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プロセス思考

本日は知恵シリーズメインテーマの
プロセス思考 について話させていただきます。

これは、僕がコンサルティングワークを通じて気づいた、効果抜群の知恵であります。

本日は大きく2つ
①プロセス思考とは?
②プロセス思考がもたらすメリットとは?

について、触れさせていただきます。

まず、①プロセス思考とは?  

結論から伝えると、

思いつくままに進めるのではなく、事前にプロセス(工程)を考え、可視化(プロセスチャートをつくり)し、目的達成までの近道を、あみだす方法。

です。

具体的なイメージが湧かないと思うので、ケースを通じて説明します。

例えば、 

目的→美味しいチャーハンをつくるには?

の場合、プロセス思考を使わないケースだと、

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とりあえず、材料をきって、フライパンをいためて、ご飯いためよう、、

あ、しまったな。卵がない、、でも火通してるしな。まあいっか、味付けでカバー。

あ、しまったな。味の素きれてる、、うーむ、

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いかがでしょう?アルアルですよね。これは極端なケースですが、思いつくままに進めると、こういうパターンに陥りがちです。

では、プロセス思考を取り入れた場合どうなるのでしょうか?

ポイントは以下の3つです。

1. すぐに着手せず、必要なプロセスを考える

2. プロセスを全て同じ矢羽の形にして、つなぐ(プロセスチャートのドラフトができる)

3. 全プロセスをながめて適宜修正する(プロセスチャートを修正)

結果、出来上がったアウトプットが以下に示すプロセスチャートになります。これがあなたを目的地に連れていってくれる、頼りになる地図になるのです。

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プロセスチャート

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1)使用する道具の確認
 道具洗ってるかな。包丁、フライパン。
 あ、包丁が少し切れが悪いから、研いでおこう。

2)食材の検証
 具材の確認をしよう。冷蔵庫にあるものはこれと、これ。あ、卵がないから買いに行こう。1)をやっている間に、家族に買いに行ってもらおう、

3)作成プロセスの検証
 1.2とあわせて、火の加減、炒める時間、盛り付け等を調べてみよう。なるほど、強火で、短めの炒め時間の事例が多いな。今日はそれで進めてみよう。

4)計画に基づく実行
 計画に基づいて、つくってみよう。事前確認していたからスムーズだな。

5)振り返り
 つくったものを自分、食べてもらった人に評価をきいてみよう。ふむふむ。ちょっと選択した具に課題がありそうだな。次回つくるときは2)の工程を改善を試みてみよう。
 
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一見、
・考えるのがめんどくさい、
・やりながらすすめればいいじゃん

などの、意見もあるとおもいますが、このやり方を身につけると、どんなお題でも、結果として効率化よく進められることができ、改善効果が得られる魔法のスキルなのです。

今回はチャーハンの事例をあげましたが、

自分が経験した一例をだすと、

「請求書業務を自動化するには?」
「老朽した発電所をデジタル化した場合の発電効果は?」

など、お題は違えど、やり方は全く同じです。

今の時代、知識はGoogle先生が、すぐに教えてくれます。しかし、あなたの目的に100%適するプロセスは教えてくれません。あなたの作るプロセスチャートは唯一のものです。希少価値が非常に高いのです。それを実現させるのが、プロセス思考なのです。

では、プロセス思考を使うことで、
②プロセス思考がもたらすメリットとは? 

ですが以下7点が挙げられます。

 ①工数が著しく低減できること。
 ②どこに問題点があるか事前にに特定できる。
 ③工程(矢羽)粒度を揃える事で、全工程が確認しやすい。
 ④工程が一覧化できているので、ぬけもれ防止効果。
 ⑤シンプルに可視化する事で、他人への確認が容易。
 ⑥一見達成が難しい目的もステップ毎に辿っていくことで設計しやすい。
 ⑦振り返りに簡単に使え、改善が簡単。

項目はちょっとおおいですが、記載のとおり、メリット・効果がたくさんあるのです。

まずは、導入部分の説明とさせていただき、この先、補足していきたいと思います。

では!

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