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【GASでIoT】今日は傘が要るのかを表示する「お天気インジゲータ」作ってみよう(その1)

WEB上の情報を確認する場合、スマートフォンから調べる方も多いと思います。その場合、単純な情報を見るだけのために、わざわざスマートフォンの画面を出してサイトにアクセスするという行為を面倒だと感じた事はないでしょうか? いつも見るシンプルな情報は、できれば決まったところに物理的に表示させておけると、ひと目見るだけで済んで便利です! こうしたシンプルな情報をディスプレイするデバイスの例として、お出かけ前に傘の要否を確認できる「お天気インジゲータ」をご紹介します。

定番の単純な情報は、物理的に表示させた方が便利! 傘の要否を「赤」「黄」「緑」で示す「お天気インジゲータ」を、GASとラズベリーパイで作ってみよう!

今日では、さまざまな情報がWEB上に流れていて、生活がとても便利になりました。そんな便利情報の一つに天気情報があります。

毎日出かける前に天気を確認して、傘が必要かをチェックする方も多いのではないでしょうか。

そんな場合、その情報をスマートフォンやパソコンで検索する場合も多いとは思います。しかし、雨が降りそうかどうかという単純な情報なら、わざわざスマートフォンの画面を出すというひと手間を掛けるよりも、もっと簡単に、専用のディスプレイに物理的に表示させた方が便利な事が多いものです。

時間を知るのに時計を見るように、天気予報に雨が含まれているかどうかを知るのに、物理的なディスプレイをひと目見るだけで済む方が便利ではないでしょうか?

そこで、WEB上から天気情報を取ってきて、それを「赤」「黄」「緑」のLEDで表示させる簡単なデバイスを、GAS(GoogleAppsscript)とラズベリーパイで作ってみましょう! 称して「お天気インジゲータ」です。

その機能は簡単で、参照した天気予報に「雨や雪」が含まれていれば赤、そうでない場合、「曇り」があれば黄、それ以外なら緑のLEDが点灯する、というものです。

「お天気インジゲータ」の機能をご紹介!

「お天気インジゲータ」の機能はとても単純です。指定の天気予報をベースにして、光っているLEDが「赤」なら傘が必要そう、「緑」なら要らなさそう、「黄」ならその中間、である事を示すというものです。

例えば、以下の状態は「雨や雪」がないが、「曇り」が含まれる予報である事を示しています。

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雨か雪を含んでいればこんな感じで赤が光ります。

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雨、雪、曇りが無い予報であれば緑が点灯します。

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傘の要否の参考にする程度であれば、これが有れば便利ではないでしょうか?

WEB上の参照情報はGASを使ってスプレッドシートに読み出している

では、上記のベースにしている天気予報情報がどこにあるかといいますと、Googleスプレッドシート上にあります。

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詳細は後の記事でご紹介しますが、上記のシートに、天気予報情報をWEB上から取得し、そこに含まれる情報を元に、LEDの色を決める判定値を出しています。

このシートにある判定値は、GASによってラズベリーパイに伝えます。

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アクセスすると、レスポンスとして上記のシート上の値を返すGASを作っておきます。そして、ラズベリーパイからGASにアクセスさせる事で、判定値を取得し、その値に応じた色のLEDを光らせるようにしています。

5V電源に繋ぐだけでお手軽に自動起動! 作り方のご紹介は次回の記事で

今回の簡単な装置は、以前の記事で用意した部品があれば、特に買い足すものはありません。

また、一旦開発が終わったあとでは、つなぐケーブル類は5V電源だけしか要りません。電源ケーブルにつなぐと自動的に起動し、所定のインターバルで更新しますので、ユーザの操作は何も要りません。(パソコンやLANなどとの接続も不要で、WEBへのアクセスはWiFiで行っています)

お手軽に使えます!

以降の記事でその作り方をご説明します。

211113_記事末


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