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なぜ、”現状把握”が大事なのか(1-1)

 こんにちは。松本充平です。

 この記事は、「自分の能力・パフォーマンスを最大限発揮し、自分の人生に1分でも多く自由な時間をつくる」というテーマで、会社または個人事業の経営者へ向けて、発信していきます。(参照:自己紹介

 あなたは、「色々やりたいことはあるが、手を付ける時間がない。」「進めるべき手順もいまいちわからない。」といった状況でしょうか。

 この記事では、「自分の能力・パフォーマンスを最大限発揮し、自分の人生に1分でも多く自由な時間をつくる」ため、事業経営に必要な知識と手順を公開していきます。全12stepの各stepそれぞれをさらに刻んで、1つ1つ発信していきます。stepの1つ目は、

step1 自社の収益構造の現状把握


このstep1の内容を読んで実践して頂いた方には、以下の二つのゴールへ到達してもらうことを目的としています。
【ゴール】
・自社の現状の収益構造(損益構造)を明らかにする
・収益構造(損益構造)をシンプルに、ビジュアルで把握することができる

このゴールへ到達するために、step1をさらに刻んで4つのstepを踏んでいきます。

1-1 収益構造を現状把握することは、なぜ必要か
1-2 収益構造とは、6つの会計要素から成る
1-3 会計、税務にない要素「数量Q」の重要性
1-4 各要素の拾い出し・MQ会計表の作成

この記事は、step1-1 収益構造を現状把握することは、なぜ必要か


そもそも、
1-1 収益構造を現状把握することは、なぜ必要か。それは、以下の三つの理由からです。

1)自分の現在地がわからないのに目的地へ行けるか?

2)目標達成のプロセス = 現状と目標のギャップを埋める作業

3)戦略を立てるため(これから何をすべきか)

この3つの点から必要です。まず、1つ目。

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1)自分の現在地がわからないのに目的地へ行けるか?(GPSが誤っていたら?地図を読むときも現在地は必須)

 そもそも、あなたは、これから事業を今よりさらに良い状態、理想の状態にしたいという目標があるはずです。
 例えば、
登山するときに、どの山に登るか。
これが目標設定。
地図を見て、目的地に向かう。自分が今どこにいるのかわかって初めて、向かう方向がわかる。
地図上で現在地が分からなければ、向かう方向さえ定まらない。
現在地を特定するGPSが正確に働かなければ、カーナビも機能しない。

 つまり、目標に向かうために現在地の把握は必須。事業経営で言えば、目標を立てるにあたって、今の自社に不足しているものに目を向けることになります。
経営の上では、
・現在地の把握 = 収益構造の現状把握

だから、収益構造の現状把握が必要なのです。

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2)目標達成のプロセス = 現状と目標のギャップを埋める作業

2つめです。
 目標とは、「自分が今持っていないが、自分が得たい結果」のことです。
そして、目標を決めるとき、前提として自分に今ないものを認識していることになります。
 言い換えれば、今の自分を知らなければ、目標など持ちようがありません。自分が目標に近づいていくとき、自分が少しずつ変化したり、足りないものを得たりしていきます。
 登山で言えば、山頂に向かって、あと○○キロ、あと◇◇キロ、と少しずつ距離が縮んでいく過程です。
 つまり、目標達成のプロセスとは、
今の自分と、思い描く理想の自分(目標)とのギャップを埋めていく作業と言えるのです。


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3)戦略を立てるため

 そして、現状把握の必要性、3つ目の理由。

 目標を持ってそれを達成したかったら、目標に到達するために、今の現状とのギャップを埋めていくことになります。そのギャップを埋める作業とは、「必要なことをやる」ということ。
「必要なこと」とは、ギャップを埋めるためにやることですが、効果的で効率的なほうが、同じ労力と時間をかけても達成する早さと確率が上がります。
 この、ギャップを埋めていくために、
効果的で効率的なやることを洗い出す = 戦略を立てる
ということです。
「効果的で効率的なやることを洗い出す」上では、目標と現状のギャップを知る必要があり、そのためには、目標を決め、現状把握をすることが前提になります。
 このように、現状把握は、目標を達成していくうえで、効果的で効率的な達成をしていく、つまり、戦略を立てるためにも欠かせないことになります。

 例で言うと、
山を決めたら、その山に登るために必要な装備品を整える。自分の体力や、自分の技術次第で、必要な装備品も変わってくる。
山を攻略するための戦略を立てる。今の自分の状態を知ることが大事(=現状把握)

 経営の上では、
収益構造の現状把握をすることになります。

step1-1はここまでです。


次のstep1-2は、

「収益構造(損益構造)とは、6つの会計要素から成る」

 数字の話ですが、絵で見ればシンプルでカンタンです。経営の上では、大局観が大切。とっかかりは、大まかに。ざっくりで。細かいことは専門家に任せて、経営に専念できたら気が楽ですね。

 次回も、「自分の能力・パフォーマンスを最大限発揮し、自分の人生に1分でも多く自由な時間をつくる」というテーマで、会社または個人事業の経営者へ向けて、発信していきます。(参照:自己紹介

ではまた、次回の記事で。

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