中野本の「貨幣とは、何か」を検証
中野剛志の信者ビジネス本の問題点を検証する2回目。1回目はこちら。
貨幣とは、何か。これについては大きく分けて二つの説があります。 一つは、貨幣が物々交換によって発展したという「商品貨幣論」です。しかし、この「商品貨幣論」は間違いであるということが、歴史学や社会学あるいは人類学の研究によって判明しています。
もう一つの貨幣の考え方は、「信用貨幣論」というものです。「信用貨幣論」とは、貨幣を「商品」ではなく、「負債の一種」と考える説で、結論から言えば、「信用貨幣論」が正しい