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明石市長を「制御不能」にしたマスコミ報道

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明石市の泉市長が増長したのは、市職員への暴言をマスコミやインフルエンサーが「市民を思うが故の発言」と受け取れるように報じたことが大きい。「口は悪いが市民思いの熱血漢」「強引は有能の表れ」のようなイメージが世間に広く定着したために、数字や事実関係に基づく客観的評価が行われなくなり、熱い正義の人・泉市長の一方的な言い分が事実として報じられるようになった。

山本一郎は「明石市役所の担当者が7年近く放置してきたので、市長がブチ切れている」と書いていたが、実際は、道路行政や用地取得の手続きに無知な泉市長が勘違いして担当幹部を罵倒していただけで、政治家に必要な「相手の事情を考える」資質の欠如の表れだった(⇔人の話を聞かない/思い込みが激しい/自分の思い通りにならないと直ぐに激怒する)。

「単なる感情の爆発といいますか、大きな声を出してですね、職員を畏縮させようとする意図は、それは私の想像ですけれどもあるんじゃないかと思います。アンガーマネジメントをしておられたみたいですけれども、その効果というのは感じられないですね」

No.45以降のやり取りを参照👇。備品破壊も認めている。

この国道2号明石駅前交差点改良事業を泉市長の功績と思い違いしている人もいるようだが、主体は国(近畿地方整備局)で、明石市は用地取得事務を受託していた。事業も泉市長の就任(2011年5月)の前から始まっていた。

https://www.city.akashi.lg.jp/gikai/torikumi/hatsugen/shiryou/documents/kenki06.pdf

暴言が成功体験になったことに加えて、近年では子ども施策の経済波及効果についてマスコミが泉市長の言い分を鵜呑みにした好意的な報道(宣伝協力)を続けたために、子供に優しい聖人扱いで無敵状態になった市長の暴走を誰も止めらなくなり、制御不能になってしまったわけである。

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