見出し画像

読書で未来を切り拓く(致知2023年7月号)

『人生を豊かにする一生モノの読書術』より

京都大学の人気NO.1教授として長年教鞭を執った火山学者の鎌田浩毅氏。専門は地球科学でありながら、氏の著作は勉強術や読書術まで幅広いテーマで執筆されている。その博学多才さはいかにして磨かれたのか。氏の読書遍歴を辿りながら、人生を豊かにするヒントを探る。

https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2023/202307_kamata/


本号の記事では、各界の著名人がそれぞれ己の人生に多大な影響を与えた名著を紹介すると共に、読書をすることが如何に大切かを説かれている。

どれもこれも首を縦に振るしかないほどに納得できるものであったが、中でも京都大学名誉教授 鎌田浩毅かまたひろき氏の語る『一生モノの読書術』では、読書に対する意識を変えさせてくれる言葉に出会うことができたので、紹介しよう。

「本を読んでも九割がたは忘れていきます。では残った一割は何かと言えば、読んだ内容で自分が変わったことなのです。変わらなかったものは、忘れてもいい知識。たった一行でも、わずか一言でも何か自分が変わってしまうものに出会えたら、それだけで十分」

「出逢う時には必ず出逢い、出逢った後は十倍の力で将来を切り拓くことができるようになる。それが人生というものなのです」

致知2023年7月号P27


実のところ、私もこれまでに多くの本を読んだが、そのほとんどを忘れてしまっている。

そんな自身の記憶力の弱さに辟易へきえきしていたが

それでも良いのだ

読んだ内容を覚えることよりも

読書によって自分を変えることこそが大切なことなんだ

と鎌田氏は教えてくれたのだ。



これほどまでに勇気を貰える言葉に触れたのはいつぶりだろうか。

本記事に出逢えたことこそが、私にとって『十倍の力で未来を切り拓くことができる』ようになった瞬間であったに違いない。


さあ、今日は本屋に寄って帰るとするか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?