【JAブランド米偽装】JAは本当に農家の味方なのか?
「10粒の検体のうち6粒が中国産」”疑惑の米”を大量購入して産地偽装を突き止めた“農業記者”の調査報道(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
上記の記事は、「文藝春秋」2023年4月号の一部を転載したものらしいですが、時間が無い方向けに要約すると下記の通りとなります。
まず、JAとはどんな組織なのか?
元々は、利潤の追求ではない共同組合であったようです。
では、なぜこのような事件が起こってしまったのか?
利潤の追求ではないJAという組織が、なぜ産地偽装をしてまで利益を追求したのですか?
産地偽装の被害者は誰ですか?
生産者も消費者もたまったものではありませんね・・・
JAは地域ごとによってかなり形態が異なるようで、農家の方々と真摯に向き合って仕事をしている組織もある一方、一部の悪質なJA組織もあるようなので、一括りにして”JAを悪者扱い”してしまうのはよろしくないでしょう。
とはいえ、被害を受ける生産者や、特に消費者側から内部は覗けないので、どこの地域のJAが良いのか悪いか判別はつきません。
このような悪質極まりない事件が起きているのは事実であり、ワタクシ個人としても米食中心の食生活ということもあって、産地偽装された米を食べたいと思いません。
産地偽装された商品を回避する一番確実な方法としては、自分の手で生産する事ですが、家庭菜園では難しく現実的ではないですよね。
恐らく、近隣の生産者から直接購入するのが確実性が一番高いと思いますが、住環境によってはなかなか難しい場合も多いかと思います。
地域によって、米専門店の”米穀店”や、24時間営業の”米の自動販売機”があったりします。
”米穀店”では、店員やマイスターから直接アドバイスを受けて購入できるし、万が一産地偽装することがあれば即営業中止になるので確実性は比較的高いといえるでしょう。
郊外でちょくちょく見かける”米の自動販売機”も、JAを介していない米も多いので、もし気になれば問い合わせてみたらよいでしょう。
また、最近ではペットボトルに入った米もあるみたいです。
スーパーでの小売販売で購入する場合は、とりあえず”JA”や”全農”の表記が無いものを選ぶようにすればJAの産地偽装はリスク回避できますが、JA以外の民間企業が産地偽装をしていないとは限らないので不確実性は残ります。
あとは、最近では当たり前になりつつあるネット通販での購入ですかね。
通販サイトを利用すると、大抵の場合は他の商品でも使える共通のポイント特典が付与されるので利用する方も多いと思いますが、生産者独自のサイトで直販しているのであれば直接購入するのも良いかと思います。
というか、生産者独自のサイトが無い場合は避けた方が良いかもしれません。
悪質な卸問屋が楽〇やア〇ゾンを利用して、適当にブレンドし、ブランドや産地を偽装して販売している可能性があるからです。
ネット通販では、”卸店”ではなく、”農家”を名乗っているところで購入した方が良いです。
また、ブランドに固執する必要性はないと思います。
”魚沼産”や”新潟県産”以外でもおいしいお米はいくらでもありますので、自分の口に合ったものを探してみてはいかがでしょうか。
特にワタクシがよく購入しているのは”朝日”という品種のジャポニカ米で、あっさりしていてとてもおいしいです。
山形県で有名な”はえぬき”や、東北地方でおなじみの”ひとめぼれ”なんかもコスパ高くておいしいです。
最近では品種改良技術も発展し、新品種も続々と出てきているので、いろいろと試してみたいですね。
消費者はもちろん、生産者にも被害が甚大な産地偽装は悪質な犯罪だと思ったので取り上げてみました。
実際に米を見ても食べても気付きにくく、DNA鑑定をしなければ判別し辛いので、本当に悪質だと思います。
完全に回避するには自己防衛をするしかないので、是非とも信頼のおけるお店や生産者を探し当てましょう。
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