マガジンのカバー画像

社会

664
主要国・地域の出生率一覧はこちらから
運営しているクリエイター

2019年9月の記事一覧

義父は実父よりも児童虐待する

義父による子殺しが発生したが、 このような主張を見掛けたので検証する。 札幌市児童相談所の資料から、「父」と「母」の児童虐待認定件数の構成比を示す。「父」の認定件数は実父とそれ以外がほぼ85:15である。 34000×0.25%=85 10000×0.15%=15 なので、虐待率0.25%と0.15%が正しいとすると、札幌市の児童の「父」の10/44≒23%が実夫以外ということになる。スウェーデンでも0~17歳の子供と暮らす「父」の90%以上は生物学上の実父なので、こ

韓国の超少子化の主因はフェミニズム汚染

韓国の6月の出生数は43か月連続で前年同月比マイナス、1~6月の累計は前年同期比-7.7%と少子化が深刻化している。 ベビーブームの半世紀前の約3割に減っている。 2018年の合計出生率は0.98に低下している。ソウルはわずか0.76である。 日本と比べても低下が際立っている。 30歳未満の出生率低下が続く一方で、30歳以上の上昇が頭打ちになっているのは、出産年齢が高齢化する晩産化に加えて、生涯無子の女が増えているためである。 女の初婚年齢の平均は30歳を超え、第一

「妊婦が安心できない社会」はフェミニストの理想の社会

読売新聞が働く妊婦の苦境を取り上げているが、このような女を増やしたのがフェミニズムの輝かしい成果である。 「女の社会進出」が女にとってもカタストロフィになったメカニズムは、こちらの1:21:45~1:24:15で解説されている。 女が労働市場に参入する→労働力の需給が崩れて賃下げ圧力が強まる→実質賃金が上がらなくなる→片働きでは家族の生活が成り立たなくなる→共働きしなければならなくなる、という単純なもので、多くの女が"could work"から"have to work"