学ぶことのできる環境が学内にありませんでした（後に数世代前の特別支援教育コースの学生が手話サークルを運営していたことを知りました）。そこで「ないなら作る」と思い立ち、「埼玉大学手話サークル」の設立を考え始めるようになりました。

2-3. 企画から設立まで

手話サークルの企画案を作成するにあたっては、設立に至った合理的な理由と、設立することによって受けられるメリット・デメリット、またある程度の活動の方向性を定めることが重要と考え、即座に行動に移りました。

2021年10月25日には、手話サークルのメンバーの募集を始めていました。当時は企画案も一切作っていない状態で、メンバーが集まらなければ、手話サークル設立の話をなしにしてもよいという弱い意志のもとで考えていました。しかし、実際には16人もの参加希望者が集まったため、「サークルを作るしかない」という強いモチベーションへと変化しました。

企画書草案を作成し、参加希望者にお渡しすることができたのは、2021年11月8日のことでした。その後は数日でLINEグループの作成など受け入れ体制を整え、2021年11月11日、メンバー16人とともに埼玉大学手話サークルを設立いたしました。

2-4. 設立から活動開始まで

埼玉大学手話サークルの誕生後は、サークルの名前やサークル内での連絡手段、また広報用のSNSアカウント作成やそのアイコンの発注など、基本事項を決めていくことに注力しました。最も重要となるサークル名に関しては、とあるフォロワーさんの「ゆびつむり」という案の音韻をお借りして、「言葉をゆびで紡いでいく」として、2021年11月28日に「ゆびつむぎ」と命名し、埼玉大学手話サークルゆびつむぎを名乗っていくことになりました。

その後は2021年12月5日にリーダー（現・副代表）及びSNS班（現・広報班）を設置し、代表にタスクが集中しないよう、運営体制を徐々に整えていきました。

SNS等で用いるアイコンについては、サークル名の確定前からフォロワーさんにお願いをしていました。事前にお伝えしていた「ざっくりとした案」を基に、素敵なアイコンを描いていただきました（さすがにざっくりしすぎました……当時はごめん……）。

こうして2021年12月18日にはアイコンが完成し、現在もゆびつむぎの各所で使われ続けています。

また活動をするにあたっては、活動場所の確保が大きな課題となりました。当時は大学の公認団体ではなく、新型コロナウイルス感染症に伴う活動制限もあったため、講義室等の貸し出しを行っておらず、外部会場を借りる必要がありました。

埼玉大学の近隣にある施設ということで、ぜひとも利用しようと、会員登録や施設予約等で何度も周辺施設へ足を運びました。立地や費用、また予約に際する手続きの容易さを考慮した上で、初回はプラザウエストで対面活動を行うことにしました。

2021年12月20日に行った初回活動では、対面で9人、遠隔で5人が参加しました。初回から、対面活動の回と遠隔活動の回を分けるのではなく、同時に双方向で行うハイフレックス方式での活動を実施しています。組織で動く際には、何事もコミュニケーションが重要であると考え、初回活動及び第2回活動では手話を取り扱わず、「自己紹介ゲーム」を通じてお互いの仲を深めました。コミュニティとしての機能を重要視するところは、今も昔も変わっていない気がしています。

2-5. 活動開始から全面遠隔実施まで

2021年12月及び2022年1月には、対面での活動を実施することができましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、大学当局からの通知を待たずして、自主的に全面遠隔での活動を実施することとしました（数日後には、大学側からも対面での課外活動が禁止される旨の通知が発布されました）。

遠隔での活動を実施したことがあるとはいえ、今まではハイフレックス方式での実施だったため、全面遠隔で実施するのは初めてでした。しかしいざ実施してみると、対面活動には対面活動の良さがあり、遠隔活動には遠隔活動の良さがあるとわかり、今後も時と場合に応じて活用していこうということになりました。

2-6. 全面遠隔実施から春休みまで

活動開始からわずか1か月ほどではありますが、1月にはすでに、ゆびつむぎの公認化を視野に入れて行動していました。というのも、予想以上にメンバーの数が膨らんでおり、今後5か年にわたって存続できる見込みが出てきたため、いっそのこと公認団体として活動したほうがいいと思ったからです。

そこで、当時の講義でお世話になっていた心理・教育実践学講座の某先生に相談したところ、現顧問の先生を紹介していただきました。当時はオンデマンドであったものの、私自身も現顧問の先生が担当する講義を履修していたので、メールにて顧問就任のお誘いをいたしました。その後はトントン拍子に話が進み、2022年2月2日のZoom面談をもって、正式に顧問に就任していただきました。

また、活動開始当初から、SNS等を用いた情報発信を特に重要視しています。当時の埼玉大学の学生は比較的Twitterのアカウントを作成しており、毎日賑わいを見せていたため、Twitterで発信するだけでも、ある程度の人数には情報を届けることができます。そのため、一度もメインストリートや教育学部A棟の掲示板には掲示をしたことがなく（本当はしたほうがいいと思っていますし、今後掲示予定です）、主にTwitter・Instagramを拠点として、情報発信及びフォロワーの数を増やすことに尽力しました。

2-7. 春休みから新年度まで

春休みに入ると、春から埼玉大学生になる新入生たちがTwitterに現れ始めます。そこで、ゆびつむぎの認知度を引き上げる方策の一環として、「春から埼大ボランティア」係を臨時で新設し、Twitterを開いては新入生をフォローしていく作業を行いました。その結果、3月6日時点ではTwitterのフォロワー数が124名だったのが、3月31日には423名になるなど、着実に成果が見られました。

春休みの活動に関しては、感染者数の増加や帰省しているメンバーがいることを顧みて、全面遠隔での実施としました。どうやら遠隔活動は参加のハードルが低いのか、3月・4月頭には多数の新入生及び在学生が見学をし、4月10日までに新たに11名が入会を果たしました。

2-8. 新歓活動

2022年3月の活動で想像以上に見学者が多かったこと、またゆびつむぎに対する興味を持っている新入生・在学生が多数いたことから、急遽4月13日に新歓活動を行うことになりました。当初は来る人もそこまでいないだろうと、定員を20名として会場を抑えていたのですが、いざ蓋を開けてみると参加希望者が40名を越えており、代表・副代表で戦々恐々としていたのを思い出します。

こうして企画や教示内容など、たくさんの準備を積み重ねて迎えた第1回新歓活動では、対面47名、遠隔3名の累計50名が参加する、非常に大規模な会となりました。

第1回新歓活動の実施時点では、追加で新歓活動を行う予定はありませんでした。しかし、第1回参加者から好評の声をいただいたり、Twitter上で「ゆびつむぎの新歓行きたかった～」という声が散見されたため、4月20日及び4月27日にもそれぞれ新歓活動を実施し、2022年4月30日時点での構成員数は78名となりました。

2-9. 構成員100名突破

4月13日、4月20日、4月27日と3回にわたって新歓活動を実施した後は、随時見学者を受け入れながら、授業実施期間に関しては対面で、休業期間に関しては遠隔で活動を行いました。新歓活動の時期を過ぎてはいるものの、ご見学者や入会者が非常に多く、5月には11名が、6月には7名が、そして7月には4名が入会しています。

そして2022年8月13日、ついにゆびつむぎは100名の構成員を抱える団体となりました。設立当初は「20人ぐらいいればいいな」と、また新歓期には「40人になったら嬉しいな」「もしかしてがんばったら50人行くかも！？」なんて話していましたが、いつの間にか1つ桁をすっ飛ばし、大台の3桁に突入することとなったのです。

構成員数が100名を超えるようになってからは、いよいよ「こぢんまり活動している」と名乗る訳にはいかなくなりました（2022年11月11日現在、108名が所属しています）。というのも、設立から1年も経過しておらず、大学から公認された団体でもなかったため、あくまで小規模団体として活動してきており、実感としても規模が大きくなっている自覚がなかったのです。しかし、代表として組織を運営する上で、いっそうの責任と緊張を感じるようになりました。

2-10. 外部団体様との交流

他にも団体の規模が引き上がっていると感じた理由として、外部団体様からお声掛けいただくことが増えたということが挙げられます。現在も様々な団体様と話し合いをしている最中ではございますが、2022年9月24日には、埼玉県手話通訳問題研究会埼通研N-Action及び一般社団法人埼玉県聴覚障害者協会青年部と合同で、共催イベント「じょいんと！」を実施いたしました。設立したてのゆびつむぎにとっては、初めての外部との交流の機会となり、大変貴重な時間を過ごすことができました。「じょいんと！」の企画・開催を通して、N-Action様、埼聴協青年部様と今後も末永いお付き合いになることを心より願っております。

ゆびつむぎ × N-Action × 埼聴協青年部共催イベント「じょいんと！」の様子（2022年9月24日）

2-11. 団体の公認化

そして新歓活動の企画立てとほぼ同時期に、ゆびつむぎを大学公認の団体にする計画についても、代表・副代表を中心に動き出していました。新年度が始まるとすぐに課外活動団体設立書を提出し、あとは受理されるのを待つのみとなりました。

課外活動団体設立書の提出からは長い長い月日が流れ、いよいよ9月も終わろうという頃、ついに2022年9月30日、埼玉大学の登録課外活動団体として認定されることとなりました。

3. あとがき

私にとって組織を設立し運営するというのは、生まれてはじめてのことでした。高校生にしてNPOを立ち上げている人や、大学生で起業している人を見ては、ただただ「すごいなぁ」と思うばかりの生活でしたが、埼玉大学手話サークル、そして埼玉大学手話サークルゆびつむぎの設立・運営を経験してからは、その価値観が大きく変わってきていることに気づきました。

もちろんのことながら、ゆびつむぎをNPOや会社と同じ括りでまとめることはできません。私たちはただ言語として手話を学んでいるだけであって、何か社会貢献をしているわけではありません。それでも、NPOや会社と同じ「組織」として、100名を超える大人数をまとめ上げ、それぞれにとって居心地の良い居場所を作るということは、実現に大変な労力を要すると思いますし、実際の機会自体もなかなか人生の中で得られるものではないと思います。

そんな中でゆびつむぎを作るきっかけと出会い、ゆびつむぎを作るメンバーと出会い、そして埼玉大学手話サークルゆびつむぎという組織を立ち上げることができたことが、本当に幸せなことであると日々実感しています。ゆびつむぎの一人一人と関わり、一人一人のことをよく知り、一人一人とよく考え、一人一人と寄り添う。そんな素敵なことができる場所こそが、私たち埼玉大学手話サークルゆびつむぎであると、心の底から感じています。

最後に改めまして、副代表として1年間支え続けてくれたあやかさん、そして半年間支え続けてくれたあいちゃん、また普段からSNSでの発信を支えてくれている広報班のみんな、そしてゆびつむぎに入会し、たまにでも顔を見せてくれるたくさんのメンバーたち、ほんっとうにありがとうございました！！！今日こうしてみんなで1周年を迎えられることを、心から喜んでいます。私が代表としてゆびつむぎに関わっていけるのはあと僅かですが、その僅かな期間で、もっともっと素敵な場所にしていきたいと思います。今後とも変わらぬ愛とモチベーションで、ゆびつむぎに関わってくれることを、心から祈っております。

埼玉大学手話サークルゆびつむぎ
創設者・第2期代表　げんぶ

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