明石市民の信者化

4月23日の明石市議会議員選挙と市長選挙は、9日の県議会議員選挙に続き、泉市長とマスメディア、ネットメディア、インフルエンサーによる虚偽宣伝・誇大宣伝の効果とB層信者の数の力が見せつけられる結果となった。

市議会議員選挙では、泉市長が推す「明石市民の会」の5候補の得票率が計31.8%で全員当選した。

明石市
当選者(30人)のみ
橙色が「明石市民の会」の候補者

前回と比較すると、得票数の多さの凄まじさがよくわかる。

明石市
当選者(30人)のみ

投票率は今回が48.80%、前回が36.99%で、前回は投票しなかった泉信者が多数投票したと推測される(有効投票数は+28604票)。

市長選挙は前回の市議選の1位の林健太と3位の丸谷聡子の事実上の一騎打ちとなったが、泉市長が推す丸谷が圧勝した。

明石市

2019年の暴言発覚→辞職が逆に信者を結束させ、勢いをつけるきっかけとなったと言える。マスメディア、ネットメディア、インフルエンサーによる「悪いのは7年間も仕事をサボった市職員」「泉市長は口は悪いが根は優しい人」「子ども施策がまちの好循環を生んだ」などのキャンペーンにも、B層を誘導する絶大な効果があった。

暴言の背景については👇を参照(市議に返り咲いた中西氏は浪人中も地道に活動していた人)。

これ👇は泉市長にも当てはまる。

安倍さんは魅力的な政治家でしたが、政治的には非常に巧妙なところがあり、各所に敵をつくり、彼らへの怒りを自らの政治のエネルギーに変えて行きました。極端な"排除の論理"で政権を運営していたと言えます。

齋藤次郎「『安倍晋三回顧録』に反論する」
『文藝春秋』2023年5月号 p/112

「市民の味方」として「敵」と戦う-。そんな構図をつくる手法は人々の関心を引き付けた。

泉氏の物言いなどに「恐怖を感じる」という声が職員から漏れ、副市長2人ら幹部職員が任期終了や定年を待たず市役所を去った。

泉氏は、自身の政治手法について「『この結論が正しいので皆ウンと言えばいい』との気持ちがぶっちゃけある」と吐露。

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