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有識者は育てるもの、それとも見つけるもの?

システム開発案件で問題となる事案の一つが有識者の不足
システムの更改案件では、システムの開発(導入)の経緯や、その後の改修プロセスが分からなくなっている
そもそもシステムが行なっている業務に係る知識がある人が居ない
システム動作の基盤となるインフラに係る知識のある人が居ない
などなど、有識者と言われる人が居ないためにプロジェクトが破綻したり、システムの品質が向上しないといったことがありがちです

会社の中長期の計画、経営方針でも有識者の育成、後継者の育成があげられることが多いのですが有識者って育てられますか?
どんな人が、どのようにして育てるのでしょうか?
以前は、私も有識者の育成は大切だよな
計画的にやる必要があるなと思っていたのですが、最近少し考え方が変わってきました
「有識者って育てるものではなく、見つけるもの」ではないかと

社内を見まわした時に、有識者と言われる人
仕事するする中でお付き合いをさせてもらった外部ベンダの中の優秀な人材
これらの人を見たとき、誰かが育てた、育てられたと思われる人って居ないのです
簡単にいうと、「育てられた」のではなく、「勝手に育った」という感じなのです

少なくとも社内の有機者は、日頃から接する機会が多いので入社以来の職歴や、仕事の内容もわかることが多いのですが、育てた人(指導者)と思われる人が見つからない
特別な育成プロセスがあった訳でもない
まさに「勝手に育った」感が強いのです

もちろん、社員に対する指導、育成が不要、無駄とは思いませんが(寧ろ、とても重要)、こと有識者については「育てる」ではなく「見つける」の視点が必要かも知れません

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