見出し画像

PMの評価🔥 - 中級プロダクトマネージャーの憩い こっこクラブ🐔 活動報告 #9

Slackコミュニティ「プロダクト筋トレ」では、日々のプロダクトづくりにもっとワクワクするために様々な活動をおこなっています。

https://www.productkintore.org/

本日はその中で、中級プロダクトマネージャーが集まってテーマについて議論する「こっこクラブ」の活動についてお伝えします。
※ 初心者プロダクトマネージャーのための「ぴよぴよのみずたまり」というチームもあります

本日のテーマ: PMの評価🔥

評価の前に、目標設定

どの環境でも完璧な振る舞いはない柔軟な役割であるため、いきなり評価をするのではなく求められる期待値のすり合わせ、即ち目標設定を合意するフローが無いと評価が良くても悪くても、納得感のない評価になってしまいます。

目標設定の前に、ラダー

そして、目標設定の根拠になるのは人事評価のラダーです。そのラダーがなければ今後自分がどう成長していけばよいのかわからず、自分で前向きな目標を設定することができません。
アソシエイトPMはずっと自分の担当領域だけを磨き、シニアとアソシエイトの間に非連続的な壁を生んでしまいます。

PMの評価の基本は意思決定するスコープの大きさ(機能、プロダクト、マーケット)や時間軸の長さ

PMの人事評価をするときにアソシエイトとシニアは同じ軸で評価するべきではなく、それぞれ別の軸を用意したほうがよい、という意見がありました。そしてその評価軸は、意思決定するスコープの大きさや時間軸の長さが異なり、PMとしての担当範囲が徐々に広がっていくように人事制度をデザインするのが王道のようです。

しかし、大きな風呂敷を広げられたら、良いPMなのか🔥?

一方で、プロダクトの数年後の大きな絵を描くスキルがあれば良いPMというわけではないのでは?という疑問もありました。ビッグピクチャーを描くスキルと日々の仮説検証スキルは全く異なり、ビッグピクチャーを描くPMだけが高給というのは納得感がありません。
いわゆる管理職キャリアとICキャリア(Individual Contributor)のような考え方や、TechPM/BizPMのような考え方もあるため、各社プロダクトマネージャーの解像度が上がるにつれて評価制度も様々になっていくのでは、という話をしました。

評価制度は現状とすり合わせながら運用

共有いただいた話で素敵だったのは「評価制度は一度作って終わりではない、それを元に現状とすり合わせながら運用していく」というアジャイルな考え方でした。評価制度がなければ組織のものさしがない状態ですが、まずそのものさしをつくり、それを現場で利用しながらブラッシュアップしていく考え方ができる管理職のスタンスは憧れます。

評価する方も、される方も、たくさん悩んでいる🔥

プロダクトマネージャーとして働くのはとても大変です。チームの反感を買ってでもNOと言わなければいけないこと、全体最適のために嫌われ者を引き受けること、一つ一つの機能よりプロダクト全体を優先する役割であるために衝突がおきること、大きなリスクを取って失敗すること。
すごく頑張っているのに、真っ当に働いているのに、評価されないこともたくさんあります。評価する方も、される方もすごく悩んでいることが共有されました。

個人的に、やはり評価はフィードバックの手段であってはいけないと思いました。日々のフィードバックがあって、そこで期待値のすり合わせが行われ、その結果としてサプライズのない評価があることを評価者としても、被評価者としても気をつけたいです。

こっこクラブは火曜日20時〜🐔

中級(2〜5年目くらい)のプロダクトマネージャーであつまってこういったテーマで議論をしておりますので、ご興味ある方はSlackコミュニティ「プロダクト筋トレ」へお越しください!

https://www.productkintore.org/

次回のテーマは、
・事業計画どうつくってる?
です。

クローズドな場だからこそできる話満載ですので、noteで公開できない回もあるかもしれませんが、ときどきnoteにもご報告を上げようと思います。
次回をご期待いただける方はスキ♥をしてくださると励みになります!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?