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「経験」のつくりかた

大学生活、(将来のキャリアと全く関係のない)バイトに明け暮れながら、成績はともかく単位だけあったらいいわ・・・となんとなく?日々をすごして、気が付けば3年生で就活はじまってるわ!とならないように。この状態になると、就活は、性別、大学名、体育会系か否か、のみで決まってしまいます。だってそれ以外の判断要素、そして「経験」もないので、選ぶ企業側も、学生を選ぶときの材料がその属性以外にない、となってしまいますので。

いわゆる意識高い系となってくれ、といっているのではなく、「自分のすきなことをちゃんと試行錯誤で大学1年生の時から中途半端な気分でもいいので追い求めていってください」ということです。

君たちが大学に入学、そして卒業する時期というのはますます、1・2年の段階で、プロフェッショナルな「経験」をどこまで積めるのか、というところが大事になってきます。いわゆる「説明会」インターンシップも、3年生の4月くらいから、つまり2年生の終わりから応募が始まるところがあります。3年生の終わりくらいに…という世界ではすでにありません。3年生の秋(つまり2年生の最後の3月あたりから用意をはじめて)のインターンシップに参加している学生はすでに9割近くとなっています。

が、私はここで君たちに、だから焦ってくれ、といっているのではなく、大学入学後、ちゃんとすぐに自分の、その時そのときのワクワクに基づいてキャンパス外で、経験を追い求めていって下さい、ということです。これ、断然に(大学とかのつまらない授業よりも)おもろい。

となると「経験」の取りに行きかたは?となりますね。考えてほしい図は、業界、職種を横軸(X軸)において、そして国際、全国、県、地方…のようにスケールの大小を縦軸(Y軸)としておいた図です。

とある業種(横軸)の、ローカルレベル(縦軸)(たとえば家の近く、大学の近く)で業務を行っている家族経営の会社とか、NPOとか、NGOとかをみつけて、そこにダメ元でお話を聞きに行って、そこにいる人が面白そう、と直感で感じたら、無償でもいいので「経験」を(ボランティアという形で)積み始めるように挑戦、してみてください。例えば世界の食糧問題に興味がある、というのであれば、その問題に取り組んでいる地元の、もしくは近くの都市にあるNPO・NGOとかに連絡をとるとかして(大学の授業の一環でインタビューをしないといけなくて…とかなんとかストーリー作ったりして)話を聞きにいく。商社的な、貿易とかに興味があれば地元の家族経営のなんとか商事、で事務手伝いとかお手伝いをする。

もちろんその家族経営の商社や、ボランティアで事務手伝いをしたNPOが君が生涯かけてしたいこと、ではないかもしれません。でも一つのプロフェッショナルな世界の「経験」を得ることで、そこでの君の(その君の経験に対する)「感想」は個人の経験をベースにしているものとなり、これは誰にも否定ができない、素晴らしく強い証拠、エビデンス、となります。世界の誰にも否定できない、自分の経験に対する自分の感想です。これは素晴らしい君の財産、となります。

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