鼻からのセクシャルなひらめき

皮膚に続いて鼻から取り入れるものの話を。
鼻から取り入れる代表的なものと言えば、呼吸のための空気である。空気と一口に言っても都会に住んでいれば、外気に含まれるダストや室内のホコリ、たまに花粉など色々な物質が含まれている。それらのほとんどは鼻粘膜でフィルターされるが、車があまり走っていない朝方や深夜、あるいは山間や海辺などに出かけた時の新鮮な空気を吸うと気分が良くなる。酸素がたくさん含まれているだけでなく、空気そのものの質が良いからだと感じる。

呼吸は生命維持活動に必須のもので、数分しないだけで命が絶えてしまう。それゆえか、呼吸と健康に関する書物は多い。呼吸はほぼ無意識に行われるが、意識的にコントロールすることも可能で、肺全体に空気を巡らせるような身体の使い方をしたり、数秒の息を止めている時間を入れたり、吸うときと吐く時のリズムを変えたりなどの方法が提案されている。

究極の呼吸法

これにどれくらいの効果があるかは試してみないと分からないが、先人が様々な視点で現代に伝承した極意が詰まっているらしい。

気分が良くなる別の呼吸の活用として、香りがある。散歩をして無意識的に呼吸している時に感じる、季節毎の香り。ふっと薫る梅の花や沈丁花の香り。バラや百合の香り。日本酒、ビール、ワイン。それぞれに、生命をリフレッシュさせるような香りがあり、良いワインに出会った時などは、いつまでもその香りを感じていられる。

ほかの芳しい香りと言えば、異性から感じるフェロモン的な香りである。異性を惹きつけるその香りは、男女共に自分にとって好ましい異性かどうか判別する手段として、外見を化粧によっていくらでも変えられるようになった現代では、意味があるように思う。一緒に並んで歩いている時に、隣から芳しい香りがしてくれば、たちまちセクシーな気分がもたらされる。
この香りであるが、人工的な香りの場合だと強すぎてかえって気分を削がれる場合もある。ほんのり、その人が生きている証になるような本来の良い香りを感じると、その人の生き様が見られるような気がして、気持ちも昂るものである。その香りは、食べるものによっても変わってくるし、肌のメンテナンスによっても変わってくるものだと思う。*15

セクシーコメント21
”今日の香り素敵だね♡誘ってる？”

#セクシャルなひらめきで潤いのある生活を