女性棋士がいない理由~フェミニストにとっての不都合な真実

この答え(のヒント)は文中にある。

Simon Baron-Cohenによると、systemizing(システム化)は男>女、
empathizing(共感)では女>男になっている。将棋はシステム化能力を競うものであり、分布の端では人数比が極端に拡大するので、棋士が男だらけになるのは自然なことである。

システム化能力は「対象への極端な熱中≒オタク気質」とも関係する。重要なのが対象の違いで、例えばガンダムオタクの場合、男はメカや戦略・戦術にも関心を示すが、女は登場人物に関心が集中する傾向がある(女オタクの原動力はシステム化ではなく共感ということ)。このような男女差がこれら👇とつながっている。

子どもの頃に将棋にハマる割合が男の子の方が高いと感じたためだ。
平均的に見ると戦いごっこが好きなのは男の子の方が多いと感じる。

男女には生理の有無という根本的な肉体の違いがあるのだから、脳にも違いがあって当たり前である(脳も肉体の一部)。

将棋は頭を使う競技なので真っ先に男女の脳の違いに考えが及ぶ。しかしより顕著に差を見出すのであれば生理の有無、男性と女性の差の根本の方が大きいのではないかと思う。

チェスのグランドマスターも生得的な男女差を挙げている。

Her comments follow a controversial claim by English Grandmaster Nigel Short that men and women should just accept they are “hard-wired very differently”.

しかしこのことは、ジェンダーギャップ解消を叫ぶフェミニストにとっては都合が悪い。政治家や経営者、科学者、メジャー科の医師など気力・集中力が必要な職業でも女が少ないことは自然なので、結果の格差解消は必要ないことになってしまうからである(20代中盤~30代中盤に生じた差はその後も残る)。

病院の研修医募集ホームページでも、「女医活用モデルケース」として紹介されるのは、俗に「ゆるふわ女医」と呼ばれる「男性医師と結婚して時短で働くママ女医」がお約束で、「週3回当直」などで支援するまどか先生のような独身女医はスルーされます。

政治・経済分野でジェンダーギャップ指数が上位の国とは、empowerされていない(潜在能力を発揮できていない)男が多い国とも言えるのである。

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