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【#StageforCinderella】『総選挙』から何が変わった?

この記事について

この記事では、2022年夏より開催となる『シンデレラガール総選挙』のリニューアル版、『Stage for Cinderella』のレギュレーションを確認し、それについて考察していく。
なお、この記事は開催前の予想であるという点には留意してほしい。

Stage for Cinderella特設サイト
Stage for CinderellaティザーPV


1.全体の流れ

『Stage for Cinderella』(以下 SfC)と『総選挙』の最大の違いは、組分け→予選→プレイオフ→本選という過程を経る点だといえる。

ティザーPVには「1年間をかけて」とあるが、これについては後述する特典を付与する期間も含めれば1年間というのはあながち間違いではなさそうである。

というのも、予選A~D、プレイオフ、本選と6回の投票期間があり

各投票期間が1ヶ月×6=6か月

集計期間が1週間×6=1ヶ月と2週間

次の投票期間までの間隔が1週間×5=1ヶ月と1週間

と考えると、予選Aから本選の開票までにほとんど9ヶ月かかることになるからである。
さらには、本選の特典であるイベントやSSR衣装の制作時間を考えれば、全ての催しを満了するのに1年間かかるという見通しも決して大げさではないだろう。
ただ、それだとさすがに投票する方も運営する方も大変なので、プレイオフあたりが短めに設定されているのではないかと個人的には思う。

今回は予選抽選会が6月23日に予定されており、予選Aグループの投票開始が7月の頭だとすると、第11代シンデレラガールのSSR衣装やイベントが公開されるのは来年の5月頃かもしれない。

2.予選

予選は、ABCDの4グループに分けられ、その中で上位5人が本選に進むことができる。
予選を勝ち抜いた5人には楽曲及びイベントが与えられる。ボイス獲得のチャンスでもある。

シンデレラガールズ190人を4等分すると、47人のグループが3つ、いずれか1グループが48人という振り分けになる。
自身が前もって投票を予定していたアイドル(以下本命アイドル)が1人もいないグループの投票期間は投票に参加しなくてもいいため、実質的な空白期間ともいえる。

なんといっても、従来の『総選挙』と大きく異なるのは、1票につき5名のアイドルを投票するという点だ。
つまり、5人選ばないとそもそも投票できないということである。

つまりこういうこと

仮に本命アイドルを相葉夕美に据えたプロデューサーがいたとすれば、夕美だけに投票することは不可能であり、必ず他の4人の投票先を決めて初めて投票完了となる。

この仕様からは様々なことが言える。
例えば

  • 投票先が5人分決まっていない投票者に、残りの投票先を予約する
    アイドルAに投票予定の投票者に対して「私もAを投票に含めるので、私の応援しているBも投票先に含めてくれないか」と持ち掛ける、いわゆる票交換のより強固な形である。
    『総選挙』における票交換は、投票券を1:1交換していただけで実質的な投票数は同じだった(投票したアカウント数を増やすことはできた)が、こちらは他のアイドルに投票される前に枠を押さえることで確実に数字を増やすことができる。

  • グループを跨いだ票交換
    アイドルCを投票予定の投票者に対して「この予選グループに出ているアイドルCに投票しておくので、次のグループにいるアイドルDに投票してくれないか」と持ち掛ける、上に近いやり方である。
    「予選突破」という目的なら、最終的な総合1位の争いにはとりあえず干渉することはないため、お互いにとって得である。

  • ずっと応援していたが投票券を割く余裕がなかったアイドルに投票する
    個人的にはこれが一番嬉しい。
    『ボイスアイドルオーディション』は、「ボイス狙い」と「1位狙い」のアイドルをどちらも惜しみなく投票できたが、『SfC』は、従来の「シンデレラガールを決める」という体裁を保ちつつ、対象がさらに拡大して手広く応援できる点が優れているといえる。

  • ボイス獲得アイドルが増える(かも?)
    「総合5位内が楽曲獲得」というルールは第2回以降と同じであり、それが4回行われるため、単純に試行回数が多い。
    これまでに『総選挙』でボイスを獲得してきたアイドル全23人うち、総合5位内にランクインしていたアイドルは14人と全体の約6割である。
    第9回、第10回はボイス獲得アイドルが実質的に3人だったが、この仕様変更によってボイス実装は意外と期待できそうである。

  • 今までにないアイドル同士の組み合わせが増える
    『Let's Sail Away!!!』や『Brand new!』、第7回の『ジョイフルデイズ(茄子/光/日菜子)』、そして『恋が咲く季節(肇/比奈/柚/巴/裕美)』などのいわゆる「ボイス同期」と呼ばれるものがあるが、参加アイドルがシャッフルされた予選グループにおいては、もちろんボイス同期以外にも、同じグループ内で予選を勝ち進んで同じ曲を歌った5人としてアイドル同士の新しい組み合わせが見られるかもしれない。

  • 本命以外のアイドルに目を向ける機会が増える
    これまで数人の本命アイドルにしか投票しなかった人も、全ての予選グループに参加すれば、少なくとも合計20人のアイドルに投票することになる。
    もちろん、あらかじめ20人決めておいたとしても、その候補アイドルが同グループに4人以下しかいない場合はさらに投票先を考える必要がある。

頭のいい人は他にも色々な戦術や利点が思いつきそうだが、なんにせよ、1票につき5人という仕様は広く投票させるという点で『総選挙』とは一線を画していると言える。

3.プレイオフ

いわゆる敗者復活戦である。
投票の仕様は『総選挙』と全く同じだが、投票対象が40人と全体の約5分の1になっている。
投票対象は予選の結果が出て初めて分かるため、選挙活動的にはAグループが有利かもしれない。

本戦へ復活できるのは上位1位のみという狭き門だが、これを勝ち抜くだけでもかなりのドラマ性があり楽しみである。
プレイオフ突破の報酬は本選進出だけだが、ボイス未実装アイドルが選ばれる可能性も0ではない。勝ち抜いた暁にはボイス実装してくれてもいいくらいだとは思う。

4.本選

本戦は主に第9回、第10回に近い仕様で、投票は1票につき1人。
上位5名が楽曲入りで見事1位になったアイドルにはシンデレラガールの称号が与えられる。

年々報酬が豪華になっていった『総選挙』だが、さらに豪華になっている。
SSRとしての登場は、これまでモバマスで登場していた[シンデレラガール]のカードに替わるものだと思われる。衣装も『ココカラミライヘ』の時に配布されたプリンセスオブ・テンに通ずるものだと予想できる。
SSRカードであるため、それに伴う特訓コミュや親愛度演出なども楽しみである(恒常ならスカチケ対象になるかも?)

「3Dのアイドルによる配信番組」はかなり興味深い。
アイドルによる番組といえば、既に765の天海春香星井美希がXRで現実世界に出演しているので、それに近いものだと思われる。

まとめ

『シンデレラガール総選挙』から『Stage for Cinderella』への変更点として、特に目立つ点は以下の2つである

  • 全体の開催期間が長い

  • より多くのアイドルに投票する必要がある

開催期間が長いことについては、自身が投票したいアイドルが投票対象になっていなければ参加してもしなくてもいいため、実質的な期間はそれほど変わらない場合もある。
全部の期間参加する人と、一部期間のみ参加する人とで分かれると思われる。

多くのアイドルに投票する必要があることについては、本命アイドル以外にも目を向ける機会になっているところこそが『SfC』の象徴的な要素ではないかと思う。
「シンデレラガールを決める」という大きな目的と、「アイドルに広く関心を持つ」というそれに付随する狙いが形になって現れたものであり、普段あまり関心を持っていないアイドルにも関心を向けさせることも『SfC』が持つ役割の1つなのではないかと考える。

以上が、2022年より始まる『Stage for Cinderella』の開催レギュレーションの確認と考察である。
最初に書いた通り、この記事は開催前の予想なので、実際に蓋を開けてみたらレギュレーションの勘違い、ということがあるかもしれないのでそこは読者の皆様も留意してほしい。

一新された『総選挙』で何が起こるのか、僕自身もこの目でしっかりと確認し、楽しんでいきたい。

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